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オンラインサロンって宗教だけど、宗教って大事だよね

皆さん、幸せですか?(怪しい挨拶)

最近は割と認知され、定着してきた「オンラインサロン」。
噂では、西の方に凄いサロンがあるらしいんですよね。僕は東の人間なので縁がないのですが...

さて今回は、『オンラインサロンって結局のところ宗教だけど、それって案外人生に必要だよね』という話をしようと思います。
(もちろん全部のサロンが当てはまるとは言いませんが)

宗教って言うと一般的にネガティブなイメージがあるかもしれませんが、
僕が言いたいのはそういうことではないので脊髄反射キッズ達も最後までしっかり読んでもらえると嬉しいです!

宗教とはなにか

そもそも、宗教とはなんぞやということですが、

・教祖
・教義
・信者

これらが全て揃ったら宗教の完成ってことで良いんじゃないかなと思います。

まず、教祖はみなさん分かりますね。その宗教のトップの存在です。
何故か空中浮遊するとか降霊術が出来るとか、そういったカリスマ性を持ち合わせているケースがあります。凄いですね。

続いて教義ですが、これは「神はこんな感じだよ」とか、「善行を積んだら天国に行けるよ」といったものです。
他にも、メモを取れとか、豚肉を食うなとか、クソ高いリンゴマーク製品を毎年買うとか、水素水とか、マイナスイオンとか、まぁ色々ありますよね。

最後に信者です。
「信じる者」と書いて信者。
「信じる者」と書いて儲。

宗教=悪?

さて、「オンラインサロンは宗教だ!」と言ったとき、なんとなくネガティブなイメージが湧きませんか?(※僕は湧きます)

そもそも日本で『宗教』というワードがネガティブな意味合いを持つのは、度々事件を起こして報道されてきたカルト的な新興宗教によるものが大きいのかなと思います。

ゾロアスター教やキリスト教、仏教 などの世界的に歴史の長い宗教の名前を聞いても、「ふーん」ぐらいにしか思わないのですが、
新興系の宗教の名前を出すと途端に「あー...」みたいな空気感、ありますよね。

結局のところ、教科書に載っているような宗教以外は全部「怪しい」で一括なのです。
それがたとえ政党を持っているような大きな宗教であってもです。

しかし、そもそもキリスト教だって出来た当初はユダヤ教徒からすれば激ヤバカルトに見えたんじゃないでしょうか。
トラディショナルな宗教だって、散々戦争をしたり人を殺したりしてて充分ヤバいんですけどね。

そんなわけで殊日本において印象の悪い「宗教」というワードですが、実際のところ宗教は紀元前から存在する概念で今も人々の生活に密に関わっているので、一回冷静になってみるとそんなに毛嫌いする対象でもないんじゃないかなっていう気がしてきませんか?

本当に無宗教?

「宗教」というワードを嫌う人は無宗教の人が多いのではないでしょうか。
しかしそういった人たちも、食事の前に手を合わせたり、葬儀に坊主を呼んだり、受験前に神に祈ったりお守りを買ったりするわけですね。

クリスマスはKFCと4℃のネックレス買ってセックスもしますね。

無宗教だけどクリスマスは楽しいからオッケーという理論はわかるとして、厄年のお祓いは楽しくもなんともないし、やっぱりどこかで宗教的なものを信じている側面は誰にでもあるのです。

合理性と幸福度

例えば、厄年のお祓いについて考えます。

wikipediaによると、

厄年(やくどし)は、日本などで厄災が多く降りかかるとされる年齢のことである。科学的な根拠は不確かで、陰陽道由来とされるものの出典は曖昧である。しかし、平安時代にはすでに存在し、根強く信じられている風習である。 

ということです。

合理的に考えるのであれば、科学的な根拠も無いものに時間とお金を使うのは無駄です。
そもそも、世界中に沢山人が居る中で日本式の厄年は日本人しか気にしてないわけで、アメリカ人はどうなんですか?とか考え始めるともうおしまいです。

ところが、お祓いをされる人は強制されるわけでもなく自らすすんでお金を払い、そして「これで厄年も安心だ〜!」と安心や幸福を感じて満足して帰るわけです。

もしその帰り道に事故に遭ったとしても、
「お祓いをしたからこの程度の怪我で済んだ」と思うことでしょう。
(その日家をでなければ事故に遭うことすらなかった... なんてことは置いておきましょうね)

また、特に厄災遭わなければ「お祓いをしたから厄年も何事もなく過ごせた」と幸福を感じるわけです。

結局のところ、科学・統計・経済的にどうこうという話ではなく、
人間が自分でコントロール出来ない不安に対しては心の拠り所となる物が必要で、それがいわゆる「宗教」であるということです。

日本における宗教の形

日本では国全体で大きなシェアを持っている宗教は無く、殆どの国民が無宗教という自覚を持っています。

しかし、先述の通り、どうしても人間であれば心の拠り所が必要です。
そこで、厄災が起きるとそれに対してスポットで丁度良い宗教をチョイスして拠り所とします。

(宗教をSaaS的に利用する日本人、もしかして最先端なのでは...?)

ライトでポップな新興宗教

宗教は怪しいけど、とはいえ何かにすがりたい。そんなあなたにおすすめなのが...

そう、オンラインサロンです。

サロン主はカリスマ性があるし、入会すれば直接の交流も出来る。
月額1,000円〜数千円程度なので飲み会をちょっと我慢すれば払える額。
同じ志の仲間もできて楽しいし、別のサロンとバチバチバトルも起きちゃうかも!?
ついでに、飽きたらいつでも辞めてオッケー!

宗教と一致する点は多いですが、形式張らず、よりライトな形で提供されているのがオンラインサロンの特徴だと思います。良いですね。

まとめ

最後にもう一度釘を刺しておきたいのですが、
僕は オンラインサロン=悪 という話はしていないので誤解しないで頂ければと思います。
これからの世の中に必要なものだと思うし、教祖も信者も双方ある程度の良識を持っていればあとは自由で良いんじゃないの、と思う派です。

ただ、オンラインサロンに月々数千円払うならそのお金で本を読んだほうがよくね?と思っている派でもありますが、それは合理性の話なので置いておきましょう。

幸福に死ぬために生きているので、宗教でもなんでも自分が幸せを感じられるものにコミットすればいいのです。
輸血を拒否して死ぬとかアホちゃうのって思ってしまうかもしれませんが、本人たちにとっては教えを破ることのほうが苦痛なのでしょうから、科学とか合理性とかなんてものはどうでもいいんですね。

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さてさて、このnoteを書こうと思ったきっかけは『完全教祖マニュアル』という本を読んだ事でした。ヤバそうなタイトルですよね。

宗教系の本は背景となる知識が必要だったりして難しい印象なのですが、
この本はそのあたり易しく書かれており、「宗教ってこういう要素で構成されてて、これはこういう意味合いがあるんだよ」という解説をしてくれています。
しかもちょけ気味の文体で書かれていて読みやすいです。


科学や合理性も一周回って宗教なのかもしれないなあ。しゅたを。

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