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『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』雑感

今までCGアニメを毛嫌いして本当にすみませんでした!!!!!!!!!!

 いやーすごいものを観た。かねてよりMyGOの御高名は耳にしていたが、いやはやこれはすごい(2回目)。去年リアルタイムでみんなと一緒に盛り上がれなかったのがほんとに悔しい。とりあえず興奮が収まらないので、雑感を殴り書きしていく。
 本記事は感情任せに書いているので多分まとまりがつかない。1000字程度しかないし考察もないので適当に読み流して大丈夫。ネタバレには注意。




 もとよりギスギスドロドロが売りの作品だとは伺っていたが、まさかこれ程とは。予想のはるか上を行っていた。
 人の抱く思いは三者三様、十人十色。本作は、キャラクター達各々の心中が異なるさまを用いて、病的なほどに残酷で、しかしながら心にぐっと来るような美しい物語を描き出している。本作は決して鬱アニメなんかではないと私は思う。むしろ「濾過の物語」と言えよう。これは、迷子である彼女達が共に迷いながら前に進んでいく物語であり、いつも迷っている彼女達だからこそ、辿り着ける場所がある。
 ライブ、どれも最高だった。特に第10話、比喩抜きで鳥肌が止まらなかった。edが流れ終わってからも放心状態が何分も続いた。あれほどの感情の奔流は経験したことがない。彼女達の叫びがまんま歌と音楽に乗って、激しく押し寄せてきて、ひたすら圧倒された。痛みは人を強くすると言うが、まさにその通りだろう。一度傷ついて、本音を晒し合った彼女達は、迷子でいながらも確実に何かを一緒に見つけられた。そう感じられる瞬間だった。
 すべての元凶である祥子だが、どうしてクライシックを辞めたのかについて明確な説明はない。まあ、ヒントはかなり多いから何となく推測することはできるがここではあえてしない。続編も決まっていることだしそこで答え合わせをしよう。重要なのはそこじゃない。MyGOのアニメなのに、フィナーレである第13話はほとんどがAve Mujicaの話だった。まったく腹が立った。ふざけんなよと思った。思ったけど、これは上手いなとも思った。彼女がCRYCHICを壊したように、今度は『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』というアニメを壊したのだ。脚本が上手すぎる。



 とまあ、めちゃくちゃ短いし、オチもつかないが、ここら辺で終わっておこう。もっと話したいけど言葉がまとまらない。とにかく、予想の何百倍もおもしろく、インパクトの強い作品だった。今年に総集編が2本出るし、まだ観なければいけない映画が増えてしまった…めちゃ忙しい。

 一瞬一瞬で一生っていい言葉だね……

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