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日進月歩 ~Road to MBA~#5

2020/9/17:B2Bマーケティング
 本日は、授業の中でもあったユニークなビジネスモデルをしている「ラクスル株式会社(印刷業)」について復習してみたいと思います。ネット印刷では業界No.1でもある株式会社プリントパックと比較しながら考え、財務とビジネスモデルから考えていきます。

 まず業界分析として、ネット印刷は「価格・納期の明確化」「リーズナブルな料金」などがユーザーに支持されて現在は増加傾向にあります。今後は+デジタルというキーワードによって更なる変化がありそうです。また、3Cにおける自社(Company)と競合(Competitor)を簡単にまとめてみました。規模はプリントパック社のほうが大きいように見受けられますが、従業員1人当たりの売上高は、約6,500万と約3,150万ということで効率よくラクスル社は稼いでいる。しかしながらROEやROAは約1%と低水準であるなかで、流動資産の割合は多く資金調達の効率性は高いように見受けられます。その中でもユニークなのが「ビジネスモデル」であり、他の業界でも展開できるような要素なので、アイデアとして掛け合わせてみようと思います。

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 ラクスル株式会社は今後の持続可能な成長も考え、物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を手掛け、事業領域を拡大しています。キャッシュフローから見ても、投資活動に積極的な動きを見せています。新しい領域への進出を手掛けるラクスル社と既存の領域における定番の推進のプリントパック社という構図になっていますが、少し前の富士フィルム社とKodak社のような予感もありますが、今後も注意深く観察してみようと思います。


         立教大学大学院ビジネスデザイン研究科   平岩 宗

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