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#観察スケッチ のインプット/アウトプット

気になるものを描いて楽しむ 観察スケッチ

そんなタイトルで観察スケッチの本が発売されました!(Amazonで早速予約し、発売日の朝受け取って、何度も読み返してます!)
この本は、プロダクトデザイナーの檜垣万里子さんによって書(描)かれています。よくあるスケッチ技法の手引き書とは異なり、ものごとをどんな視点から見て、どう捉えて、「描く」という行為を通して向き合うことを教えてくれます。とても良い本です!タイトル、まさに言い得て妙!

自分の「これ、好き!」と、どう向き合うか?

観察スケッチを通して、ものごとの成り立ちや仕組みを紐解く行為はとても重要で、すごく効果のある方法だと思います。しかし同時に目を向けてほしいのは、それら注目点を通して、自分の「ものの見方」や「ここ、好きだわぁ」という自身の鏡としての役割です。「なんだ、そんなことか」と、意外とライトに感じるポイントかもしれませんが、実はとても重要だったりします。

自身の「好き」を認知することが、独自の発想の原点

なぜ、観察スケッチをするのか?と言われれば「何か絵を描くきっかけがほしい」とか「デザインのネタ探しに役立ちそう!」などなど色々あると思いますが、やっぱり「既製品から気づきを得て、アイデアの引き出しにしよう!」というモチベーションの人が多いのではないでしょうか?実際に私も、企業向けのワークショップで観察スケッチを取り入れているときはその文脈が大きいです。(その後に、気づきを元にアイデアスケッチをしてもらうような流れ)

これは、前述した『ものごとの成り立ちや仕組みを紐解く行為』をおこなうことで蓄えることができます。が、当然、後生大事に閉まっていてはダメで、それらを組み合わせながらアイデア発想するときに引っ張り出してこなければ意味がないのです。

そこで、鍵になるのが『自分の「ものの見方」や「ここ、好きだわぁ」という自身の鏡』の一面。実際アイデアを発想するときには、ペルソナだ、課題の定義だなんだってやりますが、最終的に他人事の問題解決案ではなかなか良いアイデアは浮かんできません。そう、ものごとに対する独自の切り口や解釈ということがポイントになります!

観察スケッチは、インプットの質を上げることだけでなく、アウトプットの独自性を高める効果があるハズ!

だからこそ、デザインの筋トレとして良い方法なのではと思っています。


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