見出し画像

写真展をやりたい | 写真展の5W1H

新潟で写真を撮っているshucaです。

写真を撮り続けてきて、写真が好きになると
撮ることと同じくらい見ることも好きになりますよね。
誰かの展示に足を運ぶことも多いでしょう。

今回は、見るに飽き足らず、「飾りたい!」と思う人の
少しでも背中を押せたらいいな、と思うnoteです。

私自身、大学で写真部に入って、大学内外でグループ展に参加してきました。

展示履歴はポートフォリオをご覧ください
大学関係の展示は載せていないのですが、新潟市内の大学の合同展示、大学祭と少なくとも年に2回は展示してきました。

今回は、今年夏に行った個展を振り返りながら、読者の方にも「もし自分が展示をするなら?」と考えていただけるように書いています。



展示のポスターに利用したもの。このまま(仮)を取りました
Procreateを利用して、手書きをアクセントに入れました
本当だったらこれがDMになったんだろうなあ

写真展の5W1H

1 なぜ展示するのか

写真を撮ってきた。ある程度溜まってきた。それを出したい。とか
展示を通してSNSで普段見てくださっている人にお会いしたい!とか
作品をがっつり撮って、展示でだけ見せたい!とか
私は、改めましてのご挨拶や、自分の名刺代わりのような展示にしたいと考えました。

SNSでいい写真にたくさん出会って、刺激を受けてわたしもたくさん撮ってきて、昔はSNSで写真を見る : 展示に足を運ぶ が 5:5の感覚だったのが
今は 9:1くらいとすら感じます。

2 何を展示するのか

「名刺代わりの展示」ーー ということなので、自分の代表作となるものをテーマ別にし、ある程度まとまった作品群を作ることにしました。今年写真を掲載してくださったThings Magazineがほぼスナップ写真だったので、展示はほぼポートレートにしようと考えました。(ほぼ、がポイント笑)

SNSに既に出した作品を展示するのかどうかもありますよね。令和の時代、SNSで見たからこそ、「あれを直接見てみたい!」というのもあるかもしれないのでブックを作成したり、織り交ぜたりするのもいいかもしれないですよね。

また、お絵描きアプリ(Procreateを使っています)を利用してアイデアを書き出していました。候補作品のサムネイルを並べて俯瞰し、色味やバランスなども考えました。このようなことをしておけばほぼイメージ通りですが、刷り上がったパネルを見て「やっぱりちがうな」ということもあったり、なかったり。

3 誰に向けて展示するのか

真っ先に浮かんだのは、普段からSNSで繋がってくれている写真仲間でした。次に作品作りに欠かせないモデルさんたち。
そうなると、新潟で行うのがよい、ということになります。
そして、新たに私を知ってくださった方々にも。(名刺代わりなのに、なんだかすみません!)

4 どこで展示するのか

展示を見てほしい人が新潟に多いので、新潟で、と決めました。
あとは普段からさまざまなギャラリーを巡って、ここで展示してみたいという目星をつけます。
ギャラリーの特徴 白壁?木の柱?何かのボード?写真を何で固定する?ピクチャーレール?鋲打ちできる?テープは貼れる?などなど。壁面をすごく気にします。

5 いつ展示するのか

今回はいろいろ事情があり、7月初旬までがタイムリミット!でした。
4月にも一度アクションしたのですが、日程が合わず断念。
再度募集があったため、すぐに会場に連絡を入れました。でも、展示まで1ヶ月…!!
1ヶ月でもやれないことはないのですが、それはコンセプトや展示方法をある程度決めていたからです。理想は、半年くらい前からプリントも含め動いているといいのではないかと思います。ギャラリーも遅くとも3ヶ月前には。3ヶ月前だと、遠方からのお客さまも、スケジュールを立てやすいですよね。

6 どのように展示するのか

作品の展示方法は、先述の通りギャラリーによってルールが大きく異なりますのでギャラリーを決めてから作品をどのように展示するかを考えるとよさそうです。

私が今回展示をさせてもらった場所は、白壁、鋲打ちOKでしたので、パネルにしました。
おすすめは、PDAY(ピーデイ)デコール。

3営業日発送、A3サイズまで対応!しかも木製パネルです。
この速さでこのクオリティ、本当に助けられました。

今までの展示は、印画紙プリントに薄い発泡スチロールを貼ったり、額を用意したりしていました。
額はグループ展では問題ないのですが、個展となるとそういくつも用意するのが予算上厳しいこと、しかも展示が終わった後の置き場所や、展示のコンセプトが変われば次に使えるか分からないこと、以上の理由でやめました。
発泡スチロールは軽くてとても重宝しますが、これから何度も同じ作品を展示させてもらえる機会を得たいと思ったので、耐久性を考えて今回は使いませんでした。貼るのが本当に大変で、私のようなぶきっちょには……笑

候補に挙げていたのはこちら。

自分で貼るのではなく、プリントからパネル貼り付けまで、お店にお任せできる!とても気軽でいいですよね。お店に直接持ち込んで、当日仕上げなのも嬉しいです。

実際の展示は、友人や夫が搬入・搬出を手伝ってくれました。とてもとても一人ではできないことだったので、助かりました!!搬入が2時間とすると、搬出は1時間もあれば、という感じです。

おまけ① 宣伝はどうする?

展示まで1ヶ月でしたので、DM(はがき)等は作成できませんでした。SNS上で告知を行いました。
今までの展示は、DMを作って郵送、会場周辺や知り合い、ここのお店のお客さんに来てもらいたい!というところに持参し置いてもらう、などをしていました。また、新潟でタウン誌などで展示の告知コーナーがあるので、利用したこともあります。

おまけ② 個展?グループ展?

同じテーマでグループ展をするのか、会場をシェアしてセミ個展のようにするのか会場の広さによってはさまざまなことができそうです。
同じテーマといっても、
・テーマを決めてこれから撮るのか
・テーマから想起される自分の既に撮ったものの中からセレクトするのか
は出来上がってくるものは大きく違ってくると思います。
私は前者で、途中経過を展示仲間とシェアしながら創り上げてみたいです。

おわりに

自分自身の個展がどうだったかを振り返りながら、写真展をしたいと思ったときに考えるポイントを私なりに書いてみました。
やっぱり、展示に足を運んでもらえることはとても嬉しいです。
実は今後も同じ作品で展示を予定していることもあり、作品写真や展示風景をご紹介できず心苦しく思いますが、興味をもっていただけたらぜひ私の展示に足を運んでいただけたら幸いです。

#カメラのたのしみ方

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?