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#観察スケッチをやってみた考察まとめ

「#観察スケッチ」というツイッターのタグを見つけて、実際にやってみて思ったことを一度まとめておきたいと思い立ち、試行錯誤の跡や失敗した点などなど…まとめてみました。

B6ノートに描き始めた初期の観察スケッチ
最初は「何から描こう?」「どこまで気づきを記そう?」という試行錯誤をしながらでした。特に、気づきの部分はあとから振り返ってまた考えられるように「気づいたポイント」だけを記すのか、「こうだから、こうなっているのでは?」という考察も含めて描こうか…自身でも探り探りの段階でした。

そしてB6では収まりきらない情報量を受け止めてくれるiPad Proさんで描くようになりました。

下記にiPadで描くメリットをまとめてみました。

【メリット】
・即効で修正できる(いくらでも下書きOK)
・細かい所を描き込める(拡大できる)
・細かい表現ができる(テクスチャー、透視図、色を重ねるetc...)
・とりあえず、映える気がする

良いこと尽くめのようですが、大きな落とし穴があります。

「…で、何のために観察してるんだっけ?」

細かいところまでキレイに仕上がるが故に、完成度を高める方向に時間を割いてしまいます。これはデッサン的な方向に向かっている気がします。
観察スケッチはデッサンとは違い、見たものをそっくり表すのではなく、そこに込められた工夫や思いをどれだけ見てとれるかがポイントです。そこは意識しないといけないなと改めて感じました。

そこで試してみたのが、観察するプロダクトを比較しながらのスケッチです。

同じ機能のプロダクトをふたつ用意して見比べながら「こっちはこう、これはこうなってる」みたいなことをやってみました。

比較することで生まれる視座がある
同じ「定規は拾い上げにくい」という点を解決しているけど、それぞれの解決方法から使われる状況が違うのではないだろうか?という使用シーンのイメージまで考察が及びました。同じような製品でも「比較する」というプロセスが発生することで、新しい観察ポイントが生まれるのだと思います。

同じモノを観察しても人によって見てるポイントが違うということも、「比較」という点では、発見があって面白いです!

観察することの意味を忘れないために…
最近はまた、紙に描くようにしています。大きさはA4サイズで、紙の上に観察するモノを置き、常にスケッチと現物を見比べながらじっくり観察するようにしています。観る⇄描くのくり返しが、紙だと素早くできて両方の行為をジャマしない感じがしています。

こうやって、続けていくとまた新しい発見が出てくることが「観察スケッチ」の面白いところだと思っています。観察ポイントが増えていけば、新しい視点が生まれ、観察眼が育ち、また観察ポイントが増えて…の成長プロセスが実感を伴ってできているのは「スケッチ」として"描いて"まとめているからこそだと思います。これからも、続けていきます!

ということで、現段階での観察スケッチの考察でした。また新しい発見があったら、まとめていこうと思います。

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