・このnoteを書くきっかけ

ある日、僕のDTM制作環境が大きく変わった。

今までは家で空き時間で好きなだけ作業できていたのが
今では忙しくあまり家に帰れなくなり、
家に帰ってから過ごす時間は
・Youtube撮影
・動画編集準備
・猫と遊ぶ
・ストレス発散して遊ぶ(長風呂)
・電子ドラムを叩く
などにしか時間を割けなくなってしまった。

だが毎日外に出ている間も1時間くらいは暇な時間があるので
その時間を制作に割り当てようと考えた。

だがその1時間の間に
機材のセッティング→レコーディング→片付け
まで行わなければいけないので、かなりミニマムな作業環境が必要となる。

そこで考えたのが今回の方法だ。

持ち運びやすい機材で、
かつセッティングしやすく、
かつ最大限に良い音質で制作できる

そんな環境を整えれば1時間もあれば十分に作業が出来ると考えた。

そして実際にそれは成功し、
今では突発的な制作の依頼も1〜2日以内に完了できるほどの環境が整った。

自分にとっては1日が25時間になったような感覚であり、とても有効に人生の時間を使えるようになったと感じている。

なのでこの方法をぜひシェアしたいと思い
このnoteを書かせて頂いた。

・まず初めに

僕は仕事で無料プラグインを使う事を遊びやふざけてやっている訳ではない。

僕の現在の制作環境や制作に充てられる時間があまりにもミニマムになってしまったために
限られた時間、限られた機材で最高の結果を出そうとした中での最善の選択だと胸を張って言える。

まず無料プラグインはPCの負担が少ないものが多い。何故なら余分な機能を省いているから。
なので性能が並レベルのPCでも充分に動く。
PCの負荷が軽い事は作業スピードの上昇に繋がり、結果として早い納期で仕事を終える事が可能になる。

・このnoteに書かれている内容(誰向けか)

基本的には

・超ミニマムなDTM環境でも仕事レベルの環境を整えたい人への機材やプラグイン選定法

・具体的な機材の選出方法、プラグインの設定や細かい数値

になります。これは

・少ない機材で確実な効果を出したい人

・予算は少ないけど人に聞かせられる音質の音源を作りたい人

・バンド系ジャンルでDTM制作をしている人

に向けてのnoteとなります。

僕が実際にやっている設定や数値などもしっかりと記載しているので
役立てることも多いかも知れません。

・注意点

今回僕が整えた環境では
ソフト面(プラグインなど)は無料ですが
ハード面(機材)は有料のものが前提です。

必要に応じて機材を追加で購入して頂く前提での話も含まれますが、
基本的にはソフト系は完全無料のものでお伝えします。
また僕は今回チョイスしなかったものでも無料で素晴らしいと思ったソフトは紹介しています。

・実際に請け負った仕事内容

仕事依頼の内容は主に
「ギター、ベースの録音」
「歌ってみた用のオケ作成」などが多かった。
なのでオケ作成ならミックスまではするが、
基本的にマスタリングは行わず、
過度に色々なプラグインを差してPCの負荷を上げる必要も無い。

大事なのは最低限のしっかりとした音質でのレコーディングと、
短い時間で仕上げるスピード感だけだった。

ちなみにマスタリングまで行う場合は
僕にも理想とする音があるのでそれを作るためにたくさんの有料プラグインを使う。

なのでその場合はプロジェクトファイルをコピーして家で残りの作業を行う。