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【全文無料】アナカラーブレイキングダウンVT型【CS優勝】

はじめまして。
アナカラーを愛し、CSではアナカラーのミッドレンジばかり使う
しょうゆニキ(@lavi_inunulalaf)と申します。

2022年下期 dmpランキング全国77位、愛知県4位です。

過去CS成績は(べ4以上)
2019年 アドバンテージ×コンプオフCS 優勝
2021年 アドフェイズナイトCS 2位
2022年 フルコンプ八王子 デュエマCS 2位
2022年 第28回ミトラス CS優勝
2022年 WhiteFlareCS 4位
2022年 第115回 193デュエマCS アドバンス 2位 ★
以下 2023年の成績です。
1月6日 アド3CS  3位 ★
1月15日 第13回ブックオフ声優岡崎CS  優勝 ★
1月31日 吉祥寺 ミトラスCS  3位 ★
2月2日  ダリアCSinプレイス堀田店 優勝 ★
2月15日 ダリアCS inプレイス大阪日本橋店 2位 ★
2月27日 飛梅CSinバトロコ高田馬場店 3位 ★
3月4日 第65回アドCS  2位
3月11日 第66回アドCS  3位
3月12日 193大須店 デュエマCS 3位 ★
3月16日 音速CSin津田沼 優勝 
ー4月16日〜7月8日まで引退期間ー
7月22日 ダリアCSinプレイス堀田 優勝 ★

成績部分の★マークにお気づきでしょうか。
実はこの★マークは同じデッキを使っております。
筆者はこのデッキを使うことで、
先期においては全国ランキング100位以内を達成。
引退復帰後のCSでも2週間で我我我を獲得しています。

そのデッキこそが

アナカラーブレイキングダウンです。

ブレイキングダウンの名前の由来は過去のnoteをご覧ください。


今回ご紹介するのはそんなアナカラーブレイキングダウンの最新型です。
旧型のものも、いつか紹介する機会を作りたいと考えております。

直近の戦績
7日22日 ダリアCSinプレイス堀田店 優勝

また、引退復帰初日であるダリアCS
直近に行われたアドフェイズCS においても
それぞれBEST 8に入り、キユリを獲得しております。

多くの人に見ていただきたいので、
全文無料にて公開します。
投げ銭などいただけたら励みになります。

投げ銭はデュエマ1パック分で設定させていただきました。


1.サガ環境における課題:リソースとメタの両立


アナカラーを長く使っていて感じた問題意識がここにあります。

アナカラーはドローソースが乏しいたため、
ターンを追うごとにハンドが減って行きます。

また、とこしえの超人などのメタカードをハンドから出せばその分ハンドが欠損していきます。

デドダム やジルコンといった、ハンドの質を高めるカードを出せば、メタが間に合いません。

メタを出せば、リソースが減り、リソースを稼げばメタが出せないというジレンマ。

これこそが今のアナカラーの弱さなのです。

もちろん、それを解決するカードが現代のアナカラーには採用されています。

キユリのASMラジオです。

たった4マナでメタカードを立てながらリソースを伸ばしてくれる。


ここで、筆者の意見を正直に言います。

キユリのASMラジオ、ギャンブル過ぎない?

〜筆者が考えるキユリが嫌な理由〜
①運任せである
デッキトップから5枚を見て、コスト3以下のクリーチャーを2体まで出す。都合よく、出したクリーチャーにアクセスできればいいですがそれは運でしかありません。

②メタに弱い
赤単や鬼羅スターのテスタロッサ、ミラーのとこしえの超人などメタカード1枚で腐ってしまいます。

③プレイが歪む
これは私が下手なだけかもしれませんが、2→4でキユリが打てる時に、デドダム やメタカードなど、強いカードを埋めてしまうことでプレイが歪みます。

④フィニッシャーが下に行く。
ジャオウガや5000VT、ゲンムエンペラーといった強力なフィニッシャーがデッキの下に行ってしまいます。

さらにいうと、アナカラーはハンドの質を高めるという点では優秀ですが、ハンドの量を増やすという点においては微妙です。

サガループという現代最強のデッキと戦うには
ハンドの質、量、そしてメタカードという3つのリソースで
勝負する必要があります。

そして、当然アポロや青魔道具、5Cといった
サガ以外のデッキも対策しなければなりません。

キユリのASMラジオに頼らず、
現代のアナカラーに足りない、ハンドの量を担保できる最強の手段。

それこそが、

ムゲンクライムです!

2.枯渇しないリソース。ムゲンクライム!

ゲンムエンペラーこそ、一定のデッキに採用されていますが、
結構みんなに忘れ去られがちなギミック。
それがムゲンクライムです。

盤面のクリーチャーとマナをひねることで、
召喚でき、リソースを稼ぐことができます。

ムゲンクライムは召喚なのでテスタロッサには引っかかりません。

また、デドダム やジルコンを通して墓地の落としてから使用すれば、ハンドを枯らさずにリソースだけを稼ぐことができます。

アナカラーブレイキングダウンにおけるムゲンクライムの主軸は
以下2体です。

①罪無ウォダラ垓

墓地から召喚すればハンド欠損0で2ドローできる最強カード

②闇参謀グラン・ギニョール

デッキを掘る、ウケにもなる。強いね。

3.ブレイキングダウン軸 基本戦略


このデッキの基本戦略はムゲンクライムを利用した3ターン目でのリソース稼ぐ+メタカードの展開です。
上記のギミックを最大限活かすためには3ターン目までに4マナに到達しておく必要があります。

つまりこのデッキにおいて、
2コストのブーストカードのバリューは非常に高くなります。


このデッキは2ターン目までにメタクリーチャーORブーストクリーチャーを引けるかが勝利の分かれ目となります。

2コストのブーストクリーチャは
エスメル4枚、ムーンナイフ2枚、ステップル2枚の8枚採用で、
初動の5枚にくる確率は69.396%
それだけ初動にこだわったデッキなのです。

いくつか動き方を紹介します。
かなり分岐が多いデッキなのであくまで1部とさせてください。


①基本型:メタ+リソース確保
2ターン目にエスメル、ステップル、ムーンナイフを展開
3ターン目にとこしえなどのメタクリ+ウォダラ垓、ギニョール

②対サガ重視:メタクリ2面展開+リソース
2ターン目にとこしえなどメタクリを立てる。
3ターン目にとこしえ+ヴォダラ垓、ギニョール

③対受け山、青魔道具、ミラー:リソース重視
2ターン目にエスメル、ステップル、ムーンナイフを展開
3ターン目にデドダム +墓地に落としたクリーチャーでムゲンクライム
このムーブが非常に強く、デドダム でウォダラ垓を落とした場合、
こちらは3ターン目にしてハンド欠損−1で実質2ブースト2ドローという圧倒的なアドを稼げます。

基本3ターン目までにムゲンクライムを活用しながらメタとリソースで差をつける形になります。

4.VTを生かした最強ムーブ「ギニョールVTギミック」

この山がブレイキング型でなければならない理由がここにあります。
このグランギニョールというカードのテキストをご覧ください。

なんと、バウンス対象は自分も選べます!

他のクリーチャーは自分でもOK

つまり、5000VTをギニョールでバウンスすることで
VTの出し直しが可能になります。
さらにこのデッキは横並びしやすいと性質があるためムゲンクライムのタネには困りません。
VTの出し戻しで時間を稼ぎながらクリーチャーを並べたり、
デッキを掘ったり、リソースを稼いだりできます。
(相手のVTには要注意!)

相手をしばれるロック性能がすごい。


また、このグランギニョールというカードの自分バウンスは非常に強いです。

例えば、初動で出してしまった幻緑の双月をバウンスして、中盤以降の母なる聖域として利用する。

デドダム をバウンスして、デッキを掘り直す。などめちゃくちゃ器用なカードです。

5.デッキレシピと採用カードについて

7月22日 ダリアCS優勝時のリスト 

ブースト8枚 メタクリ11枚の安定感


採用カードについて

デッキの採用カードにあたり下記の採用理由は割愛します。
CRYMAXジャオウガ
ウォダラ垓
グランギニョール
5000VT


・天災デドダム4枚

強いよ。言うことなし。

アナカラーである理由がここにあります。
墓地にムゲンクライムを落としてリソースを稼ぐ動きが強力


・天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」4枚


初動&アポロの受けにも

このデッキの核となるカードです。
エスメルのシールドをマナに送る効果は
ジャオウガでのフィニッシュを想定したデッキなので
デメリットはありません。
更に盾落ちしたジャオウガがマナに行くことで、
ブレイキングダウンの成功率を上げてくれます。
下面は流行しているアポロのワンショットを防いでくれるため
非常に強力です。

・桜花妖精ステップル2枚

大事な初動。エスメルが引けないときに。

エスメルの5、6枚目です。

・disジルコン 2枚

掘れる、受けれる。マナ墓地から出る。器用すぎる1枚。

アナカラーという色が強いです。
基本1ターン目はコイツを埋めます。
必要に応じてデッキを掘ったり、相手のビートプランを阻止したりと器用な1枚です。


・飛ベル津バサ「曲通風」3枚

強いことしか書いていないl。2コスでいいの?

現環境でかなり刺さるメタクリーチャーだと思います。
ミラーのデドダム とラジオを腐らせ、
5Cのデドダム とボルカニックの出力を下げ、
サガのイザナギテラスを弱体化させます。

・敬虔なる警官2枚

ビート対面に、メタクリ除去に。

このカード最近採用が減っていますがめちゃ強いです。
赤単、赤緑への勝率を上げてくれるだけでなく、
アポロの5点を受けた後の耐久にも使えます。
アポロというデッキは1ショットを行なった後の手札は意外にもジリ貧です。警官で時間を稼ぎながらマナを伸ばし、ジャオウガを探しに行きましょう。

とこしえの超人4枚 若き大長老アプル1枚

サガもアナカラーにも5Cにも刺さります。
とこしえの5枚目

ムゲンクライムとのシナジーを考えるととこしえの超人の方が使い勝手がいいので4枚採用です。
2ターン目にメタクリを立てたときに3ターン目にムゲンクライムできるのが1マナのいいところ。
5Cやサガと戦うときはとこしえかアプルを立てて殴りたいです。

・キャディビートル 3枚


VTや我我我を止めてくれる最強のカブトムシ

アナカラーやサガのVTを止めてくれ、赤単の我我我バッドを抑制します。
キャディを出せば赤単は刻んでくることが多いので、警官との相性もいいです。

6.対面のプレイング


有利不利は筆者の体感です。ご参考までにとどめておいてください。
全体的に通りはいいと思っています。
どの対面でも基本は、ブースト+メタ+ムゲンクライムでのリソース稼ぎを
行なってアドバンテージを拡げて行きます。

1.青黒サガ 5分〜微不利(相手の練度次第)
キーカード:とこしえの超人、アプル、曲通風

とこしえ、アプルは遅くとも3ターンまでに立てたいです。
メタだけでは突破されるので、ブースト+メタ+ムゲンクライムでのリソース稼ぎを行うことを意識します。メタクリを除去してくれた時には相手のハンドも1枚減っています。とにかくハンドの量を大切にしてプレイしてください。
この対面は本当にデリケートで、ここで書ききれないくらいの分岐があります。


2.青魔道具 微有利
キーカード:キャディ・ビートル、母なる聖域

2ターン目にブーストができるかで勝率が大きく変わります。
とにかくブーストを重ねて、4ターン目6マナを目指し、聖域を絡めたジャオウガフィニッシュを狙います。
聖域がなくても3ターン目にデドダム を立てれば、デドダム +ブーストカードで、6マナ作れますので、ジャオウガが引き込めていれば4キルできます。
4キルが間に合わない場合はキャディ・ビートルで遅延を図りましょう。


3.赤緑アポロ 5分
キーカード:「お茶はいかがですか?」、曲通風、グランギニョール

先行が取れた場合は曲通風が最優先です。エッグや進化設計図を止められます。後手の場合はブーストORキャディビートルを優先してください。
盾で受けられれば意外となんとかなります。
アポロの1ショットを耐え抜いた後は、警官やジルコンを立てるなどして
時間稼ぎをし、なんとかジャオウガの着地を目指しましょう。l


4.アナカラージャオウガ 微有利
キーカード:曲通風、敬虔なる警官

筆者はCSでこのマッチアップは1度も負けたことがないので有利と書きたいのが本音です。
曲通風が気持ちいくらいに刺さる対面です。
デドダム 、キユリのASMラジオを腐らせます。
相手のVTに注意して、キャディを立てるのを忘れずに。
相手のキャディやとこしえを飛ばして、自分の動きを通したいことが多いので警官もハンドにキープしておきたいです。

5.5Cコントロール 微有利〜5分
キーカード:曲通風、とこしえの超人、若き大長老アプル

2ターン目に先手はブースト優先、対面のマナおきを見てアナカラーが揃っていれば、後手は曲通風優先です。
ジャオウガ+とこしえ、アプルを立てて最速で、押し込むのが定石ですがえ4ターンジャオウガが難しい場合はキャディビートルを立てての遅延も視野に入れます。
サガ対面同様分岐が多すぎて書ききれません。

6.赤単 微有利
キーカード:キャディ・ビートル 敬虔なる警官

キャディさえ立てれば相手の打点が揃わなくなるため、相手は刻んできます。警官でいなしながら、5マナを目指し、ブーストカード+聖域でジャオウガを出しましょう。


7.青白ライオネル 5分
キーカード:特になし。強いて言えばジャオウガ

ターンを渡すほど不利になるので全力でブーストして
4キルを狙いましょう。
2エスメル、3デドダム +ブーストカード
4ジャオウガができれば、意外と通ります。
ハンドが悪ければウォダラ垓などを絡めながら、なんとか5ターン目にはジャオウガ着地を狙いたいです。


7.新環境でも通りがいい。アナカラーブレイキングダウン。


サムライは厳しそうですが
サガが減ったことで台頭しそうな赤単や青魔、アナカラーには十分戦えるのでこのデッキが本領を発揮するのはむしろサガ殿堂後と考えています。
今回はデッキリストの公開にとどめさせていただきます。

サガ後に結果を残しているリストです。


僕はブレイキングダウンが好きだ。(2回目)

アドバンスのアナカラーブレイキングダウンのnoteでも書きましたが
筆者は、”ブレイキングダウン”というコンテンツが大好きです。
なぜなら、成り上がりという世界観が好きだから。

筆者は、正直、デュエマが下手です。
このデッキに出会うまでCSはほとんど0-3 、まあ1勝できればいいかと思えるような記念受験勢、いわゆる0ポイントボーイでした

しかし、今年に入り、このアナカラーブレイキングダウンを使うようになってから
県内の強豪プレイヤーを相手に多くの下克上を起こしてきました。
そして気づけば、全国100位を達成し、CSは”勝てればいい場所”から、”優勝を狙う場所”へと変わっていました。

このデッキをCSで勝てない人にこそ使って欲しいです。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
twitte宛(@lavi_inunulalaf)にDMいただければ、質問にもお答えします。
リツイートで拡散していただけると嬉しいです。

最後に10人ニキの言葉を借りてこの文章を終えようと思います。

ブレイキングドリームは掴める。


ブレイキングドリームは掴めます(2回目)

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