留学生はアメリカでバイトできないの?その1
こんばんは、しょーごです。
はじめてのNote投稿ですが、少し突っ込んだ話をしますね。
アメリカや海外にいる人は、強制送還という言葉をよく耳にするのではないでしょうか。
強制送還とは、強制的に自国に送り還されることです。
辞書で強制送還を調べると、「密入国者や国内で犯罪行為などを行った外国人を、国家権力によって本国に送り返すこと。」とでてきます
非合法的にその国に滞在したり、法に触れたりすると強制送還の措置が適用されます。
アメリカに住む留学生で最も強制送還される人数が多いのが不法労働。
F1ビザと呼ばれる、アメリカの学生ビザは学校外でのアルバイトが禁じられていますが、高額な学費や家賃を自分で賄うために日本食屋のお店で働く人がたくさんいます。
ただ、これが意外と簡単に移民局にみつかり、みつかればその場で強制送還になってしまいます。
自分のまわりにも何人か強制送還になった知り合いがいるのでそのケースを以前Twitterでも紹介させていただきました。
一つ目は、位置情報で発覚したパターン。あまり知られていませんが、iphoneには自分が何時何分にどこへいたかを記録している機能があります。
二つ目は、ライバル店に密告されるパターンです。
不法労働はどこから発覚するかわかりません。
たまたまお客さんとしてやってきた人が警察官である可能性だってあります。
たまたまお客さんとしてやってきた人が不信に思う可能性だってあります。
不法労働には不法なだけのリスクが伴います。
ライバル店、密告者、移民局、入国審査と発覚しそうな場所はたくさんありますからね。。。
ちなみになんで留学生がバイトはじめちゃうの?と思う方へ補足しておくと、アメリカ居酒屋や飲食店は自給も10ドルを超えるような場所もあるし、チップももらえるので生活費をまかなえるくらい稼げるそうです。
同じジムに通っていた日系アメリカ人の知り合いは昼間は大学に通い、夜は日本食レストランでバイトしてました(市民権持ちなので合法)。
彼曰く、チップだけで一晩で200ドルくらい稼げる日もあるそうで、時給とあわせて30万円くらい稼いでました。彼は市民権持ちで、合法的に堂々と働けるわけですが、中には同じくらい働いている留学生もいます。
ただ、不法労働はバレなければいいと思って働くとある日突然バレます。
ちなみに、不法労働が発覚して強制送還された子には以下のような措置がとられました。
1.その場で帰国→航空券もその場で購入させられるので通常価格
2.5年間米国への入国禁止
3.米国のカレッジで取得した単位は剥奪
単位剥奪です。
毎日寝る間も惜しんで課題や論文に取り組み、やっとの思いで得た単位がなくなってしまいました。高卒で日本へ帰国するわけです。
年間100万円近い大金を積んでカレッジで得た単位を剥奪されてもいい覚悟があるなら不法でもなんでも外で堂々とバイトすればいいわけですが、アメリカにいたいがために働くのは、リスクが高すぎるし、なにより授業でのパフォーマンスを落としかねませんからね。。。
バイトに明け暮れ、単位を落としたり、成績が下がる=学校へ通う期間が増え、出費も増えるという負のスパイラルに陥っている子をみてきました。
そして、アメリカで就職したい場合、GPAも高く保っておく必要があります。
「これ、今の自分かも、、、」と自覚のある留学生にとってはキツく聞こえてしまいますが、不法労働は問答無用でアウトです。
ただ、一切アルバイトができないというわけでもないので、どうしても生活費くらいは自分で賄いたいという留学生向けに、次回は留学生が合法的にアメリカで働く方法(キャンパスジョブ)について書きたいと思います。
それでは、また。
I hope you have a great rest of the day.
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