見出し画像

藤井風HEATファイナル“配信”振り返り。(ノールックでメモしたMCも)

武道館ライブに引き続き、Mスラさんの配信にてHEATファイナルを観た。配信だというのに、めちゃくちゃに緊張しだした開演1時間前。挙句の果てに、緊張性の咳まで出だしてむせるという…。じんましんといい、最近心と身体が直結しすぎてるの、何なんw!

********

ちょうど1時間前にログインすると、洋楽のオールディーズが聴こえてきた。会場で流れていた曲とは違ったのが、ちょこっと残念。3分過ぎても、5分過ぎても始まらず、「会場はもう始まってるとか、ないよね」と心配になり出した17時9分ごろ、「Good as Hell」のカバーが流れる会場の様子が映った。客席を捉えるカメラ。みんな幸せそうな顔をしてる。今日も雰囲気は最高みたい。

曲のボリュームが上がって、まず初めに登場してきたのがバンメンのみなさん。両手を頭上でクラップしながら歩いてる。そして、いよいよ風さんの登場だ。「風よ」のサックスは今日も色っぽかった。

「調子のっちゃって」では、歌1曲目なのに、いきなりゾーンに入ってた。表情が、目線が、とても艶っぽい。「♪はみだしたった~」のところでマイコーポジションに持っていった手は、武道館のときより堂々としていたような気がします。カメラでもバッチリ抜かれてます。

「優しさ」で右向きに座った風さんは、TAIKINGさんとアイコンタクトしてたなぁ。ええなぁ。

MCの第一声は

こんにちは。Welcome babe.

そうだ、世界配信だったと気づく。

よう来てくれました。HEATファイナルです!激熱だったHEATが今日で最後なんて信じられん。HEATは熱ゆー意味じゃけど、会場のみなさんも配信のみなさんも、みんなの中にあるいらんもんが燃え尽きてしまうような1日にしたいと思ってます。スタッフ・バンドメンバー・ダンサーのみんなでそうしていこうと思ってます。みんなで愛を分け合いましょう。
“Give love each other” 
みんな立ってくれとるな。元気。好きな楽しみ方でええんよ。今日も会場のいろんなところを歩いたり、座ったり、縄跳びしたりしよったんですけど、どこにいても心の距離は変わりません。そのへん、よろしく!

「きらり」の曲紹介は高音のかわいい声で。はじめて聞く声だったぞ。踊っても声がぶれなくて、スゴっ。

「代々木ー、代々木ー、ファイナルーー」

と叫んでたの、かわいかったぞ。

「キリがないから」では低音にゾクゾク。アニメーションのフクロウも現れて、ダッチ監督に感謝。武道館と同じく配信組へのスペシャルプレゼント、ありがたく受け取りました。
ヒロムさんとのパータッチは、今日は少し握るようにしてたのを確認。ツアーのなかでも、進化や変化があるんですね。二人で相談したのかなぁ、ずっずさんやザベスさんにも見てもらったのかなぁ、なんて想像してにんまり。

生尺八で始まった「へでもねーよ」。吸う息の大きさで、演奏の迫力とライブ感が伝わってくる。その後ろで胡坐をかき座禅スタイルの風さん。床にはいつくばるようなダンスと鋭い目つきがカッコよくて、ツボOFツボ。マイクもエクレア持ちが進化して、両手で持ってたのがよく見えました。配信の醍醐味ですよ、顔も手も全部アップで見えるのは(ムフ)。

そういえば、ライトの演出で服がヒョウ柄に見えたな。嫌いじゃないです、ワイルド風。むしろ好きです、ワイルド風。
噂の、

「手上げなー」

も聞けて、ふぉー!

2回目のMCが始まる前、暗転した中で風さんの少し上がった息づかい聞こえてきた。会場にいてはきっと聞こえない音。エムスラさん、すごいですよ。

あのね。HEATダンサーが盛り上げてくれてます。尺八二ストは代々木だけのスペシャルですよ。ダンスも完全6人体制。愛を贈りあいっこしていきましょう!わしらバンドメンバーも負けんようにいきます。

激しいダンスとワイルド風を見せた後の、おじいちゃんみたいな「あのね」に、笑いが起こったようにざわめく会場。そうそう、そのギャップが、ザ・風なのよ。
尺八奏者をピアニストみたいに紹介したのもよき。ググってみたけど、尺八二ストなんて表現ヒットしなかったから、風ワードっぽいな。

続いて、「つぅ~むぃ~ぬぉ~くわ~うぉ~ぅりぃ~」のあとに “Flavor of sin” と日米ダブル紹介したのは、ファイナルだから?両方聞けてうれしかったです。

初めて聴くピアノの旋律に「え、何の曲?」と集中。始まったのはエレピで弾き語る「もうええわ」。福岡では弾いてなかったはずなので、ファイナルだけのスペシャルバージョンなのかな。どちらにしても、風さんの弾くピアノは1音でも多く聴きたいから、いつでもウエルカムです。
途中、うさぎダブルピースのギャル風が登場したり、振り返ってバンメンとアイコンタクトするかわいい表情を見せたりと、見どころがたくさんでした。上からのカメラも、鍵盤の上を走る長い指がよく見えてよかった。

もうええわのアウトロに酔いしれていたら、一瞬も途切れずに「死ぬのがいいわ」につなげた!エモすぎてやばい。この流れはきっもちいい。

またもや聴いたことのないメロディが聴こえてきた。そして、ピアノを弾きながらのMCが始まる。

次はみんなと一緒に奏でたい曲です。足らんなー、いややなーなんてことが全部消えてなくなるように、そう信じて、指パッチン or クラップをしてほしいです。タイミングはバンドメンバーが教えてくれるからDon't worry。
みんながほしいと願ってるものは、みんなの中にありあまるほどある。全部満たされてると自己暗示をかけて、指パッチン or クラップをしていきましょう。

「特にない」が始まった。またニューアレンジが聴けたな。演奏後には、低くアンニュイな声で一言。

ありがとう。みんな最高。Amazing.

すぐに次の演奏が始まる。ピアノの和音が刻まれ、またしても初めてのメロディ。もしやと思っていたら、武道館オープニングの「帰ろう」の演奏へつながった。武道館やFree Liveのときよりも、ぐっとドラマティックで引き込まれたな。今回新曲多めでうれしいです。イントロやつなぎのアレンジだって、わたしにとっては新曲です。

真っ暗なステージの中、用意されるスタンドマイク。そして一言。

ワシらはまだ若い。元気だし、生きとる。青春に侵されとる。

「青春病」の曲紹介のお決まりのフレーズに、マスクの下でクスクスっとするさざ波が起きた。それにしても、「生きとる」はパワーワードだな。そう、生きてるからこうして風を浴びられているんだ。

風さんの歌声がとてもやさしい。今日はそう感じることが多かった。多分、会場のみんなやスタッフ、バンドメンバーなどすべての人たちへの感謝の気持ちがあふれ出して、声に表れたんだろうなって思う。広い会場のあちこちに視線を投げ、まっすぐ見つめながら歌っていた姿が印象的でした。

じゃあ、このライブもそろぼち終盤に近付きおんじゃけれども、今日まで一緒にやってきたバンメンを紹介させてもろてよろしいでしょうか。
Bass 真船勝博~!このバンドのキャプテンです。
Drums 佐治宣英~!
Guitar TAIKING from Suchmos!
Vocal 藤井風。

そしてこの後の「STAY TUNE」は、激熱。徐々に完成していく形が最高にかっこいい。福岡で出せなかった声を、おもいっきり出してふぉぉぉ~!と吠えました。両手も上げちゃいました。

みんな元気にしっかり心でうとーてや

武道館ブルーレイでなんども聞いている掛け声で、「何なんw」がはじまった。「元気に」ってワードが追加されてた(こまか)。
TAIKINGさんのギターとぶんちゃんのギターの音がまったく違うことにも驚いたので、円盤化されたらじっくり聴いてみたいな。

駆け込みピアノも間に合って、ほっ。マイクを置く動作が、早っ。演奏が終わっても、しばらく拍手が鳴りやまず。

元気がよろしいことで。ありがとう。デビュー曲の何なんwでした。
何なんwは一番古い曲じゃけれど、わしの一番新しい曲は聴いてくれたでしょうか。燃えよ。

ジャンプしながら歌っても、声が揺れないのがすごくて。縄跳びの賜物なのかな。りょんりょん先生、ありがとう!
「燃えよ」はライブで最高に盛り上がる曲。ダンサーは6人いて、みんなとにかく楽しそう。会場で踊りまくってる人もたくさん。グループディスタンスがいい仕事してる。ショルキーの音もよく聴こえて、エムスラさんありがとう!って心で叫びました。

OK, Ladies and Gentlemen. This is special show time.

ダンサーたちの紹介が始まった。1人ずつ披露してくれるソロダンスのレベルの高さよ。ピアノのイスに座っている風さんは、終始笑顔。一番笑顔になったのは、最後にアンドロイドのヒロムさんを紹介したときでした。

Woohoo! You guys are great! I love you.

からの、唐突な「さよならべいべ」。バンメンとの息はばっちり。福岡でグフって詰まっちゃったのを観れたのは、レア体験だったと喜んでおこう。

やっぱり歌い方がやさしいな。感謝と愛があふれちゃってる。目もうるんでるように見えて、会場を見つめる目がやさしいよ。

みんな手を振ってくれとるな。ほんまにこれ、ツアーで毎日いうとる気がするけど、今日が一番よう振ってくれた。ほんまですよ。うそじゃないですよ。だんだん熱くなってるツアーも、残り1曲となりました。その前にバンドメンバーから一言いただきましょうか。今日は誰からやりますか?

少しの間の後、「はいっ」と勢いよく手をあげたのはマフさん。音量マックスのイヤホンで聴いていたので、耳がツーンとした。マフさんってば声量(笑)でもその気合い、嫌いじゃないの。

マフさんはキャプテンらしく、長めにお話をしてくれて「マスクの下の笑顔が見える」という言葉が心に残りました。佐治さんは「みんなと遊べて楽しかった」と。TAKINGさんは「ほんとに大好きなアーティストたちなので、幸せ者です」と。

自分の番になった風さんは、こう自己紹介。

尺八の藤井風と言います。

そうか、尺八。うん、尺八。そしてよく見ると、何と風さん、マイクを尺八持ちしてるの。会場のみんな気づいてあげてー、心でツッコんであげてーと叫びたい気持ちでいっぱいでした。(後日SNSにアップされた写真では、尺八の持ち方が完璧とほめられていましたねw)そのうち、吹き出すかもしれませんよ。チェケラ。

始まりがあれば終わりがあるから。いいことにも悪いことにも執着せず、いいことを手放したくなーいとならず、悪いことはいつまでもフォーカスしていないで忘れて。今日はいいことあったな~、ありがとう。はい、次っ。嫌なことあったなあ~、はい、次って。いいことにも悪いことにもナチュラルにフラットにいれば、ピースフルに生きられます。
今日はほんまにありがとうございました。深いところでのつながりを感じたツアーでした。まだまだわしは知らん事が多い。日々、いい人間であろうと思ってます。ゴールがある旅路じゃなく、少しでも先に進んで、みんなで一緒にその旅路をシェア出来たらしあわせです。俺ら兄弟やし、うちら姉妹やし。一緒にこの旅路を、少しずつでいいから一歩一歩進んでいきましょう。旅路!!

最後の曲、「旅路」が始まった。風さんは里庄の盆踊りを踊ってる。あぁ、すごく好きだなと思う。ダンサーを従えて華麗に踊る風さんも好きだけど、里庄の盆踊りの風さんも好き。順番をつけたいんじゃないの。どちらも見ていたいのよ。

ナチュラルに体を動かす風さんに見とれていたら、しゃがんだー!かわいい。上着も脱ごうとしてるし。でも全然脱げてないし。袖をブランブランさせて、振り回して、後ろに投げたー!自由。

歌い終わり、

バンドメンバーさん、出てきてくださーい。

と風さん。みんなでステージに並ぶ。

今日のこの日を迎えるために、いろんな人が一緒に力を合わせてくれました。みんなにもほんとに感謝です。わしらからも大きな拍手をおくりましょうか。

すると客席からまた拍手が。

みんなはもういいんじゃ。手が痛うなるから。今日、ぼっけー手を叩いてくれた。じゃあ、心を込めて一礼、いきますか。

バンドメンバー全員で、手をつながないディスタンスお辞儀で深く長い一礼。そしてステージを後にする3人。
風さんは1人残って、客席に大きく手を振る。ジャンプして深くお辞儀。バックに流れていたのは「燃えよ」。曲に合わせてステージを左・右・真ん中と移動して、それぞれにご挨拶。
そして最後になんと、もう一度ピアノに戻って弾いてくれた。予定外のことだったのか、ピアノはもうマイクオフしてあったみたいで、ちょっと遅れて聴こえてきた。そして「この風のって進め先へ~」と歌いながら、風さんは袖に消えていった。

こうしてライブが終了。時間は18時54分。およそ2時間の、AmazingでAwesomeでFabulousなライブでした。配信最高よ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?