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もう時間をかけない! 一流クリエイターが使っているアイデア法とは?

<アイデアが出る場所>
忘れない記憶術

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「アイデアを出す」というのは非常に難しい作業です。
では、どのようにしたらアイデアが降ってくるようになるのでしょうか?

「アイデアが出やすい場所」というのがあります。
一般に昔からアイデアの出やすい場所として「三上(さんじょう)」が挙げられています。
「馬上(ばじょう)・枕上(ちんじょう)・厠上(しじょう)」の3つです。
私は、寝ている時でもアイデアが出るとすぐにスマホの「チャットワーク」などにメモしています。
外出先でもスマホにメモしましょう。録音機能を使ってもよいです。アイデアは一瞬で失われてしまうもの。できるだけ早くメモをして、保存する習慣をつけましょう。


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<温故知新>
一流クリエイターが使っているアイデア法

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『論語』に「温故知新」という有名な言葉があります。一般的には「過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらくこと」という意味です。
また、ジェームスW・ヤングの『アイデアのつくり方』という本があり、著者が言いたいのは、「アイデアというものは、既存のものと既存のもののつなぎ合わせにすぎない」ということです。
「無から有」を作るのは、非常に困難なことです。多くの人が、それを行おうと努力し、挫折しました。なので私たちは、「すでにあるもの(既存のもの)をつなげていく」ことをするべきなのではないでしょうか。
やり方は、集めた情報を元に世の中の問題を考えたり、あえて逆に考えてみたりましょう。そして、それらを組み合わせてみるのです。

<保管>
データが無限に入ってなくならず一瞬で探せるスマホクラウド術

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前項で、アイデアを出すためには、既存のものと既存のものをつなげていく作業が大事だと語りました。そのためには、「既存のもの(さまざまな情報)」を収集、整理していく作業が必要です。
しかし、日々情報を収集すればその量は膨大になり、そこから必要な情報を取り出すのは至難の業になってきます。
そこで、「スマメモ」です。スマホなら、大量の情報を簡単に保存でき、たとえ何十年前の情報であっても一瞬で検索して取り出すことができます。この後に集めた情報や自分の持っているものを分析するためのツールを紹介しますが、それを使う場合でも、まずは情報を上手に保管、検索していくことが基本になります。

私はチャットワークを使って仕事ごとに情報を入れ、「Dropbox」というクラウドに保存しています。クラウドを使えば保存場所に困らず、必要な時に検索ですぐ情報を引き出すことができるだけでなく、機器を問わずいつでも情報を取り出すことができます。

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<マインドマップ>
天才が使うメモ術

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「マインドマップ」とは、教育学者のトニー・ブザンが提唱したメモ術です。簡単に頭の中が整理され、アイデアが出るようになります。
まず、キーワードを中央に書きます。次にその単語から派生的に、次々と単語を書き連ねていきます。次に連想した言葉をそのまま線を引き、連想したものを書き連ねていきます。それを次々と繰り返してある程度まで行くとまたキーワードから連想した別の言葉を書いていきましょう。
このように言葉をつなげていき一つの図にするのが「マインドマップ」の手法なのです。
「あなたが今思い悩んでいること」を真ん中に描いて、マインドマップをつくってみてください。きっと思考の整理やアイデア出しに、よい結果が得られることでしょう。

しかも、アプリを使えば、いつでもどこでも簡単にマインドマップを作成することができます。
iPhoneの「メモ」でもマインドマップは作成できますが、私は「XMind」というマインドマップ作成用のアプリを使っています。操作も簡単でオススメです。

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<トーラー分析法>
天才を生み続けるユダヤ人が数千年に渡って行ってきた分析法

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新しいアイデアを出すには、自分なりに「分析」していくことも重要です。そこで、情報分析が上手くできる「トーラー分析法」を紹介しましょう。
トーラー分析法は、ユダヤ教の宗教指導者であるラビが、トーラー(モーセ五書)の一部分を抜き取って分析する方法が元になっています。
具体的なやり方は、新聞などから気になった記事を切り抜き、コメントをつけ、そのコメントに対してさらにコメントをつけて保存することです。コメントをつけるには、記事について深く考える必要があるため、自然としっかり分析ができるようになります。それが新しいアイデアを生む土壌になっていくのです。

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<カレンダーとシート>
ムダな時間をなくす魔法のカレンダーとシート

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アイデア出しなどの時間を確保するために、まずはスケジュールの管理を行いましょう。
私は、「Googleカレンダー」でスケジュールを管理しています。単純にその日の予定の内容と時間を記入していくだけです。「Googleカレンダー」は、誰とでも共有でき、お互いの予定を確認することもできます。そこに、色分けした「To Doリスト」を一緒に保存しておく方法もあります。

●誰でも簡単にアイデアを生み出す時間を作る方法(時間管理シート)

アイデア出しなどの時間を生むために活用できるのが「時間管理シート」です。
シートは、マス状になっているだけの、ものすごくシンプルなものです。エクセルなどで作れますし、iPhoneのメモなどで代用してもよいです。このシートに自分が今日何をしたか、細かく記入していきましょう。
これだけです。しかし、これがものすごい効果があります。1ヶ月くらいやってもらうと、実際自分は何の仕事をやっているのかがわかるようになります。より正確な数値を出したい場合は、「Googleドライブ」の表計算シートを使います。「Googleドライブ」のシートならクラウドなので、どのデバイスからでも見たり記入したりでき、他の人と共有することも可能となります。

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【次回予告】
第7回は、「ずるい発信のし方」の第1弾。社内外でのプレゼンで使える資料づくりや説得力あるストーリー展開のコツを紹介します。11月30日(月)アップ予定ですので、お楽しみに!

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