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タイ遠征編


アジアチャレンジカップinタイに我らが北海道コンサドーレ札幌が参加する事なったので、リーグ最終節が終わり、3日のオフを挟み、11月の9日早朝に宮の沢を出発しました。17日に帰国するまで、沢山思い出や印象に残った事などがあったので書きたいと思います。


9日の早朝に宮の沢のクラブハウスを出発し、新千歳空港で飛行機に乗り、羽田空港に向かった。そして出国の手続きを終えて、また飛行機に乗って、バンコクのスワンナプーム空港に向かった。6-7時間のフライトだったけど、ケツの肉は取れなかった。
離陸してわりとすぐに機内食。機内食ってワクワクするよね。何食べたか忘れたけど…
機内での時間の過ごし方は、noteを作成したり、仮眠を取ったり、Netflixやアマゾンプライムでダウンロードをした動画を見ながら過ごした。
スワンナプーム空港に到着し、入国審査を済ませて、タイに入国。もう少し長くても全然乗れたけど。やっぱりアジアは近いね。

そこからブリーラムに向かうまで時間があったので、軽く食べたいと思ってレストラン街を探索。怪しそうなサーモン丼とか寿司があったけど、小柏選手と小次郎選手に止められて、結局は普通のチェーン店で薄いコーヒーとハンバーガーを食べた。

スワンナプーム空港からは、コンサドーレの関係者と共に、チャーター機でブリーラムに向かう事になった。ちなみにコンサドーレのフロントには、元コンサドーレ札幌U-15の山本君と、神谷君が居る。山本君は2つ上、神谷君は1つ上の先輩。頭が上がりません…笑
今回は神谷君がタイ遠征に同行していたので、どこか時間が空けば、一緒にご飯でも行きたいねーと話していたけど、神谷君もタイで仕事で忙しく、ゆっくり話すことが出来なかったのは残念だった。

チャーター機だったんだけど写真の通り、丘珠空港から道内の他の空港行くのかなというくらいの飛行機だったので、外国ということもあり、多少不安になった。笑

マジで飛行機が小さかった笑
飛行機と西野。丘珠空港のクダりは、コイツくらいしか通じない。丘珠高校の後輩。


まぁ乗ってからは特にストレスもなく約45分の飛行時間を過ごせた。そしてブリーラムに着陸。ブリーラムの空港に到着した瞬間、マジで丘珠空港より小さいやん!と思った。しつこい笑

そこからバスでホテルに向かい、タイの時間で22時過ぎに、ブリーラムのホテルに着いた。そこから夕食を摂り、次の日は夕方からの練習だったので、その日はゆっくり寝て、翌日に備えた。ちなみに、日本とタイの時差は、日本よりマイナス2時間だったので、特に時差を感じる事もなく過ごせたのは良かった。

ホテルは、試合をするスタジアムから徒歩圏内だったので、徒歩でスタジアムや、練習を行うグラウンドまで行けて、かなり環境が良かった。気温もブリーラムは約30度程で、湿度もあんまり高くなく、比較的過ごしやすかった。練習は基本夕方からだったので、昼過ぎまでは、ホテルから近くの観光地に寄ったり、ホテル内のプールやジムで時間を過ごした。

ホテル内のプールにて
青木選手に技をかけられ
プールにドボン
とあるコンサの選手のモノマネです。当てられたらスゴい

まぁこんな感じで時間を過ごしながら、練習に励み、お気づきの方も多いけど、体調不良で全体練習に合流してなかった俺は、激しいトレーニングを、10.11日と2日間に分けて行った。みんなも4日オフからの寒暖差でキツそうだったけれど、休んでた分俺は、相当キツかった。
11日はブリーラムユナイテッドのホームスタジアム、チャーン・アリーナでの練習を行った。ピッチとスタンドの距離が近かったし、雰囲気的にもプレミアリーグみたいな感じ。
いつもと違うって感じたのは、田舎町なのか気候のせいなのかは分からないけど、ナイターって事もあったし虫が多くて大変だった。ピッチ内にもガンガン入ってくる。顔に当たりまくる。
芝生も普段と全く違う感じで、硬くて滑りやすく、疲労や違和感をすごく感じたし、練習後、普段中々感じない部分の身体の張りがあった。
それでも素晴らしいスタジアムだったし、札幌にも欲しいなと思った。日本中にこんなスタジアムが沢山出来たら最高だなと思った。

2日間の練習を終え、チャーン・アリーナでブリーラムUとの試合に向かった。この試合は出場予定は無かったので、アクシデントがあれば交代するけど、基本は小次郎選手のサポートや、アップのサポートをした。
この試合で印象に残った事といえば、ブリーラムのファンはコンサドーレの事を良く知ってるって事。
前日のスタジアムでの練習の出待ちの方もそうだったし、当日のバスの入り待ちの人らも、コンサドーレの選手に対して声援や拍手を送ってきいた。ピッチ内アップに向かった時も、日本にレアル・マドリードの選手が来たみたいに、声援や拍手をタイの皆さんは送ってくれた。正直気持ちよかった。
でもこちらも負けずに、北海道や、日本からもコンサドーレサポーターが来てくれて応援してくれた。いつも本当にありがとう。コンサの応援歌は小さい頃から沢山聞いてるから、ピッチ内で聞くと興奮が止まらない。いつかコンサドーレコールを聞きながらJリーグでプレーしたいと思っていたので、声出しアリになってから初めてピッチ内で聞けたので、最高だった。
圧倒的ホームのブリーラムサポーターの大声援も凄かったけど、人数の少なさを感じさせないコンサドーレコールは、異国の地でも力になった。
そして勿論、スパチョーク(通称チェック)の人気は抜群だったし、すごい歓声が起きていた。羨ましいなと思ったし。ブリーラムの大切なスーパースターがコンサドーレに来てよかったと、チェック本人にも、タイの皆さんにも思ってもらえるように、もっと良いチームにしていきたい。

結局試合は2-5で敗れてしまった。出場はしてないものの、Jリーグの意地やチェックが所属しているチームはこんなに強いんだぞっていう所を見せられなくて悔しかった。本当にチェックに申し訳ない。本当は圧倒的な差で、勝ちたかった。まぁACLに出るチームはこんな感じのチームだし、環境や移動含め、良い経験になった。沖田コーチからの話で、ACLに出るならこんな日程で、こんな環境や雰囲気で試合をやっていかなければいかないから、いいデモになるよと言っていたけれど本当にそうだった。
そしてブリーラムは強かった。多分J1リーグに入っても中位以上のチームだと思ったし、特に外国籍選手の質が高かった。

ブリーラムのスタジアムの近くの遺跡
ホテルの食事時同じテーブル
青木選手のオモチャ達


試合後ホテルに戻り食事をし、ナイターの後は寝れない事が多いし暇だったので、近くのスタジアム横のセブンイレブンまで小次郎選手と散歩がてら行く事になった。
ついでにタイ名物の屋台もセブンの横にあったので現金持ってなかったけど、プラーっと寄る事にした。すると、試合終わって2時間以上経ってるにも関わらず、屋台やその周りの広場に座って、沢山の人らがご飯を食べて騒いでいる。
そして俺と小次郎選手を見つけると、みんなサッカーやコンサドーレに詳しいので、サインと写真攻めにあった。小次郎選手が試合に出てたって事もあるし。多分5分あれば往復出来る場所を40分ほど、ファンサービスをした。ジャニーズになった気分だった。2度とあんなにチヤホヤしてくれる事も無いだろうし。老若男女問わず、みんないい人で礼儀正しく、負けた後だったけど、少しばかり気分が晴れた。今度は札幌に行くよ的な感じで話してくれたおじさん達も居たし、是非来て欲しい。もしタイの方々が札幌に来たら、少なくともコンササポは、優しく案内してあげて欲しいし、一緒にサッポロビールを飲んで欲しい。
そんな感じ気分転換をして、コンビニに寄って買い物をして、ホテルに戻り翌朝の6時40分出発の移動に備えた。

スタジアム横の屋台。試合直後は満席だったっぽい。
何書いてるかわからん。とりあえず安いらしい。
100バーツで350-400円だった。
スタジアム横にこんな所あったらいいね。
野良犬。めちゃめちゃ野良犬が多かった笑

翌日、朝からバンコクに戻り、ホテル内の敷地で各々リカバリーをして、各自時間を潰した。
昼食時にはホテルの食事会場で、入替戦の京都サンガF.C.対ロアッソ熊本を全員で観戦。ロアッソのチャンスシーンにめちゃくちゃ盛り上がったけど、俺はサンガに残留してもらいたかったので、脇汗ダクダクで祈る様に見守っていた。
サンガが引き分けで残留確定。みんなの涙やホッとした表情を見て俺も嬉しくなったし、感極まりそうだった。
『京都サンガの皆さん、サポーターの皆さん、おめでとうございます。たった3ヶ月でしたけど、サンガでプレー出来たことを誇りに思うし、これからもずっと応援していきます。全然満喫出来なかったので、どこかオフシーズンにゆっくり観光に出かけます。もしこのデカい顔に気づいた方は、声かけてください。』


そして試合観戦から少し時間が経ち、夕方からタイの小学生、中学生とのサッカー教室があって、昨日試合に出場していない、俺、大谷選手、ミラン選手、自主参加の西選手とタイのスター、スパチョーク選手の5人で参加した。

俺と西選手は中学生の方で一緒に試合をしたんだけど、タイの子達はみんな足元が上手い。後ろからロングボールをまず蹴らない。丁寧にDFラインからビルドアップして、ドンドン細かいパス回しで前進して行く。俺はそこに入っても上手く出来ないと思ったので、パワーで解決。ロングキックとロングスローで違いを見せつけてやった。テクニックは圧倒的にタイの中学生の方が上手かった…西選手は相変わらず変態プレーヤーだった。羨ましかったなー…

そして翌日は試合前日練習で、川崎戦に向けての調整。後半から出場予定だったので、しっかりトレーニングした。
バンコクの天候だったんだけど、ブリーラムより3〜4度高くて、湿度もグンっと上がった気がする。暑さのレベルは違うけどブリーラムが北海道の暑さで、バンコクは東京とか大阪とかの内地のムワッとした暑さのイメージ。立ってるだけで汗がダラダラ垂れて来た。
通訳のティーさんとかタイの現地の方に聞くと、これでも1番涼しい季節で、暑い時期はこんなもんじゃないと言っていたので、いつかその時期に来てみたい。

んな訳で川崎フロンターレ戦。BGパトゥムのホームスタジアムで行われた。ここも専用スタジアムなのかな?NACK5スタジアムや、鳥栖のスタジアムに似た雰囲気を感じた。いいスタジアムだねぇ。

試合は前半2-2で折り返した。俺は後半から予定通り出場することになった。今年最後の45分を楽しんでプレーする事を目標にしてたけど、コンサドーレのGKは攻撃面も守備面もやる事が多いので、楽しむなんて言ってられなかった。小柏選手のゴールで勝ち越したものの、マルシーニョ選手にゴールを決められて同点。そのまんまスコア動かず3-3でドローに終わった。絶対勝たせると意気込んでいたので、悔しかった。まぁまた今度マルシーニョ選手に決められたシーン振り返ろうかな。
んな訳でアジアチャレンジinタイが終了。勝って終わりたかったけど、今年の最後に試合出場して、この仲間と最後のゲームを出来た事が嬉しかった。

そして翌日は夜の18時半に集合して空港に向かって帰国する予定だったので、少しばかりタイのビールを飲んで昼まで寝てホテル近くを観光。小次郎選手とトレンド井川くんとひたすら歩いて観光して来た。

ヤクルト的な飲み物美味かった
お寺かな?
落ちたらアウトな川の上にて
この橋めっちゃ動くよ
毎日入ったサウナとプール
プールサイドにて整い中


んな感じでスワンナプーム空港に向かい、到着してからは免税店を中心に買い物。お土産にタイ料理の色々なレトルト食品を買った。今回でタイ料理にハマった。苦手なやつもあったけど、全然食べれるし好きなのもあった。あとは細かいお金が余ったので、特に買う予定もないキャンドル的なのを購入。それで時間を潰し、羽田空港に向かい帰国の途に着く。タイに入国の時はスムーズに行けたけど、日本に帰国する時は、アプリを起動して登録やら、バーコードやQRコードを読み込んでゲートを潜っていったりするんだけども。
めっちゃやる事多い!
日本がガッチガチにしてるのか、タイが緩いのか、はたまた海外はみんな緩いのか…
あんまり言うと荒れるから辞めとこう。

羽田空港に着いた時点で寒かったけど、新千歳空港に着いた瞬間寒すぎて帰国を実感。
まぁホッと一安心したのたけれどもね。

んな感じで、タイ遠征振り返りました。海外遠征は結構好きです。また行く機会あれば行きたいし、タイのまったりした空気が結構好きで、2年くらい住んでもいいかも。笑

そして最後に今シーズンお疲れ様でした。そして北海道コンサドーレ札幌に関わる全ての皆さん、本当にありがとうございました!苦しいことも多かったと思いますけど、なんとかJ1に残れたし、もっともっと大きくなるクラブだと思うので、これからもよろしくお願いします。

タイ遠征編終了ー!

タイの日本ラーメン店
ちょっと俺は食べたくないです…笑
食べるとしたらぶた照り焼き
ブリーラムのホテルのプールサイド
屋台の大画面のテレビとか、飲食店のテレビ全部サッカーだった。
特にプレミアリーグ

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