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KPOP自分史②〜KPOPにハマるまでの10年~

1.Perfumeがすべてだった

こういう章立てだと、さも熱が冷めたことのように思われそうですが、

他のアーティストでは(K-POPでさえも)買わないのに、今でもアルバムを買いますし、
先日、兵庫県立美術館「Perfume COSTUME MUSEUM」に行って2時間以上楽しんだぐらいには熱があります。

Perfumeはポリリズムのブレイクで初めて認識したのですが、
しばらくして僕が高校時代、当時一人暮らしをしていた兄と姉が実家に置いて行ったCDを、
これまた姉の置いて行ったCDコンポで聴き漁っていました。

基本、ロックバンドのアルバムばかりだったのですが、
その中にPerfumeの1stアルバム「GAME」がありました。

その当時までは、テクノやエレクトロミュージック的な音楽にそこまで馴染みがなく、ましてや若い女性のグループ(正直、当時はPerfumeがアイドルだという認識がなかったのです)の曲を聴くこともあんまりなかったというか……小学生の時にテレビでモー娘。とか松浦亜弥の曲は聴いてたけど、中学生になって思春期を迎えるとロックに目覚め、アイドルの曲を聴くことがなかった、というか思春期の祥太少年は聴くのが恥ずかしくなってしまっていたので、Perfumeでさえも最初はちょっと躊躇したのですが、ジャケットのスンとした、かっこいい佇まいにどこか惹かれて、聞いてみることにしました。

GAME」は、ポリリズムから始まり、可愛らしい恋愛の歌や軽快で爽やかな曲が並ぶため、最初は「恥ずいな……恥ずいな……」と思いながらも、not so badな感じではありました。3曲目、一転してバキバキと激しくビートを刻む表題曲「GAME」が印象に……印象というか、え、こんなかっこいいんだ……っていう、衝撃を受けたのだと思います。
ロックを主体に音楽を聴く人生を送っていた祥太少年は、まあ高校生とかクソガキだし、そんなに素直じゃないので笑、一気に心を開くことはなかったものの少しずつ「あ、でも、Perfume意外といいかも……」と、興味を抱いていきました。
そこから、当時僕が趣味としていたBOOK OFFでのロック名盤をジャケだけ見てよだれを垂らす時間に、たまたま「Perfume〜Complete Best〜」を見つけました。
定価とそんなに変わらない金額ではあったものの、思わずなけなしのお小遣いを叩いて買い、とにかく聞き込みました。祥太少年はその時に気づいてしまったのです。これはもしや、俺は、Perfumeにハマっているかもしれないぞ……と。
今思えば、「GAME」「Perfume〜Complete Best〜」に出会ったことがアイドルに対する心の扉を開くきっかけとなり、その先のK-POPへの道を拓かせてもらったのかもしれません。

その後、特に高校〜大学の間はPerfumeに熱を入れ上げ、
アルバム、シングルは当然のごとく初回限定版をアスマート(アミューズのオンライングッズストア)から購入し、大学進学のため広島の地に初めて踏み入れた2012年4月1日は、一人暮らしの準備も放っぽり出してグリーンアリーナへ「JPN」ツアーを観に行きました(この回は後に映像化され、全曲分DVDに収録されました。お母さん、その節は大変ご迷惑をおかけしました)

Perfumeのことについてはまた違う機会で書きたいと思います。
(今年発表の「Moon」「ラヴ・クラウド」「すみっこディスコ」がいずれも良すぎたので、今、熱が再燃しているところです🔥)

2. ハロプロ

松浦亜弥

前章でちらっと話題にしましたが、Perfume以前のアイドルといえば僕はモー娘。、松浦亜弥などの「ハロー!プロジェクト」を聴いていた記憶があります。

時代はさらに遡って小学校2年生、まだ実家にブラウン管のテレビがあった頃。

僕は生粋のテレビっ子で、特にゴールデンタイムはテレビに齧り付いていました。
日曜夜9時、僕は「ASAYAN」を観ていました。
CMになり、ある女の子がロケットの上に乗って飛んだり、カラフルな場所で目一杯ジャンプしていたり、色んな場面が映し出されて映されました。
どうやらデビューシングルのCMで、BGMはその女の子の歌が流れていました。

その曲は「ドッキドキ!LOVEメール」。
歌っていたのは、松浦亜弥というアイドルでした。

「今までにないこの感じ」を、小学生の祥太も、その15秒の間に感じてしまっていたみたいで、
これは、「かわいい!」とか「好き!」とかじゃなくて、
なんか……分かんない。
なん、なんだろう、この感じ……という感じでした笑
その後僕は、見よう見まねでメロディーを口ずさんだりしたのかもしれません(覚えてない)

あの「ASAYAN」の合間に見た松浦亜弥との対面は衝撃的で、
今でもその時のことを思い出すほどです。

その当時は自力でCDなんて買うことはできなかったので、
歌番組に松浦亜弥が映るたびに、しれっとテレビに釘付けになっていました。
(「しれっと」なのは、なんて言いますかその、当時から女性アイドルの歌を聴くことに対する羞恥心がいくらかあったため、あんまり親にバレたくないな……と思ったが故の「しれっと」だったと今にして思います🐱)

モーニング娘。

そんなわけでハロプロは、今でもたまに聴くのですが
特に聴き返すのは松浦亜弥と、
Berryz工房、°C-ute、モーニング娘。、Juice=Juice、太陽とシスコムーン(お、川村くんも太シス好きなのかい?いいね〜いい趣味持ってんじゃないか。)辺りです。

ベリキューはメンバーの年齢がガッチリ同世代なので、特に後期をリアルタイムで聴いていたのと、
Juice=Juiceは後述のモー娘。EDM期にハロプロに興味を持ち出してから初めて、リアルタイムでデビューしたグループだったので、他とは違った思い入れで聴いていましたね。

聴いてるっていうか、もうこの頃からYouTubeでMVが見れたのと、
基本、TSUTAYAで借りたシングルやアルバムをウォークマンに入れて聴いていたので、
厳密に言うと「観たり聴いたり」なんですよね。

モー娘。に関しては、
シングル「わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団」が発売された頃、
世間的にはっきりと、再ブレイクが認知されてきた頃ぐらいですね。
ちょうど9期10期メインで、道重さゆみリーダー期の途中ぐらいでした。

Mステにモー娘。が久しぶりに出る、っていうニュースを見て、
ちゃんとMステをリアタイして観ましたからね。

MVで言うと、「愛の軍団」と「What is LOVE?」のDance Shot Ver.というものがありました。

ダンスパフォーマンスをメインで映す動画って、今でこそそんなに珍しくはないですが、当時ハロプロぐらいしかやっていなかった記憶があります。
その上、EDM期のモー娘。が売りにしていた「フォーメーションダンス」を余すところなく観られるので、僕は2曲ともDance Shot Ver.をめちゃめちゃ観倒していました。

愛の軍団」でいうと、間奏部分のダンスですね。

特に鞘師里保と石田亜佑美が気持ちいいぐらいにキレッキレでして、
ダンスかっこいい!と思うアイドルは昔も今もたくさんいるんですけど、
ここまでPerfume以外で、ダンスに釘付けになったのはこの時ぐらいかもしれません。

3. エビ中

大学卒業後、2016年〜2018年辺りは、
アイドル全体から離れた時期でもありました。

Perfumeに対してでさえもこの頃は若干熱が落ち着いていました(とはいえアルバム「COSMIC EXPLORER」は初回盤を購入しましたし、新曲は必ず聴くようにはしていましたが。)

2018年の4月から12月まで、仕事の関係で東京に滞在、
2019年は再び広島に戻りました。

あまり多くを語るつもりはありませんが、
僕にとって2018年はいいことも悪いことも、どちらの波形も高いし強い!みたいな、混沌とした年だとすると、
2019年は、前年で荒れまくった生活リズムが全く戻らなくなり、ひたすら心と頭が一番噛み合わない、結果色んなことに打ちのめされていた年だったんです。

そんな2019年の僕にとって、心の支えになった2組がいます。

一つは次章で書こうと思っている「Brown Eyed Girls」でして、
もう一つが、私立恵比寿中学(略してエビ中)なのです。

この時のエビ中はメンバーの廣田あいか(ぁぃぁぃ)が脱退して1年後くらい、新しいアルバム「MUSiC」を発売したタイミングでした。

この頃、というかこれ以降今に至るまで、新しいアーティストと出会うきっかけって、ほとんどYouTubeかサブスク音源でしかないんです。

エビ中をしっかり聴き始めたのがどのタイミングか、正直ほとんど覚えていないんですが、アルバム「穴空」「エビクラシー」「MUSiC」を特に聴いていた記憶があります。

「穴空」は、
「埋めてあげたい(Interlude)」から2曲目のABEDON(ユニコーン)作詞作曲「ゼッテーアナーキー」が、まあ聴いて貰えばわかりますがエビ中独特のカオス展開なのです。
カオスなのですが、「ゼッテーアナーキー」はユニコーンのエッセンスがふんだんに入った、バカらしくて中身のない、でも突き抜ける疾走感のあるロックナンバーでして、僕はこの後の「春休みモラトリアム中学生」と「ポップコーントーン」を頭から通して聴くのが、心の癒しになっていました。

なんか、エビ中の歌って、馬鹿馬鹿しいけど、すごく素直でまっすぐな歌声だから、その当時の傷ついた僕には特に沁みたんだろうな……と思います。

この「穴空」というアルバムが発売された翌年の2月にメンバーの松野莉奈(りななん)を亡くしたことは、ましてや当時20歳以下の他のメンバーにとって、あまりにも辛い経験だったと思うのですが、
その次のアルバム「エビクラシー」のレキシ(池田貴史)作詞作曲「なないろ」という楽曲がとても前向きで素敵な曲でして……



あ、ごめんなさい、気づいたらめっちゃ長くなってしまいました。
まだ、K-POPのこと全然書いてないのに〜🥺

そんな感じで、他にもNegicco・トマパイ・南波志帆などなど、
基本、アイドルに関しては日本発のものしか聴いておりませんでした。

そして次章から、ついに……K-POPにハマり始めます🙀


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