前回の続き。

ハローワークで職業適性検査を受けた話。
今は無料。いつか有料記事にする予定。

日時を予約して「フィードバックは必要ですか？」と聞かれたので、
「はい、お願いします」と答えた。

フィードバックなしでもいいんだ？いいのか？
フィードバックをきっかけに適職を見つけたいと意気込んでいた。

検査当日、パソコンの前に案内され、検査スタート。
検査といっても、パソコンに出てくる質問に答えるだけ。
価値観や興味などを調べるものだった。

わからない。
自分がわからない。
「どちらともいえない」は極力避けたいし、避けたのだけど。

例えば「人の話を聞くことが得意か」と問われるとすると、
得意？聞くことはできるけど、それが上手なのかどうかは微妙、とか考えて、
判断基準がぶれそうになってしまう。

特にパワハラを受けた後だったので、すべてにおいて自信喪失状態。
「人の話聞いてる？全然聞いてないよね」と言われた記憶が蘇り、
「人の話を聞くことが得意ではない」という認識になっていた。
パワハラ以前の私なら、「得意」としていた部分なのに。

すべての質問に回答し、2部プリントアウト。
1部は自分用、もう1部はフィードバックのための提出用。

「フィードバックお願いします」と受付に提出すると、
「では担当を決めて連絡いたします。後日お越しください」と。
なんだ、当日フィードバック受けられるわけじゃないのか…とがっかり。

1週間ほどで連絡が来て、ハローワークに向かった。
担当の相談員は、優しそうな方だった。

「結果を見て、どうでしたか？」と聞かれた。
どうもこうも。読んでも意味がわからないし、突出しているところもないし、
想像していた通り「芸術・創造」に興味はあるけど、現実的ではない。
こんな素直には言えず、「よくわかりませんでした」と言った。

「大学生ならともかく、今さら適している職業が出ても難しいですよね。
宇宙飛行士とか出ても…。あまりこれに出る職業は現実的ではないんですよね」
なんのために受けたのだろうと思った。
まあ、アラフォーで受けるようなものではないか。

「数値が強く出ているものが無く、謙虚な結果ですね」
やはりパワハラの影響もあって、自信喪失していたんだと思った。

相談員の方は、いろいろな可能性を示してくれた。
事務や接客の仕事は、将来AIやロボットがすることになるかもしれないという話。
将来独立して仕事をするために、資格を取るのはどうかという話。

真剣に聞いた。
「どのような職業に惹かれますか？」と、職種一覧表を見せてくれた。
「能力的にできるかは別として、カウンセラー、Webライター」と言ってみた。
「そうですよね。例えばカウンセラーだったら、いろんなカウンセラーの資格があります。ここ（ハローワーク）で働くため、私も産業カウンセラーを取得しました」
産業カウンセラーの資格を取れば、こういう場所で働けるかもしれない！
でも、大事なことを聞かなくちゃ。
「この相談員のお仕事、大変ですよね？」
「そうですね。怒って帰る人もいます。やりがいを感じることもたまにありますよ」
あまり楽しそうな言い方ではなかった。
そんなにやりがいを感じないことを、私はやっていけるんだろうか。

「この仕事、私のおすすめです」と出してくれた求人があった。
運輸系の仕事。
なぜ？私にこれが合うと思ったのだろうか？
運輸系の経験も機械の資格もないし、興味もないのに？
私は「どのような仕事なんですか？」と深堀りしてみたが
何の話をしているのかまったくわからない。それぐらい興味が持てなかった。

「今、お仕事されていますか？」と問われ、
「いえ、今はしていないんです」と言うと、
「それはいけませんね！社会とのつながりを持たないと！」と相談員の声が少し大きくなった。
そういう風に言われると思っていなかったので、胸にチクチクしたものが刺さった。
「実は、パワハラに遭ってしまい、それから働いていません」と答えた。
「ハローワークではカウンセリングもあるので、一度それに行ってみては？」と勧めてくれた。

成果：
・産業カウンセラーの資格を取ろうと思った
・カウンセリングを受けることになった

相談員の方、優しかった。
懸命に私の未来を考えて、いろいろな案を出してくれたなと思った。

だけど、数日経ってイライラし始めた。
なぜ私の興味のない運輸の求人を勧めてきたのだろう？
完全に相談員の趣味じゃん！

なぜあんなにややこしい話をしていたのだろう？
意味の分からない話が多かった！
AIがとってかわる仕事の話も、なるほどと思ったけど、
AIがした作業（チャットGPTの文書作成など）をチェックするような求人なんか今ないじゃないか。

私は打開策がないかと思って相談しに行ったのに、
結局、検査結果もあてにならず。

産業カウンセラーの未来も、想像できなかった。
資格取得にかかる費用を現実的に知った。どこから出す？
その費用を稼ぐためにできる仕事をまず見つけたいんだけどね？
それだったら、資格取らなくても、その仕事で収入を得る、でいいよ。

つづく