BMI15の世界

生来痩せ型でなにかってーと痩せる体質、小学生の頃には拒食症を疑われ、健康診断のたびに「痩せすぎてヤバいからな」と指導が入っていたのですが、そもそもそういう体質なので私にとっては「痩せすぎで普通」でした。
ところが今年、諸々あって転職したら生活が激変した上にモラハラを受け、ストレスで6キロも痩せました。
普通の人や太り過ぎの人なら喜ばしいことかもしれないけどそもそもが痩せ型。BMI15とかちょっとありえない数値を叩き出してる現状です。
そうなると色々と体調の変化もあります。日常も変わりました。とにかくしんどい。
太り過ぎに関しては色々データはあるけど痩せすぎってあまりデータや記録やブログってないよなーと思ったので、ここに「痩せすぎた人間の実情」を書き留めておこうと思います。

・頻脈と徐脈を繰り返す
とにかく脂肪もないけど筋肉もない。そうなると心臓も大変みたいで、動くとそりゃもう心臓がバクバクいいます。で、何もしないでいると徐脈状態。
お風呂に入ると立ちくらみ。階段登るとフルマラソンでも走ったのかってくらい心臓バクバク。
これいつか死ぬんじゃね?て思ったり。

・むくむ
血の巡りが悪くので、そりゃもうむくみます。どれぐらいかっていうと、「電車に30分乗っててその間かばんを膝に置いていたら、跡が残る」くらい。
靴下の跡どころの話ではない。

・立ちっぱなし、座りっぱなしができない
筋肉がないので立っていられません。そして肉がなくて骨が当たるせいか、座っていてもつらいです。特におしりと背中。肩甲骨が浮いているので背もたれがつらい。
映画見に行ったけど途中から「立ちたい…!椅子替えたい…!」ってなった。

・とにかく疲れる。そして疲れが取れない
血の巡りが悪いのでとにかく疲れます。歩いて10分の距離ですら疲れます。そして次の日まで引きずります。

・眠れない
寝るのって体力使うんだよ!!!
疲れているのに眠れない。6時間以上眠れない。ただし、30分起きたらまた寝ます。眠るって言うより気絶してる状態のような気がしている。
(もっともこれは、仕事のストレスからの睡眠障害かもしれませんが)

・そのくせ眠い
常に疲れてる状態なので、常に眠いです。でも眠れない。なんだこれ。

・寒い
半袖着てると寒いです。もう7月なのに。
筋肉も脂肪もないから体を守るものもないせいですかね。布団も冬用布団のままで梅雨明けを迎えそう。
かといって寒さに強いわけでもありません。

・関節を痛める
体や関節を支える筋肉がないので、関節がバキバキいいます。動きまわったら足の付根を脱臼しかけました。

・肩こり、腰痛、飛蚊症のオンパレード
常に体調が悪ので、「医者に行くまでもないんだけどなんか症状出てんな」という状態です。人によっては口内炎とか歯肉炎とかも起こるかも。

・脂肪を分けてあげたいと言われまくる
痩せてる人間にとって、「体重が落ちた姿」というのはコンプレックスです。そしてそれを理解してくれる人はなかなかいません。
大多数の人間は太るようにできているからです。理解者がいない、というのは結構つらい。
「痩せられて羨ましい」とか言われても「痩せるのと窶れるのは違う」としか言えません。

・腹を下すくせに腹が減る
栄養足りてないのか、とにかくすぐお腹が減ります。で、消化に使うエネルギーがないので下ります。

・改善策がない
太っている人が適正体重になるための改善策はちょっと探せば出てくるし医療機関からダイエットまで、実に様々な方法があります…が、痩せてる人が健康的に太るための方法というものはありません。一応色々体質改善プログラムはあるけど医師からの指導は「タンパク質とってね」くらい。具体策を!くれ!

こんなかんじでしょうか。
いくらなんでも痩せすぎて命の危機すら感じるので、せめて前の状態には戻したいなと思っていますが、時間はかかるだろうなと。
痩せる体質の人間はとにかく「脂肪も付かないが筋肉も付かない」ので。

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