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【シャニマス】郁田はるきをプロデュースして感じた「アイドルに成るということは目的ではなく手段だということ」

はるきが実装されてもう2週間経っちまったよ!
こないだの休日にようやくちゃんと郁田はるきをプロデュースする時が出来た。なのでその感想を書いていこうと思う。

鈴木羽那の時もそうだったように、シャニソンで先に登場してても何故283プロに入る事になったのかを知ってからじゃないとPとしての移入がしにくいのでCoMETIKのプロデュースは後回しにしている。
はるきのW.I.N.Gを済ませたので、これで漸くシャニソンでも自由に遊べる。

色々な創作を行う者たちが集まるイベントにて、はるきとシャニPとの出会った。友人のバンドのヘルプとして、イベントのライブパフォーマンスに参加する事になったはるきは、たまたま出会ったシャニPの一言によって彼に強く惹かれる。そして終演後すぐ様彼のそばに駆け寄り、「わたしを、連れていってください……!」と強い意志で告げた。

彼女は元々ものを作るのが好きらしい。
そして色々な景色を見たり、色々な経験をしたいという理由で地元である長野県を離れ東京の高校に進学したとか。

ここでいう色々な景色色々な経験とはなんなのか。
ものを作ったり、表現をしたりする事で彼女の中で何が得られるのか。
そしてアイドルになることで、その心は満たされたものになるのか。
はるきをプロデュースしながら、そんな事を思った。

元々アイドル志望でなかったはるきは、時に自分がアイドルでいることに苛んでしまう。オーディション会場にて、心からアイドルとして輝きたいであろう他のアイドルを見て、「広い世界を見たい」と思っているだけの自分はアイドルとして生きていく資格があるのか、悩んでしまう。
そしてその後も上手く仕事をこなそうとするあまり、アイドルとしての楽しさを感じられないという自覚を持ったりしている。

彼女がアイドルとして活動している原動力は、「アイドルになれば今までの自分が全部変わってしまうような広い世界を見られるかもしれない」という好奇心だ。

もの作りや表現を沢山したい、そして人々の心を少しでも動かしたい。
その行為の果てに、今までに見た事がない世界や景色に出会える、そういう期待や願いが強いからこそ、彼女はステージに立つ事を選んだんだと思う。

表題にもある通り、アイドルというものは目的ではなく手段だと思う。
それは他の職業も同じで、例えば警察官になりたい、宇宙飛行士になりたいと思う人がいたとして、それは警察官になって人々を守りたいからだとか、宇宙飛行士になって地球にいるだけでは収まらない神秘に出会いたいからだとか、それを得意とする「何者か」になることによって自分の願望を叶えられるから、そういう憧れが生まれるんだと思う。

実際、283プロに入った女の子たちの動機は様々だ。
人を笑顔にしたいという子もいれば、自分を変えたいとか、とにかくパフォーマンスを極めたいとか、自分の願望を満たせる手段としてアイドルになった子も少なくない。

郁田はるきの根底にあるのは「広い世界をみたい」という強い想いと好奇心だ。それを満たす為にアイドルになった。
結果として人々の心に与えられるものがあるのなら、私は手段としてアイドルになるという行為も全くおかしい事ではないと思う。

寧ろその気持ちで突き進んだ先に、自分も誰かも幸せに出来るのであればそれほど素晴らしい事はない。

「何者か」に成りたいと思っても、事が上手く進まず「何者にも」なれず苦悩している人は多いと思う。
それは私だってそうだ。
今や幼い頃に描いた将来像とはかけ離れた存在になってしまい、どうしてこうなっちまったんだろうかと日々思い続ける日常を過ごしている。

でも、「何者か」に成るという事は目的ではなく手段だ。
「何者か」に成った果てに、自分の本来こうありたかったという気持ちが満たされる。

はるきはたまたまシャニPに出会い、自分の願いが叶うかもしれないというきっかけを掴んだ。
そしてアイドルとして生きていく道を選び、シャニPと共に「色とりどりの世界」を探し求める。

シャニPとはるきが出会った時、ステージでバンド演奏をする直前「誰かの心を動かすことってできるのかなぁ」と悩む彼女にこう告げた。

「どうにもならない人の心より君自身の心を動かして見える世界を塗り替えればいい」

至言だと思う。
この出会いをきっかけにはるきがアイドルにならなかったとしても、はるきは違う形で自己表現を続けていたのではなかろうか。

そしてこれははるきだけではなく誰にでも当て嵌まる言葉で、例え「何者か」になれない現状が続いたとしても「自分自身の心」を動かしてしまえば、見える世界や景色は変わってくるのではないだろうか。

そしてそれを絶えることなく続けた結果、気付いたら「何者か」になれているのかもしれない。

何故今回のはるきのプロデュースにて私がここまで考えたかというと、今勤めている会社を来月退職し、改めて今まで成ることが出来なかった「何者か」に成ろうとしているからだと思う。

この絶妙なタイミングで、はるきのプロデュースコミュを見る事が出来たのは何か刺さるものがある。

改めて頑張って生きていこうと思えた話だった。






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