木下斉/HitoshiKinoshita

1982年生まれ。エリア・イノベーション・アライアンスなど。経営とまちづくりが専門。高校一年から補助金に頼らない地方事業開発やってます。『福岡市が地方最強の都市になった理由』『地方創生大全』『稼ぐまちが地方を変える』「まちづくりの経営力養成講座」「まちづくり:デッドライン」等

木下本どれから読むか。

書けるときに原稿を書きながら本を少しずつ出していますが、自分なりに難易度やカバー範囲を意識しながら本を書いています。というのも、一つの自力で稼げる地域の存在を意識してもらう人の幅を少しずつ広げるためでもあります。

1冊ですべてを表現することは不可能なので、少しずつカバー範囲を設定してやっている感じです。まだまだカバーしたい範囲は沢山あるので、道半ばではありますが、これまでの本の私なりの位置づけに

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新刊無料公開vol.6「逆算から始めよ」 #地元がヤバい本

※この記事では、11/15に刊行された『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』(ダイヤモンド社)の発売記念として、本文を一部無料公開します。

「え、えーと、ここが裏庭で、ここに小さな小屋があって、ここが母屋になります。えーと、できれば地域における賑わいの核のような施設にできないかなと......」
つくってきた資料をプロジェクターで投影しながら、佐田たちが主催するマーケットに出

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新刊無料公開vol.5「嗤う銀行」 #地元がヤバい本

※この記事では、11/15に刊行された『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』(ダイヤモンド社)の発売記念として、本文を一部無料公開します。

「いやぁ、そんな勝手に方針変えられましてもねぇ、ええ」 

あからさまなしかめっ面で、さきがけ銀行の担当者は渋った。土地を売却し、これまでの借り入れをチャラにする相談をしていたのに、急に売却せずに物件を人に貸す事業を始めたいと 言い出した

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新刊無料公開vol.4「役所の誤算、自立する民間」 #地元がヤバい本

※この記事では、11/15に刊行された『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』(ダイヤモンド社)の発売記念として、本文を一部無料公開します。

「それでは、開会のご挨拶をお願いします」
市長が壇上にあがって挨拶を始めた。 イベント当日はあいにくの雨。地元のテレビ局が予定どおりに取材にきて、ご当地アイドルグループが各店舗を回っている。
パイプ椅子が並んだイートインコーナーには、まば

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新刊無料公開vol.3「名店は路地裏にある」 #地元がヤバい本

※この記事では、11/15に刊行された『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』(ダイヤモンド社)の発売記念として、本文を一部無料公開します。

「あのさぁ、どうにか前日に戻って来れないのかよ」 電話口から聞こえる森本の声は、明らかに苛立っていた。語尾に舌打ちさえ聞こえる。
「わ、わかってるよ。けど、連休前に休みとって帰れるわけないじゃんか......」「だから、そこどうにかならな

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新刊無料公開vol.2「不本意な再会」 #地元がヤバい本

※この記事では、11/15に刊行された『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』(ダイヤモンド社)の発売記念として、本文を一部無料公開します。

久々に実家を訪れ、いきなり家業を畳むことが決まってから2週間。気づけば仕事が忙しいのにかまけて、ほとんど手を付けることもなく時間だけが経ってしまった。税理士との打ち合わせを控えて何となく重い気持ちを抱えながら実家に帰ると、母から声がかかる

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