なりたい自分のコスプレをしている

私の趣味の一つにコスプレがあります。思えば(都合でやっていない期間も含めますが)コスプレも、なかなか長いつきあいです。
ここ数年は参加したいイベントがなかったりしてご無沙汰ですが、素人縫製で衣装を作るのも楽しく、また機会があればやりたいと思っています。
そのためには持っている衣装をちゃんと着こなせるよう、体型の維持が必須になるんですけども。

このキャラになりきりたい、と思うほどに惚れ込んだ勢いで衣装を作ったり調達したり。私は男性キャラクターのコスプレをする事が多いのですが、イベント会場でそのキャラクターを好きな方に「格好いいです!」と言っていただけたりすると、心の中でガッツポーズをするほど嬉しいものでした。
自分が理想だと思って体現した大好きなキャラの姿・在り方を、褒めていただけたのですから。

私自身、世間的な判断基準でで言うと「可愛い」「綺麗」という顔立ちではなく、美人の部類ではありません。ルックスによる恩恵や得、徳とも言える有利性を得ることなく生きてきました。

ルックスで勝負できないなら、何を自分自身の看板にしようか。
生涯を通じて掲げる看板をどんな色で塗ろう。最低限他人に悪く思われない、無理なく携えていける看板ってどんなものだろう。

……言い換えれば『処世術』だと思うのですが、他人に嫌がられず、かつ自分を好きでいられる手段として、私が自然と選んでいたのは『機嫌よさそうにしている事』でした。

以前こちらでも触れていますが、体調が悪い時などに無理やり機嫌良くふるまうといった無理はしません。そんな時は休みの一手です。
「これはちょっとなあ……」と思う存在からは距離をおく、好きなもので身の回りを固める、他人が失敗しても(三回までは)責めない。およそそんなコンセプトを基軸に行動しています。
自分自身が一発で物事を覚えられたためしがないのに、他人にばかり強く言うなんてそんな矛盾した言動はしたくないです。

人間ですから、わずかな予定外の事でテンションが乱高下したり、メンタルがぺらっぺらに薄くなる日も当然あります。自分の弱さを把握しているので、「やっぱり私はダメだな」と極力ならないよう、程よい温度で人と接するモードを作っていました。
考えたらこれも、自分の理想を演じるというコスプレなのではないか、と最近気づいたのでした。

以前紹介したマザー・テレサの言葉のように、行動が習慣になったり、性格になったりもするんですよね。それなら、理想の自分に向かって上手く仕立てていけるほうがいいのではないでしょうか。

幸いにも、この『機嫌いい人コスプレ』を肯定してくれた人がいました。
「沢村さんは怒らないから話しかけやすいし、何かミスしても『いーよいーよ! 次、気を付けてね!』って言ってくれるからすごい気がラク。業務のいろんな事聞ける」
と、販売員時代の同僚が言ってくれた時、ああよかったなあ、ととても嬉しくなりました。
他店から出張で時々来ていた上司が気分屋で、指示を仰ぐたびに余計な文句を言われるのが同僚は嫌いだったようです。気持ち、わかるわぁ。

自分の機嫌を自分で取れないのは管理能力が足りないなと思いますし、不機嫌を振りまいて周囲を不安にさせたくない。いつも怒っているような人に相談をしても、いい解決策が返ってくることはなさそうですよね。
noteでも、出来る範囲で機嫌のいい人でい続けたいです。

トップ画像、格好いいビルドさんお借りしました。ありがとうございます!

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