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予備校の自習室に通う感じとリモートワークしてるときの感じは似ている

浪人生活を1年送っていたことと、リモートワークしているときの感覚が似ていると思ったので書いてみます。

浪人生活のとき、適度に勉強する場所を変えつつ、メインは予備校の自習室にし、うまく周りに勉強している人がいる状態を作りつつ、勉強してました。

たまにやる気が下がった時には、近所のスタバに行く。かわいい店員さんを眺めつつ、自分も東京の大学に行って上京したら、絶対スタバの店員さんみたいな、可愛い女の子と付き合って、楽しい生活を謳歌するんだ!というどうしようもない強い願望を胸に勉強に励んでいました。本気でそう思っていました。最初はそんな浅はかな動機だけで上京してきたようなものです。

本題に戻ります。

勉強は基本1人でやれるものですが、やはり切磋琢磨できる受験仲間のような存在が僕にもいました。彼らと自習室の前で話す一時が楽しくて、そして他の人がどうやって勉強してるのか?を参考にしたりした部分もあります。

これってリモートワークしてるときのオフィスの存在意義に通ずるところがあると思っています。

また勉強は正直1人でできますが、仕事は自分の得意分野以外の苦手分野を他の人に補ってもらいながらやるものなので、いい仕事をしたければ、1人では絶対に完結しないという大きな違いはあります。

勉強はテストのためにし、カンニングは許されません。1人での戦いの要素が強い、個人戦です。

とはいえ、仕事も1人の世界に入ってやるべき時間と、そのアウトプットをもとに議論しあう時間の2つがあるべきなので、1人の世界にはいってやるべきときは、その時間の確保は必要です。ただその時間だけではなく、他のメンバーとやりとりする時間が絶対に仕事では必要になります。

1人の世界でやるべき仕事を議論の中で決めて、正直その仕事に関してはその本人が最も集中できる場所でやればいいと思います。

テストの点数がいいのに、どこでお前は勉強したんだ?なんてきくのは、野暮でしょう。それと同じだと思うのです。ただテストの点数が悪ければ、当然親やら先生やらにちゃんと勉強しなさいといわれるし、試験には受からないというだけの話。仕事もこの部分は同じだと思います。

ただしここからが仕事は違います。自分だけでは完結しないし、カンニングし放題なのが仕事です。自分ができなくても、他の人と組めばいい。俺は英語得意だから、ここで必ず100点取る。だから数学は、数学が得意な君に任せた!2人それぞれ100点とれれば200点じゃないか!というのが仕事です。

ただこれは単なる足し算で仕事を考えているので、これも少し間違っています。

仕事におけるいい関係とは、足し算ではなく、掛け算になるような関係です。

掛け算するには、議論が必要です。自分と違った強み、得意のある人の視点から考えることで、決して1人では思いつけなかったものを考え、実行できるのが、仕事における素敵な関係だと思います。

この掛け算をする時間は、1人ではできないので、同じ時間を共有する必要があります。これが勉強と仕事の最大の違いだと思います。

こういった関係になれたらなと思います。自戒を込めて。


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