見出し画像

「カイゼン・ジャーニー」を聞きにDevLoveに来た。

仕事終え、カイゼン・ジャーニー発刊1周年記念イベント「私たちのジャーニー」に参加しに、(株)ヴァル研究所へ。

カイゼン・ジャーニーは、アジャイル開発(短期間で開発の見直しをする考え方、進め方)の手法で、自分たちの仕事のやり方を見直し、チームを立て直す話。
現場にある前提や職場のバイアスでなかなか踏み込めない人たちが、それらを越境しようとしている人たちを支える、拠り所となる本との事。

きっかけ、参加した理由:

そもそもこの本を知り得たのは、JANOG42.5の発表で聞いたLT ”スクラム開発に取り組んでみた” がきっかけでした。
運用改善に興味があったが開発経験はほぼ皆無の為、勉強用に読みたい本リストにいれるも、なかなか本を買わずにし、何ヶ月か経ったある日、
ふらっと職場の本棚をたまたまのぞいたら、カイゼンジャーニーと遭遇。
これは運命だと思い、やっと読み始めました。

実践してみたいと思う手法はいっぱいあるが、情報量がかなり多い。
自分にとっては、少しヘビーな本だった。

下記の資料は当日会場で配られたカイゼンジャーニーカオスマップ。
本の中で紹介されている手法がまとめられているが、見ての通りびっしり。


今回のイベントに参加した理由も、単純にこの情報量が多い本をみんなはどのように感じ、どうやってアクション(職場の改善活動)をしていったのかを単純に知りたいなという気持ちと、あわよくば、アクションを起こした人たちと話をしてみたいなという気持ちで参加した。


当日のイベントの内容とスライド達:

▶︎ ITエンジニアに読んでほしい!技術書大賞のこと
▶︎ カイゼン・ジャーニー新井さんのジャーニー

▶︎ カイゼン・ジャーニー市谷さんのジャーニー

▶︎ 登壇応募者のこれからのジャーニーLT
・「勝手に一人で始めたローカルかんばんから始まったチーム開発」 木目沢康廣さん
・「稼働率100%男が、稼働率100%をやめるジャーニー」 Hiroshi Sano Shiobaraさん
・「ウォーターフォールにどっぷりつかったエンジニアがアウトプットしてみた!!」 たかく しゅういちさん
・「『カイゼン・ジャーニー係』のジャーニー2019春(仮)」 Yasufumi Moritakeさん
・「読者から主人公になる方法 Season1最終回」 はちさん

今回のイベントで刺さった言葉や話はこんな感じ。
・自分たちの居場所を作るのは、自分たち自身。
・取引だけではなく、共創の関係にしていく。
・日本の現場では熱意がある社員が6パーセントしかない?(世界で132位)
・チェンジエージェントは組織の中で増えてきている
・Takerではなく、Giverの人(他者志向のGiver)
・チームのためにパフォーマンスする人を評価しましょう
・トヨタの豊田章男氏の言葉:
”自分のために自分を磨き続けてください。
トヨタの看板がなくても、外で勝負できるプロを目指してください。
私たちマネージメントは、プロになり、どこでも闘える実力をつけた皆さんが、それでもトヨタで働きたいと、心から思ってもらえる環境を作り上げて行くために努力をする”
・リクルートの江副浩正氏の言葉:
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
・自分の笑顔はなかなか見えづらいが、他人の笑顔は見える。
自分の喜びはダイレクトに感じられるが、他人の喜びは直感では感じられない。なので他人を笑顔にさせ、自分が喜びを感じる活動を行おう、動いてみようという考え方に変えた。
・勉強会で学んだ時のワクワク感と、実際にその学んだ事を社内に持ちかえった時に、すごく温暖差がある。小さな事からやっていこう。
・ギルドという考え方の集まり。
・共通する信念があるとチームとしてできる。チームの構造も大事。
役割、交流の場、ルール、共有されたミッション。

自分がやってみる事、実践したい事:

・ちゃんと本を購入し、職場の自席に置いてみる
→何か課題でつまづいた時に、さらっと見れるようにする。

・ローカルカンバンやってみる
今までTrelloを使い、良い感じでタスク管理ができたが、チーム内部でのタスクの見える化がうまくできなかった事があったので、小さなホワイトボードか何かを買ってきて、ペタペタと貼って、見える化してみる。

・業務の振り返り
周期を決め、一人で仕事の振り返りを行う。KPTも続けていく。
振り返りはポジティブに考えてみる。
本の中で振り返りやKPTの話が出てきたが、twitterでたまたま見かけたこの二人の考え方はすごく好き。これも意識してみる。



・月一くらいは外に出て、刺激を受け、知り得た情報などはチームに展開してみる
いろんなエンジニアの人たちと話をする機会を増やす。
行ったイベントで感じた事はとりあえずまとめ、ブログに書いて、共有してみる。何かの議論とする題材にでもなれば良し。
面白かったものは内部に共有し、興味を持ってくれる仲間を作る。
同じように活動してくれる仲間が増え、そういう文化になる事を期待したい。

まとめ

“コミュニティで理解を得、戻るべき場所(現場)に戻るべき”との話が、イベントの中でもあったが、本を読んで、自己完結できず、もやもやした状態で、ハイおしまいというのではなく、同じ本を読んだ人達や、実際に手を動かした人達の話を聴ける機会が作られたのはすごくありがたかった。

実際にこういうイベントや勉強会に行き、これやりたい、あれやりたいと思う気持ちが大きくなって帰るも、実際に自分の仕事場に戻ったら、何もできないという状況に陥ってしまいがちだ。
同じような課題を持った人たちがどうやって改善したかのLTを聞け、とりあえずは、良さそうだぞと思った事は小さい事からでも良いから動いてみたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?