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平成、それは切ない

12月なのに暖かく、春の寂しさを先取りして哀愁をぶらさげるおじさんになってしまった。

時は流れ、平成感プンプンのバンドは完全に懐メロと化したが、最近はFoZZtoneという平成感モリモリのバンドを聴している。中学生時代、オリコンチャートに張り付いていた頃、FoZZtoneのシングル曲は割とチャートに食い込んでいた。ケーブルテレビから流れるMVのダイジェストだけですごく良い曲だなぁと感じながらも、中坊の私にはFoZZtoneを追いかけるほどの度量は持ち合わせていなかった。

通勤中、ふとFoZZtoneを思い出した。聴いてみると、平成の匂いがとんでもない。しかし、良い。良い。
メジャーでも活動したバンドだが、正直売れ切るところまではいかなかったと言って良いと思う。
しかしながらどれもこれもクサくてイカしてるし、曲を聴いていると彼らもまた後々のバンドに影響を与えているのではと思う。


サビの歌い出しが「ところで」から始まるのがどこか新鮮で面白い。メロディがすごく良くてサビという感じなのに、歌詞が全然サビっぽくないのがまたイカしている。ラスサビで韻を踏んでいるのも気持ちがよくて最近ベビーリスニングしている。

FoZZtone/茶の花

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