特許事務所 湘南ラボ

弁理士(2008年登録)。

文字とロゴ、両方商標登録する必要はあるか

商標登録をする際に、新ブランドのロゴのデザインが決まってないので先に標準文字で商標登録する、という運用をすることがしばしばあります。

商標法は先願主義といって最初に出願した人を保護する早い者勝ちの世界ですので、デザインが決まらないとまごついている間に他社に商標を取られてしまった、ということが起きないように標準文字による出願をすることは効果的であるといえます。

では標準文字による商標登録ができた

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商標登録で「電流爆破」の伝統は守られるのか

プロレスラーの大仁田厚 氏が「電流爆破」の商標登録出願(商願2019-1556)をした、というニュースがありました。 

プロレス界の発展のために電流爆破を使うのは全然構わないんですが、他団体でもしょっちゅうしょっちゅう、逆に女子のほうが電流爆破を乱発しているような気がして。もっと大事にしてもらいたいなと思ってまして。電流爆破は何十年も前に東スポ大賞を取った大事なコンテンツだと私は思っています。

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【心配ないさ】商標法が守っているのは商標のオリジナリティではなく信用

ディズニー社が「HAKUNA MATATA(ハクナ・マタタ)」という商標権をアメリカで保有していることについて、ディズニー社に権利の取り消し(放棄?)を求める署名運動が起きています。

「HAKUNA MATATA」とはスワヒリ語で「心配ないさ」という意味で、ディズニー映画「ライオン・キング」を象徴するフレーズであると言えるでしょう。

ディズニー社は関連グッズとして「HAKUNA MATATA」

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「マリカー」訴訟でも活用されたSNSの証拠能力について

「ユーザーの声」をたくさん集めようと思ったら現代社会ではSNSが一番有効な手段だと思われます。SNSやネット配信でのトラブルが後を絶ちませんが、裏を返せば人間の本音がそのまま出るからこその強さがあります。

SNSは数字が出るのが強い!

なによりSNSは「何人の目に触れたか」がハッキリと数値化されるのが大きいです。単純計算になりますがTwitterの場合、

リツイート数×リツイートしたユーザー

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【ドラゴンボール超ブロリー公開記念】ベジータが悟空を差し置いて集英社に商標登録されていた件

「ドラゴンボール」といえば1984年に週刊少年ジャンプで連載が開始され、2018年12月には新作映画「ドラゴンボール超 ブロリー」が公開される鳥山明先生原作の大ヒットコミックです。

当然ながら関連グッズは今でも飛ぶように売れますので(かくいう筆者も幼少期にあれやこれやとグッズを母にねだったものです)、出版元である集英社としてはブランド管理に余念がないわけです。

誇り高きサイヤ人の王子、ベジータ

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顧問弁理士契約のススメ

顧問弁理士契約とは

特許出願の代理、商標登録出願の代理、といった個別の案件毎の委任契約とは異なり、月数万円の顧問料を対価として「月◯回の相談+顧問弁理士としてのWEBサイト等への掲載」をサービスとして提供するのが顧問弁理士契約です。

特許権の存続期間は20年、著作権は50年、商標権は永久です。このような知的財産権にまつわる問題は単に手続をして終わり、というわけではなく、長期的なフォローアップが

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