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Stand by me 描クえもん 第11話

Nirvana

【あとがき】
NIRVANAというバンドが好きです。
「Rape Me」という曲があります。
この第11話のサブタイトルに曲名を使いました。

嫌なことがあると決まってこの曲を大音量でリピートします。

Rape me
rape me my friend
Rape me
rape me again

聴いていると、誰かの悲しみや怒りは、誰かの心を癒すことができるのだと感じます。
少なくとも僕はこの曲に癒されます。
傷ついた時にこの曲を聴くと元気が出て、「またがんばろう」と考えることができます。

感情とは何でしょう?
「感情の本質」として下記の5つを候補に上げます。

知覚、思考と判断、身体反応、感覚、行動

「Rape Me」を聴いた時、僕の中で何が起こっているでしょう?

「曲を聴く(知覚)→歌詞とメロディを理解する(思考と判断)→リズムに合わせて体を揺らす(身体反応)→胸が熱くなる(感覚)→活動的になる(行動)」

感情研究の分野では、感情の本質は「思考と判断」か「身体反応」ではないかという説があるそうです。
「歌詞とメロディを理解する(思考と判断)か「リズムに合わせて体を揺らす(身体反応)」です。

僕は音楽理論は分かりません。
ある言葉があるメロディと一体となって脳に届き、作り手が何を表現しようとしているのか思考します。
思考の結果、「優れた表現である」と判断し、自然と頭を揺らしたり足踏みをします。
結果、喜びや癒しといった感情を感じます。

実際に曲を聴かなくても、曲を思い出すことで癒されることもあるので、「知覚」は本質ではありません。
「胸が熱くなる」感覚は、この場合は喜びや癒しの感情を盛り上げますが、「かゆい」も感覚ですし、胸が熱くなって悲しさを感じる時もあります。
ただただ仕事が忙しいときも「活動的になる」ので、「活動的になる = 喜びや癒し」には直結していません。

どうすれば読者の感情を揺さぶることができるのでしょうか?

そんなことを考えながら漫画を描いています。

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