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ながらSDGs通信[第13回]目標10.人や国の不平等をなくそう

はじめに

このコーナーは、私がタウンアドバイザーを務める千葉県長生郡長柄町の広報誌に毎月連載している、SDGsに関するコラムをnoteを読んでいる皆さんにもお伝えするものです。

目標10. 人や国の不平等をなくそう

目標10 人や国の不平等をなくそう

「99%のための経済」

「99%のための経済」という言葉をお聞きしたことはありますか。国際協力団体オックスファムが2017年に発表した報告によると、わずか8人の富豪たちが、世界のおよそ半分の人たち(36億人)と同じ資産を持っていることが明らかになりました。富豪たちはたくさんお金を持つだけでなく、本来払うべき税金を逃れたり、自分たちに都合の良いルールをつくったりすることで、人や国の格差を広げていると指摘されました。つまり、世界のごく一部(1%)の人たちのために、私たちの経済が成り立っていると批判されたのです。

目標10の目指すもの

そのような問題に対し、SDGsの「目標10. 人や国の不平等をなくそう」では、所得の低い人たちの所得を増やすこと、年齢や性別などにかかわらず社会や政治に参加する機会を得ることで格差を減らすこと、みんなが納得できる国際的なルールや制度をつくることなどを目標としています。

日本における問題

日本では「子どもの貧困(相対的貧困)」が特に問題となっており、国を挙げて対策に取り組んでいます。

参考

Oxfam International (2017) An economy for the 99%

掲載情報

千葉県長生郡長柄町『広報ながら』2022年10月号

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