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真の意味の“不確実性に耐える“

ODNJP(オープンダイアローグネットワークジャパン)の
対話実践のガイドラインにもある
“不確実性に耐える“
私が対話に興味をもちはじめてまず真っ先に興味を惹かれた言葉
はじめの頃は語りに対して
答えようとしなくて良いんだ
語り手から出てきた言葉をただ聞く それでいいんだ
と思う体験がとても新鮮で心地よく感じていた

次第に不確実性に耐えることがだんだん普通になってくる

しかしその後に待ち構えていたもの
それは
何事にも正解がないという状況

今まで自分のなかに“べき“という自分の中の正解を持ち
その“べき“という正解があることを拠り所にしていたのだと気付く

対話ではリフレクティングという方法を設けている
語り手は輪からはずれ、聞いていた側が話すのを盗み聞きする
これにより私はいろんな視点を感じるに至った

またこれが定着してくると、聞き手がいなくても自分の中でいろんな角度から出来事を捉えられるものの見方が定着してくる
するとますます正解(いわゆる“べき“)がなくなってくる

そのような新しい思考回路になっていることに気付いた私は
混乱する。。
だって答えがないのだから
何に向かってどのような感情を抱けば良いのか
怒りなのか。
悲しみなのか。。
幸福感なのか。。。
つまり歩むべき道がなくなってしまったように感じたのだ

こんな経験は初めてで、どうしたら良いか分からず、困惑し、戸惑った
そんな時期を経てトンネルを抜けた今
「そうか!これこそが“真の不確実性に耐える“なのかもしれない!
という学びを得る

今はまだこのような思考回路になったばかりで
うまい具合に活用できていないが
見えている景色が変わったことで新たな見え方と対峙していくことが
恐くもあり、また楽しみでもある

そう思っていよう😌

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