ここだからこその建築
「ここにしかない建築」という発想は、地域で活動する設計者にとって、世の中全体に目を向けた良質で普遍的な回答を、社会へ提示するためにはとても良い目標なのだと思います。
しかし一方で、この発想には少し難があるようにも思っています。そして、実際的に現実世界ではたどり着く事が非常に困難な場合が多いようにも思います。
そこで私は、それに代わる設計アプローチとして「ここだからこその建築」という発想を持って設計を行うようにしています。
「ここにしかない建築」という発想はとても限定的です。