ジゼル
おはようございます。
またまた久しぶりの更新になります。
「くるみ」以来、3ヶ月ぶりのオーチャードホールでの公演ということで、とても久しぶりな感じがしました。
やはりオーチャードは踊りやすいというか安心感があるというか。踊り慣れたホームの劇場があるという幸せを改めて感じています。
さて、今回のジゼルではPas de Sixのリードボーイを踊りました。
一番ベーシックなバージョンだとPas de Deux、つまりカップルで踊られることが多い役ですね。ペザントパドドゥとよく呼ばれています。
過去には3つのバージョンのジゼルに出演したことがあります。中にはバリエーションが無い(ヒラリオンとアルブレヒトが踊っちゃう)もの、パドカトル(男女2人ずつ)など様々。
今回男女3人ずつの6人で踊るバージョンは初でした。たぶん組み合わせとしてはありとあらゆるバージョンをこれで踊ったことになるような気がします。パドユイット、とかなるともはやそれは群舞ですしね。笑
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役柄としては、やはり本筋に直接関係はありません。ジゼルがお母さんに踊り過ぎを諌められて、ちょっと重くなってしまった空気を吹き飛ばしにくる人たち、という感じ。
白鳥のパドトロワのようなディベルティスマン的立ち位置で、この作品がクラシックバレエであることを象徴する役であると認識しています。
そういう役は組むパートもソロパートも非常に基本に忠実で、故に誤魔化しが効かない振付であることが多いです。
Kバレエももちろんそれに違わぬ内容で、難しくないのに難しい、そんなドツボにハマりやすいパートだと僕は思います。
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今回も自分の中でいろいろとこだわりをもって踊りました。
技の前後のポジションの徹底
サポートのときに無駄な動きを省く(例えばプロムナードで歩数を最小限にする、など)
一瞬で最大高度まで上げるリフト
あたりが主だった項目ですが、ご覧いただいた方々にどれくらい伝わっていましたでしょうか……笑
僕としては達成率75%くらいで、もっともっとできたなぁと思うところも。そこも含めて舞台はナマモノですが、ひとまず役割は全うできたのかなという感じです。
いろいろあって割と直前にパートナーチェンジがありまして、実は急遽組むことになった成田さん。
ちょうど一年前のこの時期も白鳥トロワでパートナーチェンジして踊ることになった彼女。ピンチヒッターにはお互い縁があるようです。笑
最近特に組みやすい(と勝手に思っている)相手なだけに安心して踊ることができ、やりたいことを試したりなど、チャレンジもできたり。今回もいろいろ助けられた部分は大きいです。
いつもありがとう!
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そんな感じで無事に終えることができました。
パートナーだけでなく、お客様はもちろん、周りで支えてくださる方たち、関係のみなさまに深く感謝いたします。ありがとうございました。
一息ついたら(?)これからは怒涛の日々が待っています。身体を大切に、精進していこうと思います。
では。
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