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真央ちゃん

おはようございます。


7/1(土)に、アリーナ立川立飛で開催されている

BEYOND

という浅田真央ちゃん主催のアイスショーを観てきました。


スケートを生で見るのが初めてで、それも昔から見てきた真央ちゃんのショー、ということですごくワクワクでした。




スケートリンクそのものも初めまして。

もっと激寒かと思っていたのですが、上の方の席だったので半袖でもけっこう平気でした。
目線の近いアリーナ席だとさすがに寒いのかな?


一番遠そうな席でも十分に表情や身体の動きが見えましたし、モニターにLIVEが映るのですごく観やすかったです。





初めて見る生のスケートの臨場感、とても面白かったです。

踏ん張りの効かないはずの氷の上での急加速急停止、緩急自在のスピンにダイナミックなジャンプ。バレエダンサーとしては非常に興味深かったです。


TVで見るフィギュアスケートなどはカメラが選手を追うので分かりにくいのですが、実際に見るとやっぱり移動距離や躍動感がすごくて、まさに「滑走」という感じでした。


ブレードが氷を削る音もハッキリ聞こえましたし、削れた氷が舞う様子もよく見えました。

ナンバーのひとつ「シェヘラザード」では、真央ちゃんが横たわるパートナーの男性の目の前まで猛スピードで迫り急停止、氷飛沫を男性に浴びせる振付(意図的ではないかもしれませんが)があって、思わず唸りました。





ナンバーの中には「チャルダッシュ」のような真央ちゃんの現役時代の代表曲もあれば、ジャズやミュージカル、オペラなど様々なジャンルのものがありましたが、やっぱり印象的だったのはバレエ曲。


シェヘラザードもそうですが、「白鳥の湖」や「カルメン(これはどっちかというとオペラ寄りですかね)」などすごく聞き馴染みのあるものが多くて楽しかったです。


全編通して言えることですが、至る所にバレエエッセンスが散りばめられていて、特に「白鳥」はバレエリスペクトが感じられる振付や演出ばかりで、なんだかすごく嬉しかったです。


滑りそのものだけではなく、複数のモニターでのプロジェクションやライティングなども駆使して視覚的にすごく楽しめる演出になっており、最後まで飽きない90分間でした。






出演者のみなさんそれぞれに個性や得意技があって、ろくな休憩もなくいくつものナンバーを滑りまくり、そして常に忘れない客席のお客さんへのファンサービス(スケーターがアリーナに近づくたびに黄色い歓声が上がっていて笑ってしまいました笑)。


観る側にとっては嬉しい限りですが、体力的に相当ハードだろうなと。複数のマチソワを一年間ツアーで回って、そんな過酷な興行は経験したことがないので、どれだけ大変なんだろうと頭が下がる思いでした。


中でもやっぱり真央ちゃんは体力オバケで、早替えに次ぐ早替えで次から次へと違うナンバーを滑り、それでも疲れひとつ見せず、最後に挨拶スピーチをしてくれたときには息もほとんど上がっておらず、もはや怖くなるほどでした。笑 

フィギュアスケーターもまた凄まじいアスリートだなと、肌で感じられました。





アイスショーというものを見たことがありませんでしたし、フライヤーの写真で見る限りはエンタメ特化な雰囲気があったのでフィギュアの競技のようなものは期待していなかったのですが、点数を競うようなジャンプやスピンがなくても十分に楽しめましたし、中には競技会で披露するようなレベルのナンバーもあってめちゃくちゃ見応えがありました。


ダブルアクセルやトリプルのジャンプはやっぱりすごかったですね。女性でここまでできるのかと、分野は違えどちょっと悔しいくらいです。笑





ここまでいろいろ書きましたが、僕がいちばん嬉しかったのは、笑顔の真央ちゃんを見られたことです。


全日本選手権で優勝した15歳の真央ちゃん。
あの頃からずっと、TV越しではありますが応援していました。もちろん、ファンであろうがなかろうが日本国民みんなが応援していたとは思いますが。



僕なんかが語っていいことではないのでしょうが、どうしても少しだけ。



真央ちゃんの選手時代って、すべてがハッピー、というわけではなかったと思うんです。

歴史に残る成績を残してこられましたが、それだけにライバルも多く、大会のたびに苦しい思いもたくさんなさっていたでしょうし、そのスター性故にメディアの注目も大きく、プレッシャーも凡人には想像もつかないレベルだったのだろうと。

真央ちゃんのフリープログラムでは、TVの前で何度泣いたか分かりません。



そんな真央ちゃんが、本当に楽しそうにイキイキと滑っていて(開演前はいつも緊張するとはおっしゃっていましたが)、やりたいことをやりたいように表現して、あたたかい仲間やお客さんに囲まれていて。


そんな様子を見ているだけで、なんだかこちらが泣きそうになりました。


「よかったね、真央ちゃん」


と、開演1分で涙腺がヤバかったです。笑
僕の方が歳下なのに勝手に親目線。





と長々書いてきましたが、とにかく素晴らしいショーでした。

きっとこれからも真央ちゃんのショーはバンバン開催されていくとは思いますが、この「BEYOND」はひとまず7/17が千秋楽。

この機会にぜひ観に行ってみてはいかがでしょうか?



ではでは。

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