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【「引き寄せ」ができる科学的理由】私たち人間はどこから来たのか?(5)

私たち人間はどこから来たのか?

現在のあなたの環境はすべてあなたの思念の結果である

 ここが一番理解できないことかも知れないが、現在のあなたの環境や状況はすべてあなたの過去の思念の結果そうなったのであり、外界の事象の影響でそうなったのではないだ。。
 このことを一言で言えば、よく言われる「世界はあなたが創造している」ということになるが、それは本当の事であると私は確信している。

 こんな経験をしたことはないだろうか。
 朝起きたら天気も良くて何だか気分が良く、うきうきした気分で一日をスタートした。特に良い事があったわけではないが、ストレスがなくてすっきりした気分で仕事を始めたら、予想してなかったような良い事が起こったという経験である。
 おそらく誰もがそんな経験を持っているはずである。
逆に朝から昨日の事を思い出してイライラしていて、今日も嫌だなと思って仕事を始めたら、それに続いて不快なことが起こったり、そうでなくても「こんなこと起こったらどうしよう」と不安でいたら、その通りのトラブルが起こったりしたことははないか。
 単に偶然と思われるかもしれない。
でもそうではないのである。

俗に言われるポジティブシンキングが大切というものであるが、それはポジティブになれば人間は行動的になるので、良い結果が導きやすいということを示すだけのように見えるが、実はもっと奥が深いものである。
 「頑張って行こう」という過程におけるポジティブ思考がもたらすものは、更に「頑張って行こう」と言い続けなくてはならない現実の引き寄せである。いつまでも結果は現れない。
「なんて幸運なんだ」という感謝の含まれるようなポジティブな思考をすれば、「なんて幸運なんだ」と自分が繰り返し感じられるような世界を引き寄せられる。
つまり、過程ではなくポジティブな結果の状態を強く思考することで、幸運な現実を引き寄せることになるのである。これこそがポジティブシンキングの本当の意味だと私は思う。

 つまり、主観的に顕在意識だけで考えている者にとっては、「世界は勝手に因果関係が進んで構築されていて、自分はその中で生きている」としか思えないかも知れないが、実は良くも悪くも「思った事が精密に実現され続けている」のがこの世界なのである。

私たち人間はどこから来たのか。

 このように世界の姿を考えたとしても、実は、私たち人間がどこから来たのかの背景についてははっきりとはしない。前にも述べたようにそれを知り証明することは実際には不可能である。
残念ながら、そこが科学の限界であろう。
 もちろん、想像することはできる。未来の人類が高度な技術によって現在の仮想現実を創りアバターとして私たちを置いたとも考えられるし、本当にお釈迦様の手の中にこの仮想現実世界が創造されてあるのかもしれない。
 あるいはまた、私たち自身が創造主であり、自分というものを知りたくて個人を敢えて分離して物理的世界を体験させているという考え方もある。いわゆるワンネスの考え方である。
 そういう想像をすることは楽しいことであるが、「証拠はあるのか」と言われれば、到底そんなものは提示不可能であろう。
 ただ現在の世界の現象の起こり方を観察していて、個人的に一番しっくりくるのはワンネスの考え方である。
現在の思考をストップさせたときに分離した個体のエゴが一瞬消えて、ワンネスとつながるために引き寄せというものが可能になるのではないかというのが、何度も大きな引き寄せを実現した自分の経験の中から私が得た見解である。
 だが、実証自体は難しかろう。討論も意味がない。

 科学的な考察に戻ろう。
理由はともあれ、私たち人間がこのゲームの中で常時「思考と行動への選択」を試されているプレーヤーであるという事は間違いないようだ。
 過去は実際に経験したのかもしれないが、単に情報だけ与えられている(与え続けられている)だけかもしれない。
もちろん実際に経験しようがしまいが現在のプレーヤーに必要なものは情報だけなので、それはどちらでもよい。
 重要なのは「今ここ」という現況であり、その現況の生き方と楽しみ方を選択することがおそらく一番重視されているということだけはわかる。
 そしてそれが人間の存在の由来を考える本当の鍵なのではないだろうか。

 実際引き寄せが起こった状況を振り返ると、それはすべて「今ここ」に意識が集中していて、エゴによる思考の流れがストップしていた状態であった。
だからこのことは、引き寄せを作動させるために必須な条件なのではないかと思ったりする。
 要するに「ワクワクして今この瞬間を楽しんで生きる」という事が実は引き寄せの一番の近道なのだ。

本当の科学とは何か。

 この世界が環境を創造して遊ぶシミュレーションゲームの世界である可能性が高いことは、眼前の世界を虚心坦懐に観察し続ければ、実は誰にでも気づくことができるのではないかと私は思う。
 帰納的推測により、既に起こっている現象を寄せ集めて、そこから言えることだけを結論とする現在の科学の潮流に基づけば、このような世界観はなかなか生まれてはこない。失礼ながら既存の学問体系から考える習慣のある研究者には少し難しかろう。
 普通に見れば、まさに「ぶっ飛んだ思考」であるともいえる仮想現実世界という提唱が、量子力学の立場からであったり実業家から主張されたのにはそれなりの理由があるのだ。このことに気づくには思考の柔軟性が必要なのである。
 そして本当はもっとずっと昔に、人類はこのことを深く研究し始めるべきであった。
引き寄せの科学というものは、すでに世界中の多くの人たちが気づき提唱しているように、誰が行ってもやり方が間違っていなければ、100回中100回成功するタイプの物事である。きわめて科学的な事象なのである。
単に現在の科学では解明されていないだけで、非常に論理的で客観的な世界の仕組みの一つなのだ。
 
 人類は間違えたのだ。
 わずか数人が世界の富の半分以上を独占している現在の世界の姿を直視してほしい。
なぜこのような事態になってしまったのか。そしてなぜマスコミはその事実をむしろ喜びのように報道するのか。
 単純に資本主義の適正な競争の結果そうなったのだと思っているならば、あなたは相当人が良いと言わなくてはなるまい。
 本稿の目的はあくまで引き寄せを科学的に考えるという事であるので、詳しくは述べないが、そういう過程の中で人を不幸にしてしまう科学が美名の下長らく偽装される一方で、ニコラ・テスラの発案したようなメソッドや、本来既に実現していた人類のためになる多くの技術は隠されてきた。
 今私たちが目にしている医療を始めとする科学の多くは、既に気づかれている人も多いかもしれないが、大きな虚構をその前提に置くものだと推察される。
 私たち人類を幸福にする科学は、実は既に別にある。
それは隠されているが存在しないものではない。今後世に現れてくることは必然であろうが、引き寄せはまさにその一つであると私は考える。
これからこのような真の科学が人々の幸福のために台頭してくることを心から願う。これらは隠されるべきではない。常に人々に公開されていくべきものである。

未来は、常に明るい。
それだけは確かだ。

引き寄せの方法についての具体的な考察は、また稿を改めたい。
(完)

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