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会社組織と教育。全てが主体性を元に再設計される時代が到来する

今大きな変化が訪れようとしています。会社のあり方もティール、ホラクラシーといった新しい組織のあり方が注目を集めています。

この本質は、私は主体性、内発的な動機を元に組織のあり方を見直すことを意味すると考えています。

もし組織が主体的な人を受け入れている前提があったとしたら、組織の最善の意思決定の仕方はこれまでのピラミッド型のものではなくなります。主体的な人が自ら決めていく。その際には、周囲に助言を求めつつ、会社のミッション、ビジョン、バリューを頭に入れつつ自己判断して進めていくことがベストになっていくはずです。

ピラミッド型の組織が強いのは変化があまりない、もしくは大量生産、大量消費で作れば作るほど単一の型でものが売れる時代でした。ただ今は趣味嗜好がこれだけ多様化してきています。T型フォードが大衆に売れる時代ではすでにありません。

主体性を持つ人で組織が構成されている前提に立つとどうなるのでしょうか?これをやれ、あれをやれとマイクロマネジメントの必要性がなくなります。また場所に縛り付けて働かせるという発想がなくなります。なぜなら取り組む人にとって、自発的、主体的にやりたいことだからです。

ただし、このやり方が成立するには主体的な人を受け入れていることが大前提にあるので、主体性を持ってもらえるような取り組みをその組織が行っていることが大前提として必要になります。人はやらされていては主体的であることはできないからです。

この会社組織の変化に合わせて、教育も変わることが予想されます。それは主体性を前提とした教育が求められるようになるということです。生徒自ら自分が興味のあることをどんどん深掘りして学習していく。そしてアウトプットしていく。そういう学び方が当たり前になるでしょう。

偏差値を基準にした点数を1点でも多くとる教育では、主体的に物事に取り組む人は生まれづらいです。言われたことだけをやる。それでは答えのない問題を解いたり、そもそも問題自体を定義したりすることはできません。

またフロー状態(のめりこんでいる状態)に入ることができないため、面白いものが生まれることもありません。私が個人的に大好きなソニーも創業期はフローの状態だったことを知り、これを読んでいてハッとしました。

そう。もちろん株式会社である以上は継続的に会社を存在させるために、きちんと利益を出すことを必要としますが、なぜやるのか?でいうと自分たちが心から使いたいと思うものを作りたいからやるという主体性が私たちのコデアルという会社にもあります。会社の大事にしているバリューの一つに「主体的であれ」としています。


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