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  • 📚本を読んで学んだこと感じたこと

    本を読んで学んだこと感じたことをまとめてます。

最近の記事

イノベーションのための独断的思考のススメ

先日は、事業に成功するには「ブルー・オーシャン戦略」が重要だということをまとめましたが、それに引き続き、『イノベーションのDNA』を通じて、イノベーションを起こすためには何が必要かについて、考えてみました。 🕺イノベータは孤独に「スマートリスク」を取る決断をするイノベーションを起こすためには、誰にも相談せずに独りで決断しなければなりません。自分のアイデアが正しいのか、どうすれば成功するのかを他人に相談してはいけません。 相談すればするほど、そのアイデアは平準化され、普通の

    • 孫子とクラウゼヴィッツに学ぶ戦略論。戦争は最終手段であり、戦う場合は短期決戦に。

      本書では、孫子とクラウゼヴィッツの思想を比較することにより、相違点が誇大に論じられてきた両者の思想に、実は共通点が多いことを論じています。米陸軍戦略大学校テキストだけあって、軍事戦略の視点からまとめられており、かつ原文を掲げながらの説明になっています。少し読みづらかったので、要点のみざっと読んでみました。 🇻🇳ベトナム戦争から米国が学んだこと1960年頃に南ベトナム解放民族戦線は、ベトナムの独立と統一をめぐり、北ベトナムの支援のもとに、南ベトナム軍およびこれを支援するア

      • 素直にしゃべることの力強さと難しさ

        40年以上にわたる弁護士活動を通じ、刑事裁判では無敗のアメリカ法曹界でもっとも優れた法廷弁護士の一人であるゲーリー・スペンスが、『議論に絶対に負けない法』をまとめた著書。 民事裁判でも陪審員の圧倒的な支持を獲得してきており、議論法の権威として多数のメディア出演をしているゲーリー・スペンスが議論に勝つために最も大事にしていることの1つが、素直にしゃべることです。 📝言語情報が会話で影響を及ぼす割合はたった7%素直に思ったことをしゃべることほど力強いメッセージはありま

        • なぜWHYから考えなければならないのか?

          TEDで4000万回以上再生された講演動画「How great leaders inspire action」から生まれた全米ベストセラー。理念を掲げて社会を巻き込む力をもつリーダーには共通点があります。それは思考を「WHAT」からではなく、「WHY」から始めるという点です。 😢WHYがないWHATやHOWは模倣されるWHATでもHOWでもなく、物事はWHYから考えなければなりません。特にビジネスにおいて、まず考えるべきは間違いなくWHYです。なぜならWHYがないWHATや

        イノベーションのための独断的思考のススメ

        • 孫子とクラウゼヴィッツに学ぶ戦略論。戦争は最終手段であり、戦う場合は短期決戦に。

        • 素直にしゃべることの力強さと難しさ

        • なぜWHYから考えなければならないのか?

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        • 📚本を読んで学んだこと感じたこと
          7本

        記事

          ブルー・オーシャン戦略を貫くことの大切さ

          事業を成功させるには、ブルー・オーシャン戦略を貫くことが極めて重要です。事業の成功は“絶対的な強み”を持っているか否かによって決まります。“絶対的な強み”のない事業は、他社との熾烈な競争を強いられ、身を削るようなコスト競争を求められます。 そのような血で血を洗うようなレッド・オーシャンに飛び込んでしまったら最後、絶対に成功することはありません。事業に成功するには、自分が“絶対的な強み”を持つ、つまり競合のいない市場で勝負するしかないのです。 🤔競合がいないのは理由がある競

          ブルー・オーシャン戦略を貫くことの大切さ

          ルーティンは不自由ではなく、自由を与える

          良品計画を38億円赤字からの「V字回復」させた松井忠三元社長(※当時社長)が、そのV字回復の肝である「2000ページのマニュアル」を通じて、あらゆる会社・チームをよみがえらせる「仕事の仕組み」の要諦をまとめた『無印良品は、仕組みが9割』。 この本を読むまでは、マニュアルは窮屈なものでルールがない方が自由で良いというイメージが強かったですが、この本を読んでマニュアルは自由やクリエイティブを生み出すために非常に重要な仕組みだということが理解できました。 ※下記は本から示唆を受

          ルーティンは不自由ではなく、自由を与える

          企業戦略の基礎としてのポーターの競争戦略論

          あらためて経営戦略系の書籍を読み漁ってみたが、やはりポーターの競争戦略論は別格である。ポーターの競争戦略論は古いとか言っている人の本を読み進めてみると、それって結局ポーターが言ってることの一部を言い換えただけじゃないのというケースが多々あった。そういう意味で、誤解をされていることが多いポーターの戦略論ではあるが、読んでみると改めてその凄さがわかる。 👨‍🏫シンプルで明確で実践的に応用できる ポーターの競争戦略論のもっとも凄いところは、そのシンプルさと明確さである。であるがゆ

          企業戦略の基礎としてのポーターの競争戦略論