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整理収納アドバイザー談(衣替え編)

また嫌な季節がやってきました。
既に、寒い。。。
妻は半袖&半パンなのに、私は長袖・長ズボン・靴下・ニット帽です。
同じ家にいるとは思えないこの違い。
雪国育ちの癖に寒さに滅法弱く、最高気温が25度を切り始めたら、私にとってそれはもう「冬」なのです。
何故こんなに寒がりなのか自分でも分かりません。確かに体温は大体35度台なのですが。

ついこの間まで30度超えを連発していた筈なのに、一気に「冬」になってしまいました。
「秋?そんなのありましたっけ?」という感じです。

という事で、ボ~ッとしている場合ではございません。
夏物をチャチャッと片づけて、冬物をチャチャッと準備です!
チャチャッとやりますよ~、チャチャッと

で、何だね? その「チャチャッと」ってのは? ですって?
 実は私『整理収納アドバイザー』という資格を持っておりまして、しかも最上位の1級資格保持者なのです。

 ご存知ない方も多いと思いますので簡単にご説明させていただきますと、端的に言えば「散らかったアレやコレやを整理します」というものです。実際のご依頼で多いのは、断然家庭内の片付けです。時にはオフィスや倉庫、店舗、クリニックなどもあります。講座・セミナー・教室などの依頼もありますし、モノだけでなく情報を対象に行うケースもあります。対象は何であれ基本原理は同じですので、どんなものでも体系化して整える事ができます。

 私は小さな頃からそのあたりの才能があったらしく、片付ける事に関しては得意でして、キャンプや旅行から戻ってからの片付けは専ら私がチャチャッとやっていました。今思い返してみても、めちゃくちゃ手際が良かったですね。チャッチャカ、チャッチャカやってました。なかなかに便利な子供でしょ? 私が自慢できる数少ない才能のひとつなのです。

そんな訳ですので、自分の分だけの衣替えなんぞに手間取るはずもありません。
 
耳栓してたってできます。(当たり前か。)
  鼻栓しながらでもできます。(口呼吸になっちゃうね。)

 で、何でしたっけ?
 あ、そうか。
 衣替えするんだった。

という事で、
『片付けのプロ、整理収納アドバイザーの衣替え。実際どんな事やってるの~?』
のスタート~!
(チャチャチャッとやります。すぐに終わりますから最後まで読んでね!)

①まず、冬物を用意します。「これから宜しくね」と言います。私は言いませんけど。

冬物は地味な色ばっかり。

②夏物を真空パックに入れます。「おつかれさま」と言います。私は言いませんけど。

夏物は少しだけ明るめ。

③どこからともなく出てきた「どうでも良いもの」で遊びたくなったら遊びます。

一時期、背中コリが酷かったんです。

④片づけた場所に「読める字で」中身を書き留めます。

で、夏物はどこなんだよっ!

真空パックに入れた夏物は、冬物が入っていた衣装ケースに入れました。
以上です。簡単でしょ?

えっ? これだけ? これだけでお金取ってんの?
んなワケはありませんのでご安心ください。
これはあくまで「私の、私による、私のための衣替え」です。
実際の現場では、まず①にたどり着く迄が超大変なのです。自分の物を整理する訳ではありませんので、個々の物品に対してヒアリングを行う必要があります。勝手にポイポイ、アレはこっち、ソレはあっちという具合には進まないのですね~。

ほんの少しだけ補足させていただきますね。
①は特に問題ないです。ただ押し入れから出してくるだけです。
②の真空パックですが「真空」と言いながら何なのですが、空気を軽く抜く程度にしています。掃除機を使ってカッチンカッチンにするのはお勧めできません。ここでは長くなるので割愛しますがカッチンカッチンにしてもロクな事になりませんので、手で押さえて空気を軽く抜く程度にしておいた方が無難です。この方法の場合、防虫剤は不要です。(虫は入って来られませんのでね)
③大体、途中で何かが湧いて出て来るんですよ。写真とか、私みたいに足つぼマットとか。気になってしまったら無理に目をそらさないで、タイマーを5分セットして、5分間だけ存分に楽しんでください。我慢は良くないです。
④真空パックしたものを箱やケースにしまいます。パッと見て中身が分かるようにしておくと便利です。くれぐれも箱に直接書かない様にしましょう。中身は入れ替わりますのでね。

 以前見たテレビで、確かケーキ屋さんの通販だったと思うのですが、
開業当初にすごく丁寧にしっかりと梱包していた所「梱包に問題あり」という低評価が続いたそうです。(え?何故?こんなに丁寧に包んでいるのに?)と不思議で仕方がなかったと。で、聞いた方が早いという事でお客様に聞いてみた所、「梱包が丁寧過ぎて商品がなかなか取り出せない。食べる為に買っているのに、なかなか食べられないじゃないか!」という事だったそうです。

 片付けにも当てはまる考え方ですね。収納法に関する様々なテクニックが紹介されていますが(それはちょっと違うんじゃない?)と思える事例も見受けられます。
 「目的は何か」と考えれば、一部の永久保存モノを除けば、基本的には「次に使う為に、片づける」訳ですね。
 「寒いから早く使いたいのに、なかなか出てこないじゃないか!」とならない様に、①簡単な方法でまとめる。そして、②場所を明確にしてあげる。 それだけで十分だと思います。

いや~、またしても長くなってしまいました。
話の方はチャチャッとは終わりませんでしたな。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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