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「自分に素直になれた人」ほど「理想を実現するのが早い」という話


こうも社会全体がストレスに溢れていると、そこから抜け出したいと思うことは、別に不自然じゃない。一刻も早く自由になりたかったり、平和に身を起きたかったりするだろうし、鬱陶しい上司や同僚に悩まされず、好きな人だけと暮らしたい、と思うのは当然のことだ。その中で「早く、こうならなきゃ」とか「もっと成長しなきゃ」みたいに思って生きることになるかもしれない。そういう人は多いと思う。

ただ、不思議なことに人間は、外ばかり見ていると、逆に理想の実現が遅れてしまう。得てして早い段階で自分のビジョンを実現している人間ほど、よく自分の内側を知っているものだ。例えば、自分がどんなことが得意で、どんなことが好きなのか。何が嫌で何がストレスになるのか。だからこそ、自分がどうすれば理想を叶えるために適切な行動を最小限の労力でできるかを知っているし、適切な行動を取れるのだ。

自分にあったやり方がある

言葉は知っていても、その本質を知っている人は少ない、ということは、多々あると思う。「自分には自分にあったやり方がある」というのも、その1つだ。誰もが自分がやりやすい方法があるんだろうと、頭の片隅では知っていながら「他の誰かのやり方」に「自分をあわせてしまう」のだ。このマインドでいると、理想の実現は遠のく。

人にはそれぞれ性格もあるし、環境や状況も存在する。たくさんの成功変数がまわりに存在していて、人の数ほど組み合わせパターンが変わる。それにも関わらず、理想を実現しようとする人は「自分が成功できるやり方を探そう」じゃなくて「誰かが成功した方法通りにやろう」としがちだ。それだと逆に、理想の実現は遠のいてしまう。だって「そのやり方が、あなたにあっている」とは限らないのだから。

自分に合う合わないを無視して「誰かの成功」の後を追ったところで、それが自分の性格や環境に合わなければ、辛いだけだ。想像以上に辛いので、結果的に継続もできないし、成功までの速度も遅い。「あわないこと」をやっているのだから当然だ。

丸は四角になれないし、蛇は鳥になれない。飛ぶ鳥に地を這えと言っても無理だし、蛇に空を飛べと言っても無理だ。しかし、蛇は這って鳥を殺せるし、鳥は空から蛇を殺せる。人間も同じだ。自分にあったやり方なら、さほど辛さは感じないだろうし、熱中できるので、理想の実現も早まるというわけだ。なのに人は自分が蛇タイプでも鳥になろうとする。

自分が何が好きで得意なのかと向き合う

好きや得意というテーマを挙げると、スキルや特技で考える人が多いと思う。しかし、本当に考えるべきなのは、自分の「特性」についてだ。どんな生き方が好きで、自分がどんな性格なのか。具体的に何をするのが好きか、ということより、よっぽど自分を把握しやすくなるだろう。

例えば、自分は「無理ができる人間」だろうか。それとも「無理しすぎるとメンタルが壊れやすい人間」だろうか。「細かいことを継続するのが得意」だろうか。それとも「大きく動いて一発あてる方が得意」な人間だろうか。「机に向かって1日仕事をしてる方が楽な人」だろうか。それとも「外に出て動き回るほうが楽な人」だろうか。

生きていく上で、どんな行動を自分が得意だったり好きだったりするのか、よく考えてみるといい。本質的な自分の特性と合致しない行動は、かなり大きなストレスに耐え続けなければならない。もしある方法を教えてもらって、それが自分の特性と対局にあるなら、いくらその人が成功したことであっても、自分で成功させることは不可能だろう。

もう一度言うが、何が自分の特性なのか、内面と向き合ってリストアップしてみることだ。整理整頓して自分がどんな人間なのかを知れば、生き方の方向性も見えてくるし、どんな道がもっとも理想の実現に近いのかも把握できる。逆のアプローチだと死ぬ。

自分がいつストレスを受けるか考える

これを間違えると、しんどい。自分のストレスに気づけ無い場合、気づかないうちに心がダメージを受け、ある日突然、爆発してしまう。極端な話、自分が仲がいい、好きと思い込んでいた人の、些細ないつもの行動からストレスを感じ続けていたり、自分が好きだと思ってやっていたことが、実はかなり大きなストレスを自分に与えていたりする。人間は意外と自分が何からストレスを受けているのか、把握していないのだ。

なぜなら、心のまま、素直に生きていないからだ。人間関係や集団での立ち位置、会社の雰囲気や自分の役割、立場など、様々な影響で自分を騙す。辛いことでも、自分自身に「好きだ」と思い込ませていたりする。もし、本当に周りの環境を無視して、自分の心にとって、素直に生きることができるなら、嫌なことは嫌と言えるだろう。ストレートにストレスを感じることを見分けられるはずだ。ところが面倒な関係性というやつが、すべてのストレスを靄の向こうに隠してしまう。次第に自分が何からストレスを受けているのがさえ、見えなくなったりする。

いつも笑っている人ほど、突然病んだりするし、よく泣く人ほど心が健康だったりする。自分が何からストレスをうけていて、どうすれば解消できるのか知っている人間は強い。自分の心に対して不器用な人ほど、どこからストレスを逃せばいいのか知らなかったりする。自分の心を器用に扱えるということは「心に対して素直に生きる」ということでもある。

理想を早く叶えたいなら、もっと素直に生きようよ

自分の心の声を聞いて、自分に素直になれたら、正直、いいことしかない。まず、自分がどういう特性を持っているか把握できるし、自分が最も結果を出しやすいアプローチを選ぶことができる。なにが自分にとって最良の手段なのかを、直線的に理解できるようになる。

さらにストレスの種をいち早く察知し、自分を逃がすことができるため、心に深くダメージを負いにくい。取り組んでも結果が出ないことも感じ取れるようになるので、わざわざ遠回りになることに取り組む必要もなくなるだろう。素直であることで、最短距離を見つけやすくなるのだ。

おまけに人間関係や環境含め、嫌なものがまわりに存在し続けることはなくなるし、自分の特徴を把握することで、その生き方や考え方、特性そのものが個性となって、行動に独自性も生まれてくる。例えば「ゆるく生きている」人は、そのゆるさが個性となるだろうし「日々熱狂して生きている」人は、その勢いそのものが個性となるだろう。何より、やりたいことを素直にすぐやるので、行動が早いし方向性も適切である場合が多い。

まとめ

本来、人間は自分の最適なロードマップを適切に選べる力を持っていると思う。自分に合う合わない、得意か苦手か、ストレスはどこにあるかなんて、自分の心に素直な生き方をしていれば、誰でも感じ取れることだ。ところが、それが出来ないのは、まわりの環境や関係性といった靄で、心の声が聞こえなくなっているからである。

思い浮かべてみるといい。理想を高速で叶えた人の中で、自分の心に素直になれていない人がいるだろうか。僕の知る限りでは、早々と理想に到達した人は、そのほとんどが自分の心に素直に生きた人間だ。思うがままに生きられない世の中や、自分の心を大切にしてあげられないあり方が、極端に理想へのロードマップを複雑なものにしてしまっている。

素直に生きよう。そして、自分の心に耳を傾けよう。歩みが遅くなっている人ほど、周りの人を気にするし、誰かに優しすぎたりする。もっと自分の心に優しく耳を傾けててあげることで、もっと理想への距離を縮めることができるだろう。大切にするのはまわりの人ばかりではない。自分の心も大切にしてあげることだ。再度になるが、素直に生きよう。

最後に、今イチオシの仕事載せておく。

WEBデザイナーやエンジニアを目指す方、そして、現役の方でキャリアに悩んでいる方は、絶対読んで欲しい。

では、また次回。

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