見出し画像

極力移動しない 2016.4.10.

様々なタスクを抱えて行くと、移動時間に対する意識も持たなくてはならなくなっていく。

特に「通勤」と「打ち合わせ」に関連して発生する、移動時間は馬鹿にできないほどのロスになりかねない。これをどうコントロールするかによって、年間に使える時間に差が発生する。通勤も1日のことではなく数が重なれば膨大になり、打ち合わせについては前後のバッファーまで考えるとさらにとんでもない時間を費やすことになる。こうなると、一日の殆どが「移動」なんて非効率なことになりかねない。

この2つの移動時間を削減する工夫をしなくてはならない。

「通勤」に関する時間は、2つの解決策がある。

1つは、職住接近を意識することである。通勤などに時間とお金を費やすのは極めて非効率。1時間通勤を往復5日費やせば、10時間。住まいと職場の距離を15分にすれば、5日でも2.5時間。この差は年間にしていけば馬鹿にできない。本を数冊読むなんてことは楽勝でできる。何かレポートなどをかくことも十分にできる。

もう1つは、そもそも毎日通勤しない。リモートワークの採用である。私の所属しているAIAは週2回だけ出勤することにし、あとはリモートワークである。これであれば、片道15分を往復かつ2日ということで、週に1時間程度しか移動時間を持たずに済む。

私の場合も職場までは15分の通勤で、さらに地方出張が多いため住まいは品川周辺にしている。新幹線、羽田空港へのアクセスも30分はかからない。

また、「打ち合わせ」についても工夫が2つある。

1つは、まず自分ができるだけ移動しないことである。
1時間の会議に出て行くのに、前後の遅延などを考慮すれば、結局3時間近くの時間拘束となり、2-3件の会議を入れたら一日が吹っ飛んでしまいかねない。そのため、できるだけ移動しないように心がけるのが大切。どうしても打ち合わせが、ということになったらできるだけ相手の方にオフィスにきてもらう。来てもらいやすいように、できるだけオフィスは駅チカなどに設定する。またできるだけ自分たち側に来て打ち合わせをする形式でのプロジェクトを中心になるようにする。これだけで1日に使える時間は多くなる。

もう1つは、リモートでの打ち合わせ、テレコンを積極的に導入する。
実際にあって詰めなくてはならない会議も存在するが、あるプロジェクトの定例会議などは互いによく分かっているため、テレビ会議にするのは容易だ。双方の移動時間が削減できる。AIAでも地方との会議だけでなく、都内のパートナーとの会議では積極的にテレビ会議を採用している。都内移動も馬鹿にはできない、1-2時間は軽く吹っ飛ぶからだ。

地方都市などにおける近接しているエリアの人との打ち合わせについても、できるだけテレコンにすれば、自分のデスクや会議室から1分もかからない移動・準備ですぐに会議ができる。ギリギリまで他のタスクをこなせる。近接エリアの会議でもできるだけテレコンを採用しよう。

このように「通勤」と「打ち合わせ」をしっかりと管理することによって、圧倒的に使える自由時間の量と質が変わる。

【2016.4.10.】

◯予約受付中(単著)「まちで闘う方法論:自己成長なくして、地域再生なし」http://amzn.to/1PChp84

◯予約受付中(共著)「地域再生の失敗学」http://amzn.to/1otwbIc

◯発売中「稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書) 」 http://amzn.to/1SFIuNZ

◯毎日更新される記事は当日のみ無料公開。その後有料になります。また、まとめて1月分読みたい方は、お得な月別マガジンをご購読ください。

・2016年1月版「一日一言」入門編https://note.mu/shoutengai/m/m11e183841c7f

・2016年2月版「一日一言」まち事業経営基礎編https://note.mu/shoutengai/m/md0a65abf6bec

・2016年3月版「一日一言」地域に関わる個人の心得編https://note.mu/shoutengai/m/mced282b7a7f9

・2016年4月版「一日一言」作業効率化編https://note.mu/shoutengai/m/mb17d8d00b464

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100

サポートいただければ、さらに地域での取り組みを加速させ、各地の情報をアップできるようになります! よろしくお願いいたします。