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「リトルブラジル」大泉町(群馬県大泉町)

探訪 日本の名所 ~日本の中の外国編その1~

リトルコリアやリトルチャイナは全国にあるが、群馬県大泉町は「リトルブラジル」!

1970年代後半から80年代にかけて、工場で働くために南米からの労働者が移住したのがきっかけ。

移住というと、軋轢など葛藤はなかったのだろうか・・・
と思って調べてみたら興味深い記事がありました。

やはり最初は、日系人でありながら(ブラジル人であるため)、大泉の日本人には受け入れられず疎外感を感じていて、一方
大泉の人は日本の慣習などを守らない(ゴミ出しなど)などで困惑、などの軋轢があったのですね。

そんな事態が転換期を迎えたのがリーマンショック。大泉や太田に点在する下請けの工場群は仕事がなくなり、そこに勤めていた日系人たちは次々とクビを切られた。今も昔も、工場の派遣社員は雇用の調整弁。

ブラジル日系人の8-9割が無職になるという、あまりの事態に「日系人離職者に対する帰国支援事業」などを利用してブラジルへ帰る日系人も多かったそうです。

残った日系人が考えたのは「日本人ともっと手を取り合わないと」ということでした。そんな思いは大泉の日本人も同じ。リーマンショックで職を失った人たちも多かったのです。
ブラジルのお店に日本語のメニューを置いたり、日本食のレストランにポルトガル語のメニューを置いて歓迎したり。そんな交流が少しずつ垣根を壊していったのだと思います。

そして現在。大泉町は
全国的にも珍しい「移民を観光資源としてアピールする街」として製造業のほかに、移民・文化の多様性を町の特徴として、観光業を推進しているのです。すごい!

グルメを全面に押し出した「活きな世界のグルメ横丁」なども開催しています。シュラスコ~~~

情熱の多国文化が楽しめるステージ!第4日曜日開催!!
えっ定時開催なの嬉しい!!行くっきゃねえ!!!

大泉観光協会は2023/12/28~2024/1/4までお正月休み。
現地の情報(お店の営業時間など)はそれぞれのお店へお確かめください。

Page2からは大泉のお店の紹介ページがあるよ↓ (Page5まで情報たっぷり!)



アクセス

<職場の教養 2018年3月号より>

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