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正義とルールと息苦しさと

ネットは便利です。
眺めているだけで世間でどんな出来事が起こっているか情報が入り、それに対して人々がどんな感情をもっているかもざっくり見てとれます。

話題になるほど大きいトピックには、その分沢山の人が反応します。そこに表明される感情の数も膨大です。
特にネガティブな話題であればあるほど、「失望した!」「ふざけるな!」「処罰されろ!」と怒りの声が上がり、「そうだそうだ!」と同調する考えも沸き起こります。

リアルでもネットでも、守るべきルール、守った方がいいマナーは、周囲の人々とのコミュニケーションをより円満なものにするためにあるものです。
ですが全ての人がルールやマナーを正しく把握していない事もあり、また知っているのに「これぐらい、別にいいでしょ。みんなやってるし」とマナーより己の楽しさを優先してしまう人もいるわけです。


たとえルールやマナーを守っていないのが相手側だとしても、「そんな事しちゃ駄目でしょ! 直しなさい!」と、相手の失敗ばかり探して指摘する事のみを目的にしてしまうと、ネットでは「〇〇警察」と揶揄されてしまうことも。
「これはあまりよくないよ、止めたほうがいいよ」と伝えたところで、それを言われた側が聞き入れるかは分からない。ルールは守って欲しいんだけどなあ……と感じてしまう自分の気持ちと、伝えてもダメかもしれないもの悲しさとで、心がどんよりする時もあります。

普段から非常に共感できるツイートをされる著名な方であっても、無断転載されたペット動画をリツイートしたり、著名人の写真が転載されたツイートをRTしたりと、マナー的にどうなんだろう……と思う事をされている方もいます。
が、自分自身そうした行為をこれまでに一回もしていないかと言われればそれはノーですし、そうしたツイートがバズって「これ面白いな」と思ってしまうこともあるので、「私だって人のこと言えないじゃんね」という呵責も生まれるのです。


そんな風に考えて、ちょっとお疲れメンタルだなと気づきました。
できるだけ楽しい話題に触れながら、穏やかにやっていきたいですね。

そしてこれを書き終わったタイミングで、山田太郎さん当確の報が入ってきて少し元気になれたのでした。めでたい!

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