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今週の、弾き語り: レニーニ、Kensey、森ゆに等

今週は、弾き語りというか、創作全般においてビリっとくるこんな記事を見かけた。ここに、弾き語りと、物語のつくりかたと、宗教と、創作する喜びと、面白さ、等々が凝縮していて、かつするっと読めてしまって、驚いた。

物語って、「語る」と書きますね。本来、声に出すのが物語なんです。『平家物語』では琵琶法師が弾き語るのを、物語として聴いた。あるいは『宇治拾遺物語』は、いろんな人の語る話を集めてできた。口伝え、耳で聴くストーリーです。

自分は小説を書いている。それから音楽も作ってライブもやってる。物語が、接着剤として、片方にベチャッとひっついて小説、片方にひっついて音楽になる感じがしますね。(太字筆者)

Yahoo!ニュース:「本を読め、深く読め」――パンク歌手から作家へ、町田康が語る創作力の源泉 

物語が、接着剤として、片方にベチャッとひっついて小説、片方にひっついて音楽になる感じ」という表現はすごくいいなあ。あくまで物語(=伝えたいこと)が主軸。それをどういう形態にのせるか。もしくは、勝手にのってしまうか。

だからそれは、小説や音楽でなくてもいいはず。なんなら芸事以外でも。建築や、日用品を選ぶことや、夕飯の買い物でも。大なり小なり、そこにはそれぞれの人の物語が込められる。それが連綿と続いていく。

その物語を、意思をもって編集する。そういうものが、東京タワーになったり、バイヤーとしての仕事になったり、正月のおせちになったり、目立ったものになる。

「弾き語り」は、そんな物語をつたえる、フォーマットの一つでしかないのかも知れない。でもやっぱり、物語をつたえる形式のひとつとして、それに意思を伝えるフォーマットとしても、気軽だし、分かりやすいと思う。

毎平日、弾き語りのことについてつぶやいたことをまとめた、「今週の、弾き語り」。今週は、こんないい歌に遭遇しました。それではお付き合いのほど。ご贔屓いただけると嬉しいです。

それではまた来週。ごきげんよう。

あ、ちなみにYouTube弾き語り動画の正装を見た気がするので、ここでもあげておこう。。レニーニさん、好きだなあ。

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