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【番外編】映画の感想 名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)をネタバレありで書いてみる

一昨日(4/14)から公開されている名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)を観てきたので感想と考察を書いてみようと思います。不確定な考察交じりですが、かなりネタバレを含みます。話の都合上、アニメの最新話までの #ネタバレ を含みますので、ご留意頂ければと思います。

あらすじ

まずは公式サイトにあるあらすじを見てみます。

東京・八丈島近海に建設された、世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐための海洋施設『パシフィック・ブイ』。本格稼働に向けて、ヨーロッパの警察組織・ユーロポールが管轄するネットワークと接続するため、世界各国のエンジニアが集結。そこでは顔認証システムを応用した、とある『新技術』のテストも進められていた―。
一方、園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていたコナン達少年探偵団。するとコナンのもとへ沖矢昴(赤井秀一)から、ユーロポールの職員がドイツでジンに殺害された、という一本の電話が。不穏に思ったコナンは、『パシフィック・ブイ』の警備に向かっていた黒田兵衛ら警視庁関係者が乗る警備艇に忍び込み、施設内に潜入。すると、システム稼働に向け着々と準備が進められている施設内で、ひとりの女性エンジニアが黒ずくめの組織に誘拐される事件が発生…!さらに彼女が持っていた、ある情報を記すUSBが組織の手に渡ってしまう…。
海中で不気味に唸るスクリュー音。そして八丈島に宿泊していた灰原のもとにも、黒い影が忍び寄り…

はい、ということで、黒の組織が劇場版に参戦です。これまでの傾向から、"彼ら"が関わってくると、アニメ本編や原作でも描かれていないような伏線が見ることができるので、楽しみにしてました。

ことの始まりは、黒の組織の暗躍で、ユーロポールの1人が殺害されたことです。

ユーロポール(欧州警察機関、Europol)とは、2 か国以上の加盟国に影響を与える重大な 犯罪を防止し、又はそれに対処するため、加盟国の警察機関等の活動や相互協力を支援・ 強化することを目的とする EU の機関で、加盟国や第三国からの情報の収集、保管、処理、 分析及び交換をその任務としている。

コナンたち、少年探偵団一行は、福引でホエールウォッチング招待券を狙って撃沈。そこへ現れたのは、灰原のとある行動に感銘を受けた、鈴木園子。いつものパターンで、園子お嬢様の計らいで、八丈島にホエールウォッチングに招待されることになったのでした。

一見するとあまり関係のない2つの事象。それが海洋施設『パシフィック・ブイ』の本格稼働というタイミングで混じり合うことになる、という導入です。

映画館の様子とか

最初はネタバレさける感じで、コナン映画が公開された事を記念してセットされたモノたちを見てみようと思います。こんな感じでした👇

コナンと哀ちゃんイチャイチャし過ぎじゃない?問題

いつも思っていることですが、哀ちゃんってコナンのこと好き過ぎじゃない?まあ頼れる存在が他にいない状態なので仕方ないのかもですが。で、劇場版の中で、ちょっと普通の関係だとやらないよね、という描写がいくつかあります。

・哀ちゃんがコナンにイヤホンの片方を付けてニュースを一緒に聞く
・コナンがつけてるメガネと哀ちゃんがシレっと持ってる予備のメガネを交換
・互いに絶対助ける/助かるという意思表示をする
・コナンたちに影響を受けて心が成長する哀ちゃん(昔ならそんなこと絶対言わなかった)
・哀ちゃんとコナンの息のあったやりとり

ついついニヤニヤしながら見ちゃう要素でした。蘭ちゃんがメインヒロインではあるのですが、幼児化したことが秘密である以上、深くは関われないので、どうしても蚊帳の外になりがち。あ、もちろん、いつもの格闘シーンは、人間離れしまくってて見所はありますが!

黒の組織内で交差する目的について

今回、珍しく黒の組織内でそれぞれの立場による意見の相違と異なる行動がありました。これはおそらく、今後の本編のメインストーリーを予想するにあたって重要なヒントが隠されているものと思います。少し整理してみます。

老若認証システムについて

劇場版において重要なのが海洋施設『パシフィック・ブイ』に導入されている老若認証システムです。

老若認証システムとは、画像認証システムを発展させたもので、過去に撮った写真であっても、現代の監視カメラ映像と照合し、年を重ねた姿で認証することができる、というものです。逆も然りで、幼児化していた場合でも検知可能です。それはコナンたちにとって、幼児化がバレる可能性のある技術ということになります。

老若認証システムに対する黒の組織のメンバーのスタンスの違い

そのシステムを巡って、黒の組織のメンバーたちのスタンスが違います。当初の目的は、過去を遡り、黒の組織の情報を削除あるいは書き換えを行うことです。ここまでは全員が納得していることです。

これに対して、老若認証システムを使用して、ターゲットを追跡する、という追加の目的が発生し、少しずつ黒の組織のメンバーのスタンスの違いがあらわれてきます。それは「当初の目的を達成することを目指す」スタンスと「追加の目的も達成しようとする」スタンスに二分されました。

最も印象的なのは、黒の組織のボスNo.2のラムの2人です。

黒の組織のボスは老若認証システムを"使えないもの"としたい。最悪は破壊しても構わない。一方でNo.2のラムは"とある目的"のために活用したい。ただ黒の組織のボスの意向に逆らうつもりはなさそう、です。

この考え方の違いは、かなり重要なことだと思ってます。

No.2のラムの考え

ラムとしては、老若認証システムを確保したいと思っています。それは老若認証システムを使って探したい人物がいるからです。それは、本人が言うところでいう"あのお方"のことです。"あのお方"とは勿論、黒の組織のボスのことです。その黒の組織のボスですが、最近はNo.2のラムにすら直接会っていないようなのです。そして、どうやらNo.2のラムはAPTX4869が引き起こす幼児化について薄々は気付いているようなのです。そして、おそらく、黒の組織のボスが幼児化している可能性を考えているんだと想像しています。とはいえ、何が何でも老若認証システムを確保する気はないようで、できれば老若認証システムを使いたかった、という話で終わっています。

黒の組織のボスの考え

現状も黒の組織のボスは明確には登場していません。出てきているのは、ベルモットがメールでやり取りしている文面ぐらい。そして、そのやり取りしているメールの内容が、老若認証システムが不完全であることを証明するようベルモットに指示した、ということでした。何故、黒の組織のボスが老若認証システムが不完全であることを知らしめようとしているのか。それは、もしかすると黒の組織のボスが幼児化していて、老若認証システムで検知されるのを防ごうとしたため、かもしれません。そこでベルモットは、とある方法で黒の組織のボスからの指令を遂行すべく、動いた、というわけです。

黒の組織のボスの正体

未だに謎の多い黒の組織のボスの正体は、烏丸蓮耶であるとされています。烏丸蓮耶の財力は鈴木財閥を上回るほどのものだそうです。そんな人物のため、その人物は、老体であるイメージが時々映像で出ています。ですが、今回の劇場版を見た後だと、そうとは限らない気がしています。

烏丸蓮耶が何らかの手段で幼児化した可能性があるからです。

かつて哀ちゃんは、黒の組織のボスについて「ただでさえ信じがたい人物が浮かび上がってくるかもしれない」とコナンに警告していました。なので、相手は老人とは限らず、しかもコナンたちと同様に子どもである可能性すらあります。怪盗キッドですら、無条件では子どもには変装できませんが、幼児化した可能性がある黒の組織のボスは、それすら可能である可能性があります。

これから先、どういう展開になるかは不明ですが、コナンたちと同様の子どもの中に怪しい人物がいる/現れるんじゃないかな、と予想しています。

最後に

ということで、改めて、久々に見て参りました、コナン映画!つい黒の組織話があると、盛り上げどころがあるんだろうな、と予想ていましたが、予想を超えてくる面白さでした。劇場版の話は、まあ、あまりネタバレしないとして、やっぱり面白かった!そして、コナンと哀ちゃん。キミたちちょっとイチャイチャし過ぎじゃない?

それでは、また!

#名探偵コナン #黒鉄の魚影 #サブマリン

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