※今回のブログ記事には、五月五日放送分の仮面ライダージオウのネタバレが含まれます。
まだ見てないよ！　な方は視聴後にお読み頂きますようお願いいたします。

ニチアサタイムだ――――！！　（ドコドコドコ）
でもこれ書いてる五月十一日午前現在、三十八度超えの熱が出ていますうわははは――――！！

いや、これ書いたら寝ますホント。
どうしてそんな体調なのに書いてるかって、今日が通算百記事目投稿なんでさすがに「休みます！」で済ませるのは忍びなく……という背景をご理解いただけますと幸いです。

現在放送中の『仮面ライダージオウ』。
最高最善の魔王を目指す主人公・常盤ソウゴには、未来からやってきた妙光院ゲイツ、ツクヨミ、ウォズが仲間になります。ゲイツ達三人は、なんのかんのでソウゴの家に居候中です。

仲間の一人ウォズは、最初会った時から随分とソウゴへの信頼や愛着が強く、彼が新たな仮面ライダーの力を得るたびに

「祝え！　全ライダーの力を受け継ぎ時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王者！
その名も仮面ライダージオウ！
まさに生誕の瞬間である！」

と仰々しく叫びだすほど。
二〇六八の未来では悪の支配者・オーマジオウに成ってしまっているソウゴの部下である彼は、荒廃した未来へと若いソウゴを導こうとしているようですが……その展開も楽しみに追いかけています。

そうしてことごとく祝福を振りまいてきたウォズ。
四月二十八日のソウゴの誕生日（作品内での時間の流れは、現実のカレンダーと同一に進んでいます）を大事に思いすぎるあまり、
「生半可な祝福では我が魔王の誕生日に相応しくない」
と、ハレの日にふさわしい祝福とは何かを考えすぎてドツボにハマって倒れてしまいます。
この時の彼の迷走っぷりが、視聴者の爆笑を誘いました。

ウォズはそこである仮面ライダーに出会い、彼の過去にまつわる事をちらりと話に聞きます。
命をかけて彼を守ろうとしてくれた人がいた事。いつそうやって会えなくなるかもわからないのだから、誰かの傍に君（ウォズ）がいる事そのものが祝福だろう、とそのライダーは思うこと。

その言葉にウォズは我を取り戻し、敬愛する我が魔王・ソウゴの傍でこれからも彼を祝福し続ける事を再度誓うのでした。
ソウゴの誕生日パーティーも、無事祝福できたようです。
良かったねウォズ。

ある理由からずっと「最強最善の魔王を目指す」と公言し続けてきたソウゴ。大学受験もせずに魔王を目指す彼の姿は奇異に映り、友達も多くありませんでした。
けれど、彼の夢を毎日のように肯定し、祝い、応援してくれるウォズの存在は、ソウゴにとって他の誰かと替えられない唯一無二のものなのでしょうね。
（本当にウォズが善人なのかどうか、はまだ分かりませんけども）

何でも肯定してくれるコウペンちゃんでもないですが、私もそうした何気ない肯定の声に押されて、ここまでこれたのだと時々振り返って思います。
イラストや小説を書く趣味に対しては学生時代、「そんな事するより勉強しろ」とよく言われたものです。ですが、その時に私の趣味を肯定してくれたのは祖母でした。

書道を趣味にして長く続けていた祖母は、体を悪くして筆を置くまで書をしたためる事を心から楽しんでいました。
「何もできないより、一つ二つ楽しいと思う事がある方が気持ちが豊かになるから」と私が作品を作るたびに認めてくれ、何かの賞をもらったりすると、それは喜んでくれたものです。

母も同じスタンスで、コスプレの衣装を作る時に手伝ってくれた事もありました（笑）。
そんな風に見守ってもらえて嬉しかったからこそ、誰かが何かをやってみたいと思っている時に私の経験が役立つならば、手を貸したいと思う沢村脩になりました。

高校生の時、アニメ『忍たま乱太郎』のエンドコーナーにイラストを投稿して、掲載された事がありました。
録画でそれを確かめてびっくりし、祖母にも見てもらって喜ばせ、機嫌よく翌日登校すると、クラスメートの女子が二人走り寄ってきました。

「「ばんり――――！！（当時の私のあだ名）
昨日『忍たま』にイラスト載ったら！？」」
（遠州弁：載ったでしょ、の意）

「ええっ！？　載ったよ、載ったけど、見ててくれたの？」

「やっぱりー！　うちらもテレビ見てびっくりしただもん！」
「静岡県で『ばんり』なんて、絶対この人しかいないって思ってさ。すごいね、おめでとうね」

アニメオタクではないけれど、比較的クラスの中では話のできる二人に偶然見つけてもらえてたようです。よく一瞬でペンネーム（あだ名をそのまま使ってた）まで見てくれたなあと！
クラスメートの絵がテレビに映ったと喜んでくれた彼女達に、思い出すたび感謝しきりです。

祝うこと。それは相手の存在、大事にしていることを尊重し、努力や成果を認めて未来へ繋げる橋渡しです。
良かったね、おめでとう、と常に相手を寿げる人でありたい。
他人を褒めるのと同じように、己の日常の努力も認めていける私でありたいと、ウォズを見ていて思ったので記事にしておきます。

ウォズがちゃんと復活できるか心配で、アカネチャンパロディで描いた絵がこちら。
頑張って描いた私を祝います！

勢いあるネタ元動画はこちら。

祝！　百日連続投稿。

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