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植物と歩く展〜練馬区立美術館

地方自治体の美術館や博物館に行ったことは、これまでほとんどなかったんだけど、最近とあるきっかけがあって練馬区立美術館デビューをした。

そのきっかけというのは、もとは吉本の芸人だった「アートテラー・とに~」さんが配信しているポッドキャスト番組『アートテラー・とに~のそろそろ美術の話を...』。

アートテラー・とに〜さんのTwitter(現X)アカウント

美術、アートが好きだったり興味のあるひとはかなり楽しめる、いろんな意味で濃くユニークで、かつためになる番組。

とくにユニークだなと思うのは、一般の鑑賞者にすぎないわたしなんかにすれば、なじみのない学芸員や画廊経営者、キュレーターなんかの話をかなりつっこんで聴けるというところ。

現役のアーティストの生の声も聴けたりして、これまた興味深く面白い。(バックナンバーを最初から聴いて、今は二週目)

練馬区立美術館に話を戻すと、ここの名物?学芸員(小野寛子さん)がそのポッドキャストに何度かゲスト出演していて(とてもユニークで視聴者の評判もいいらしい)彼女が勤める当美術館にも興味が湧いたから。

練馬区立美術館
植物と歩く展

国立とかと比べて規模等が小さいせいもあるのか、入場料がとてもリーズナブルなのもすてき。(今回は500円だった)

とはいえ、内容はよく練られ、充実していて大満足。

練馬区立美術館で「植物と歩く」展が開催中です(8月25日まで)。「植物と歩く」という展覧会タイトルには、「植物の営む時間と空間に感覚をひらき、ともに過ごす」という意味が込められているといいます。私たち人間とは違った時間・空間感覚の中で生きる植物に、作家たちがどのように触発されたのかを探ろうという試みです。

同館の所蔵コレクションを中心に、植物から着想を得た洋画や日本画、彫刻など多様な作品約100点を展示し、作家たちの目を通して、ふだん私たちが見逃してしまうような植物の姿をとらえることができます。

美術展ナビ
ライター・岩本恵美のレビューより

「植物」がテーマなので、いろいろな作家の作品を観られたのも楽しかった。(中川一政のひまわりなんかもあったりして)

倉科光子の作品「ツナミ・プランツ」の緻密な描写、表現には圧倒された。(ひとつの作品に2〜3年かかるのはふつうらしい)

写真撮影は禁止だったので、気になるひとは検索してみてね。

練馬区立美術館
植物と歩く展

駅からも(西武池袋線の中村橋)近く、公園も併設されている立地もナイス。

思い切り夏らしいジリジリと照りつける太陽と、豊かな雲にもいろどられて、とてもすてきな練馬区立美術館デビューであった。

練馬区立
美術の森緑地を臨む


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