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個々の感覚と読みやすさの基準

創作SNSに小説を投稿しています。時々いいねやブックマークなどをいただけると、書き手冥利だなあと嬉しくなります。
基本的にひとつのお話は三千~五千文字程度で書いていますが、最近SNSの仕様がアップデートされて、こんなデータが出るようになりました。

ジャンル・話の主人公になるキャラ別などでシリーズを設定して作品をアップしていますが、まとめられたシリーズの文章量と、全部読んだらこのくらいかかりそうですよと試算された時間が見られるように。(作品ごとにも表示されます)
この表示に気づいた時の気持ちは「わあ面白い! これだけの文字数書いていたのか」の驚きと、「意外とさらっと読める分量なのかしらねこれは?」という疑問でした。


熱意のこもった、しっかりとした長文を書かれるライターさんも沢山おられます。ただ、あまり長すぎると読んでもらえないパターンもそれなりにあるようです。
読み手としての私も長文はやや苦手で、五千文字を越えると「まだ続くのか、ちょっと長いな」と感じる方にシフトしがちです。

上の画像では約三万八千文字で一時間十六分かかると予想されています。作品単体で一万二千字程度の文章では、約二十四分の予想でした。
ただし小説なので、「うわっ」「あ、こんにちは……」等のさらりと流せる会話が作中に一割程度は含まれています。文章の前後をしっかり把握して読み進める必要のある論文系やコラムなどでは、もう少し所要時間が長くなるでしょう。

読ませ方が絶妙な作家さんであれば、一万字越えの文章もするりと読めてしまいます。ですが速読を極めた人でない限り、文章を理解しながら読み進めるスピードは、そうそう速くしたり短縮できたりはしません。
データとして算出された分だけの時間を読者さんに使っていただくことになるんだな……と考えた時、「出来るなら面白いと思ってもらえるものをリリースしたい」と願う気持ちが強くなりました。


仮にツイッターのアンケートなどを使って、「集中して読書ができる時間」「疲れを感じずに読める文字数」等についてアンケートをとれば、より読んでもらいやすいテキスト量が浮かび上がるのでしょう。
けれど、「じゃあ私もこの量で書こう」とその形にだけこだわる人が増えても、最終的には書かれたものの中身で読者は読みたいものを判断するはずです。

多少長かろうと、面白いものは面白い。
その可能性を堂々と広げていける場所こそ、noteであり作品投稿SNSだ、と私は考えています。

さっきの投稿SNSでは、読者さんの気遣いとして、トータル一万文字を越える文章は改ページを入れて投稿するようにしています。
途中でしおりを挟む機能もあり、長文でも途中で手を止められるのはユーザーフレンドリーで良いところ。
noteにもこういう機能、あってもいいかもしれませんね。

他にも何か読んでみたいなと思った方は、よければこちらをどうぞ。

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