長所と短所3

【就活・推薦入試】長所と短所(短所編)

就職活動・推薦入試などでたまに聞かれる「短所」ってどうやって考えたら良いの??という人に向けたお話です!

※「長所」に関しては、「【就活・推薦入試】長所と短所(長所編)」を御覧ください。

さて、本題に入る前に、長所編に続き、もう一度断っておきます!

「長所・短所」なんてものは、存在しません!!(`・д´・ ;)ナ、ナンダッテー!!

そこにあるのは2つ!
「特徴」「場」だけです!!

つまり、基本は長所を考えるときと同じです!
違うのは、短所ではプラス1段階考えなければならないということです。
マイナスな内容をそのまま伝えても、マイナスにしかならないので、最後に聞こえが良くなるように仕上げが必要ということです。

さっそく本題に入っていきましょう!


①特徴を見つける

まずは、特徴を見つけましょう!
これは長所のときと同じです!

自分で思っていることでも、人に言われたことでもなんでもかまいません。
良し悪しなどは考えず、小さなことでも構わないので、挙げられるだけ挙げていきましょう!

せっかくなので、長所のときと同じ項目で考えてみましょう。
(決して手抜きをしようとしてるわけでは……(`・∀・´)エッヘン!!)

《例》
・「声が大きめ」,「声が小さめ」
・「勉強で理科が得意」,「勉強で社会が苦手」
・「考え方がポジティブ」,「考え方がネガティブ」

このような感じで、言葉が良い意味で用いられるか、悪い意味で用いられるかは気にせず、挙げられるだけ挙げていきましょう!


②短所:特徴がマイナスにはたらく場を考える

次は、「①特徴を見つける」で挙げた特徴について、マイナスにはたらく場や結果として起こることを具体的に考えてみましょう!

《例》
・「声が大きめ」:図書館など静かにしなければならない場所ではマイナス。繊細な人から話を聞き出す場合は圧迫感を与える可能性がある。
・「声が小さめ」:騒音があるところでは聞こえない。自信がなさそうに見られがち。
・「理科が得意」:苦手な人の気持ちやつまずくところが理解しづらい。慣習にとらわれやすく、他分野の視点が抜けがち。(ノーベル賞のような研究は、意外とと分野から入ってきて新鮮な視点を持った人による大発見も多い。)
・「社会が苦手」:知識や考え方で遅れを取る。苦手意識がさらに足を引っ張る。
・「ポジティブ」:楽観性によって、思考が大雑把になりがち。細かい所の詰めが甘くなりやすい。繊細な人の心の動きに気づきにくい。
・「ネガティブ」:小さなことまで気になりすぎて、エネルギーが全然足りず、無気力になりやすい。それに伴って行動力も少なくなりがち。うじうじしているように見られがちで、人をいらいらさせたり、場の雰囲気を乱したりしがち。

このように、一見プラスイメージの特徴であっても、マイナスにはたらくこともあります!
とにかく、マイナスにはたらく場やマイナスにはたらいたときに起こることを挙げていきましょう!


③短所の質問についての考え方と意図

ここからが短所の質問に答えるとき特有の部分です!

自分の短所(これから学んだり仕事をしたりしていく上で課題になると予想される部分)について、次の3点を考えてください!

・自分固有の課題になる部分をどれだけ認識しているか??
・その課題への対策は考えているか??
・その対策の進捗状況はどうか??

また、質問者の視点で考えると、短所について聞く質問の意図は、「一緒に勉強・仕事をしたいと思える人物か??」ということです!
具体的には次の3点です!

課題を見つけようとする意識を持っているか??
・自分の至らない点を認められる謙虚さがあるか??
・課題に立ち向かおうとする向上心・行動力があるか??


《例》
図書館など静かなところで働くための面接で、「声が大きい」という短所を言いたい場合。
→声が無意識に大きくなってしまう事がある。
→ここで働くにはマイナスになる可能性がある。
→この業種を受けると考え始めたときから、声の大きさを意識するように心がけ始めたが、自分で気づききれない部分も多い。
→気づくためには周りの人の協力も必要なため、働き始めてから、周りの人に、気負いせず注意の声をかけてもらえるよう、何でも話しやすい関係を作っていきたい。

上記の「考えるべきポイント」「質問者の意図」を含めて例を考えると、このような感じです。

以上が、長所の質問とは違う、短所の質問で気をつけなければならないところです。


※一時期、「一見短所に見えるけれど、実は長所」みたいな答え方が流行りました。しかしこれは、「長所」であって、「短所」ではありません。
自分の欠点から逃げているような印象を持たれる可能性があるので、気をつけましょう!


【まとめ】

履歴書や面接のために、短所を考えるときのポイントは、「課題の発見・対策・行動」と「質問者の意図」です!

短所をただ挙げるだけでは、お互いに、前向きな気持にはなれません。
真摯に自分と向き合い、質問者に「この人と一緒に学びたい・働きたい」と思ってもらえるような真っ直ぐさを出していきましょう!(*´ω`*)

カーペディエム