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新元号を真剣に予想! 新しい時代の元号は〇〇だ!

今上陛下のご譲位により、今年の5月から新しい元号に切り替わります。

すでにあちこちで「新元号予想大会」なるイベントが展開されていますが、歴史好きを自認する以上、ぼくも便乗しないわけにはいかない。

というわけで、新元号について真剣に予想してみました。

あらかじめ断っておくと、いたって真面目に考えています

一切笑いなど取りに行ってませんので、お含みおきを。

これまで使われた元号は約250種

まずは、簡潔に元号について振り返ってみましょう。

我が国は元号を用いる世界唯一の国家です。元号はもともと中国で発案されたもので、日本以外にもかつてはベトナムや朝鮮などのいわゆる「朝貢国」が採用してきた歴史があります。

日本最初の元号は、「大化」。歴史の授業で習った記憶があるかと思いますが、「大化の改新」の「大化」ですね。大化元年は645年ですから、1500年近い歴史があるわけです。

大化以来、日本で使われた元号は約250種。もちろん同じ元号の使いまわしなどなく、すべてが唯一無二の存在です。

参考:

昔はさまざまな理由で改元が行われてきました。飢饉や大地震など縁起が悪いことが起こるとその邪気払いの意味を込めて元号を刷新する事業が敢行されました。

明治になると「一世一元の詔」により、「元号は天皇一代一つに限る」というルールが法制化されました。そのため大正以降は天皇の代替わりで改元が行われています。

改元にルールはあるの?

これまでの元号は、すべて中国古典から引用されています。漢文や中国古典に詳しい学者が協議して決定するようです。今回もそのルールに沿って決定されるはずです。

また、「明治・大正・昭和・平成」のイニシャルと重複する頭文字は使用されないでしょう。書類に生年月日を記す際などに、はなはだしく混乱が生じるためです。だから今度の元号では、「M・T・S・H」になる頭文字は省かれると考えてよいでしょう。

ほかにも、「過去に使われた元号(外国の例含む)」「縁起の悪い文字」「人の名前など一般化した二文字」「読みにくくて難解」なども候補から外されます。

このあたりは、憲法学者で明治天皇の玄孫である竹田恒泰氏の解説が分かりやすいかと思います。

新元号は、「光建」?!

さて、いよいよ本題。

ぼくも、竹田氏の分析や解説を参考に、いろいろと考えて予想してみたのですが、これを当てるのは非常に難しいと思う。

何せ、1500年の歴史上、「元号を予想する」というのははじめてでしょうから。

つまり前例がないわけです。前例がない状況で、さまざまなメディア・個人・学者らが予想を展開しています。

とある企業が「次にくる元号は?」と題して募集もしていましたね。

新元号を決めるのは、内閣(宮内庁?)から指名された中国古典に造詣の深い学者でしょうけど、さまざまな場所で予想されている状況を、たぶん政府関係者も見ていると思うんですよ

上記で紹介した動画にある、竹田氏の元号有力候補も、もちろんチェックしていると思います。

最終的な決定権を持つ人たちが、巷ですでに取り沙汰された「新元号」を採用するのか、それとも、あえて世論の動向に逆らい、ダークホース的なワードをもってくるのか。

ぼくの感覚では、後者じゃないかな、と。いわゆる、「高輪ゲートウェイ論」

前者だと、簡単に予想できるものという認識になり、「何だ、そんなものか」となりやすいってことないですか? 邪推かもしれませんが。

だから、竹田氏が候補として挙げているものや、企業応募でランクインしたものはあえて外してくる、とぼくは見ます。

そのあたりを含めて、ぼくが予想したのは、「光建」です。

“光ある社会・国家を打ち建てる”という意味の「光建」

ぼくのインスピレーションですが、「光」は来るんじゃないかなーと睨んでいます。

平成は確かに平和でしたけど、震災は多かったですし、不況のせいで社会全体が何となく暗いイメージに包まれた時代でもありました。だから、次の時代は光のある明るい社会にしよう、という方向性が示されてもおかしくないのではないか? という予想です。

じつは最初「光建」より「光長」を推そうかと思ったんですが、「光長」は発音があまりよくないかな、と思って外しました。「光建」のほうが力強く、自分たちの手で未来を築いていく、という意志も出せるからいいかな、と思うわけです。

各所の予想では“安”も結構人気みたいですけど、「安らかに」というと祈っているだけで何か受け身なんですよね。新しい時代は、自主的に動いていく価値観が押し出されそうな雰囲気もあるので、そのあたりも含めて「光建」を推します。

予想というより、願望に近いですが(笑)。いずれにしても、これで元号の発表が楽しみになりました。当たるといいなー。




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