ベトナム(ホーチミン)で起業してみて1ヶ月経って気づいたことやら -仕事編-

こんにちは。@shotakamです。

雨季到来ということで、豪雨ごううごウウで冠水しまくってるホーチミンからお届けします。

気づいたら今日でホーチミンに移住してきて1ヶ月経ってまして。
濃いいいいい!と思ってるわけです。
最初の頃のほうが変化とか、違いとか感じやすいし。

今日は自分の備忘録も含めて、ホーチミンに移住してくるってこんな感じだよ、働くってこんな感じだよ。的なことを紹介したいと思います。

今まで、アメリカ、イギリスやオーストラリアなんかにはちょっとづつ住んだことはあるんですがアジアの国に根をおろしたのは初めてなので、
ああ、自分こんなこと感じてたのかーと将来振り返るためにも、散発的ですが、ベトナムという国に関心がある人のご参考になれば。
(エリアも業種も偏ってますし、まだ1ヶ月なので、あくまで個人的な意見として生暖かく御覧ください)

ちなみにnoteは初めてなんだけど、今後は日常の気付きに加えて、ベトナム(+東南アジア)のスタートアップ・テック界隈とか、起業関連の話題も定期的に発信していきたいなと。

仕事面編

あくまでも1ヶ月の中で接してきた業種業界の人たちがそうだって話ではありますが、ホーチミンは外国人でもかなり働きやすい方に入るんじゃないかなと思う。あと、ノマド的な働き方の人も馴染みやすいんじゃないかなあ。

英語で仕事がしやすい

ホーチミンでは外資系企業が多かったり、外国人も多い環境というのも手伝って、クライアントだったりパートナー企業に英語ができる人が多い。
一定規模以上になると、マネージャー以上は基本的に英語できる人材が採用要件になってるらしい。(みんな給料上げたいから必死で勉強する)
というのもあって、ただ伝えるという意味では欧米とあまり変わらないレベルで仕事できる。絶対日本より通じる。

割とハイコンテクストなやり取りが多い

数年前にエリン・メイヤーさんの『異文化理解力』という本が日本でも話題になったけど、国ごとの「ハイコンテクスト」と「ローコンテクスト」の違いはビジネス上の会話に直結してくる。(ちなみにこの本は名著)

一般的には(傾向でしか無いからラベリングはよくないよ!)、日本は最もハイコンテクストな部類でドイツとかがローコンテクストとして分類されてるようです。
つまり日本人は「空気読んで」、「前提条件を教養・習慣として共有して」会話してるので、いちいち一つ一つ説明しない。
ドイツ人とかは「前提→事象→解決策・施策の方向性→アクションプラン」みたいなのを全部言葉にして伝える。
相手がわかってなかったら何回でも伝える。

ってことなんだけど、ベトナムって分類的にはかなりハイコンテクストな国に分類されてるんだよね。
だから結構「OK、OK、あれね、それでいこう(とはいわないけどw)」的なやり取りで打ち合わせが終わることが多い。気がする。
その時「次のアクションはXXだよね?」って確認するのが、相手にとって不快なのかはわかんないけど、やんないと困る。
ハイコンテクスト度が高いという共通点なだけで「共有してるコンテクスト」は違うわけだから、ここはその場の空気に流されないようにしないといけないと思った。
ただ、まあ業種としての特殊性というか、クライアント系は別にこういう分類は関係なくちゃんとローコンテクストで話が進む。

外国人だという差別が無い・リスペクトも多少ある

これは表面的なところでしか理解できてないのかも知れないし、まだわかんないけど、普通にやり取りしてる中で外国の会社だからどうこうって感じは特に今のところ無い。
むしろ、先人としての日本企業が築いてきた信頼があるから、日本企業っていうのはわりとプラスに働いてるのかもという場面もある。
採用とかお願いしてみても、「日本企業(日本人と)で働きたい」て人は一定数いるようで、そこは非常に助かるところ。
まあ前述の通り、ハイコンテクストな社会(らしい)ので、実際にどう思ってるかはちゃんと腹を割って話せる関係にならないとわからない。
(のはどの国も同じ。日本人だって外国人からは「親切」って思われてるけど、いざ住んでみたら「疎外感はんぱない」ってなるときもあるしね)

スタートアップ(というか投資界隈)が盛り上がってる

これは、また別途書いてみたいんだけど、今ベトナムのベンチャー投資界隈はすごい盛り上がりを見せてる。
有名な欧米VCとかアクセラレーターが、ベトナム市場向けのファンドを立ち上げてたり、東南アジアの財閥・新興企業のCVCもどんどんできてきてる。
2018年のスタートアップへの投資額は合計で1,000億円弱なんだけど、これは前年の3倍以上という。
ある種、「次の市場に張っとかないと乗り遅れるー的なバブルでバリエーション上がってんじゃね」的な意見もある。
この1ヶ月真面目に情報収集するようにしたけど、その間にも景気のいいニュースがたくさん。

どこでもwifiがある

ホーチミンの街中は、どの施設に入っても大概wifiがあるからノマドワークしたい人には便利だなあと思う。ちなみに次回の「生活編」でも書こうと思うけど、街の到るところにカフェがあるから、大げさではなくどこでも仕事できると思う。(機密情報問題とかは置いといてね)
ただ、wifiはそんな早いとは言えないので、動画とか見るとなると結構詰まる。家とかも例外を除けばそうだと思うから、connectedが前提となるようなサービスはまだちょっと実用的ではない、、、のか?

ちなみに携帯の電波は結構早い。市街は4Gが当然のように通ってるから、日本にいるときよりちょっと遅いかなってくらい。ヨーロッパの田舎よりは断然早い。
今、5Gの実証も最大手のViettelが始めてるし、電波の速さって意味ではトップグループの中にいると思う。これはIT系のスタートアップにとって重要だと思う。

女性がビジネスシーンに多い

OECEの統計とかでもあるんだけど、ベトナムの女性の社会進出率はOECD平均よりも高い。ちなみに日本は圧倒的に低い。(2009年のデータしかすぐでてこないから、最新探し中だけど。。。)
実際に仕事してみても、マネージャークラスでも男女比一緒くらいなんじゃないかと思うくらいに女性が多く(ってか半分なんだけど)働いてる。
そして、いろんな企業の方に話を聞いてみても、「いや、むしろ女性の方が優秀だし、着実に仕事してくれるから優先的にとりたい」という人も多い(個人の主観です)
ベトジェットっていう2011年に立ち上げて、5年で国営航空とTop争いするようになったLCCもグエン・ティ・フオン・タオさんという女性社長。
なぜ、そうなのかって理由まではまだよく理解できてないんだけど、実力主義感があって割と好きな風土です。


ということで、徒然なるままに思いついたことを書いてみましたが、
なんとなーくベトナムで働く(超一部の)イメージの参考になれば良いなと思います。

次は、1ヶ月生活してみた衣食住を中心とした生活編を書きたいと思いまーす。
ではでは。

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