クラッシャースミダ
僕の友達に芸歴が上のクラッシャースミダさんという人がいます。
髪が長く顎がしゃくれていて
中の下クラスな顔なのに自分をイケメンと勘違いしています。
そんな同期たちと関わるなと忠告まで言われた
クラスミさんですが
毎回事務所ライブでは下を取りながらも
彼のインパクトは凄まじいです。
スベッても受けてもインパクトに残るってのはやはり彼の最大の武器です。
その成果もあり
彼はぶるぶるサーカス、BS朝日のトム・ブラウンさんの番組に出演。
アナル、キチガイ、ベロチューと連呼しては
事務所ライブに来た女性陣のお客さんを引かせるも
芸人受け、スタッフ受けは
事務所ライブで上位になってる芸人よりもバリ高い。
彼が色んな地下ライブにお誘いを受けるのもやはりそれだけ先輩や後輩芸人に愛されてるからだと思います。
そもそもクラッシャースミダさんのネタをストレートに見てはいけないんですよ。
初めてあった時、正直クラッシャースミダという芸人の面白さを理解できませんでした。
その時、やったコントは花嫁を奪うコント。
クラッシャースミダさんが涼子の為に式場に現れた所で
更に色んな奴が涼子を奪いに現れる。
「ちょっと待った」 と質の荒い音響が流れて
タフボーイに載せて
「てめーはあらとあらゆるエロコラムを書いて自主製作して一冊も売れなかった男、エロ鈴木!貴様も式場に来たのか!?」
というセリフがあるのですが
その様子を楽屋のモニターで見てたある若手がこう呟いたんですよ。
「何で結婚式場で毎回タフボーイが流れてるんだ?」
確かにおかしな話です。
式場にタフボーイを何かしらの音響機材でかける奴が結婚式に参加してるという事になります。
しかも、この為に。
そんな状況に何も触れず、彼はずっとあらゆるライバルを説明する度に
謎の人間がタフボーイをかけてくるのです。
いや、そんな式場あるかい!
そこから私は彼のコントだけツッコみをいれるようにしました。
それは彼の面白さを理解してもらおうではありません。
お客様のストレスを軽減する為にです。
そんな事を言ったら、狂人大宴会というクラッシャースミダさんが連れてきたお仲間の9割が
とち狂ってますからね。
アンケートに「君の目的はなんだ?」と書かれてもおかしくないですから。
その目的を丁寧に説明する役目が必要になってくる。
その役割が私であったり、ぶるぶるサーカスだとダブルブッキングさんであると思って頂ければと思いますよ。
とにかく何が言いたいと思いますと
5月1日のプラネットレジェンド大西のライブに誰か来てほしい。
きっと彼は阿佐ヶ谷の和室の襖を壊すレベルのアクションをそこでもやると思うので
「あいつ、バカだなぁ」と思いながらも楽しんで頂きたいと思います。
私からは以上です。
芸事だけで少しでも食べていきたいです。