釣りをしていて考えたこと 16

相変わらず釣りを続けています。

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7月に仕込んだアンチョビが完成しました。

サビキで釣ったカタクチイワシを3枚に下ろし、塩漬けにして冷蔵庫で2カ月発酵させ、その後、常温でオリーブオイルに2週間漬けたら出来上がり。
調味料的にチビチビ使う予定。

最近、釣りの最中に写真を撮らなくなってしまいました。
写真フォルダには釣り上げた魚の写真がほとんどありません。
そう言えば、料理を作っても写真に収めることが減ったような。

前回の投稿から今回まで何回釣りに行ったかなぁ…?
写真がないから記憶が頼り。

・タコ ×2
・サバ ×4
・アカハタ ×1
・サビキ ×4
・鰆 ×1

2カ月で12回。
まあまあ行ってます。
ルアーメインでたまにサビキ。
釣り船は今年に入って多分20数回乗っています。
なのに写真がない。


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タコの塩辛。
生ダコの皮を削いで、塩、汗液に漬け込むだけ。
釣りたての新鮮なタコさえあれば、作り方は簡単です。

少し前に知り合ったYさんに2度目のタコ釣りにお誘いいただきまして、張り切って行ってきました。
今年はタコの当たり年だそうで、2度目も20匹くらい釣らせていただきました。
Yさん、メチャクチャ親切。
僕の中では親切番長と呼んでいます。
カマスでご一緒させていただいたHさんも一緒。
Hさんも親切。
大好き。


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塩辛を作った後は削ぎ落とした皮と吸盤が残ります。
吸盤を煮込んでからタコ飯を作り、肝臓以外の内臓が大量に余るのでチゲに。
食材は無駄にしない。
感謝して食べる。
まずまず美味い。


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タコの内臓のアヒージョ。
これはメチャウマ。
朝食に作ったのですが、塩分強め、みりんの甘みとタコの甘みがマッチして酒のアテに最高。
危うく朝からお酒を飲むところでした。

「しっかり写真撮ってんじゃねーかよ!」って?
他にもキモ煮や道具汁、炒め物などを作りました。
道具汁は内蔵のお味噌汁。
毎日作ってた気がします。
他には…何を作ってたっけ…?

内臓は食べ尽くしたので、いよいよ本体。


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タコの柔らか煮、タコ唐揚げ、鯖の竜田揚げ、締め鯖、焼き鯖、ワカシ(ブリの幼魚)の棒鮨。
鯖とワカシは釣り初心者のご近所さんと船で釣ってきました。
メチャクチャ楽しかったです。

残ったタコの柔らか煮を使って、再度タコ飯にもチャレンジ。
ヤバイ、激ウマ。
吸盤煮で作ったものより断然美味しいです。
たくさん作ったので余った分はおにぎりにして、仕事中のお弁当にしました。
オカズはタコの身のアヒージョとカマスの干物。
冷えて固まったおにぎりはトースターで焼いて出汁茶漬けに。
自給自足状態。
が、写真は撮らず。

…と、またしてもYさんにタコ釣りにお誘いいただきました。
いつもさりげなく誘ってくれるのですが、Yさんはどのタイミングでどのように楽しませてあげようか、すごく考えてくれている気がします。
またしても20匹ほど釣らせていただきました。
きっと1人で行ったら全く釣れないんだろうなぁ…。


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さて、冷凍庫にはタコが満タンに詰まっているし、どうしたものかと干してみました。
竹ひごをお湯で煮て曲げて頭の形を整え足を広げて固定し、干すこと1週間。
室内で干したら臭いが大変なことになってしまいました。(あげく、一部虫が発生しました.。干物は網に入れて干しましょう!!!)


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干しダコを軽く炙ってオリーブオイルに漬けたもの。
素晴らしく美味しい。


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干しダコをお酒で戻してタコ飯にしてみました。
う…美味い。

だけど、干物っぽさが前に来るので、干物と茹でダコをミックスしたらもっと美味しいんじゃないかなぁ、と思ったり。


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で、やってみました。
干物&茹でダコをミックス。
タコ飯4回目。
う…美味い

だけど、柔らか煮で作ったタコ飯が一番美味しいかな?
あれ?柔らか煮は2回作って、柔らか煮のタコ飯も2回作った気がする。
タコ飯は合計5回作ったのかな?
因みにお米は都度都度、玄米から精米して鍋で炊いています。

次回は干物&茹でダコ&柔らか煮で作ってみたいです。

タコ飯で思い出しましたが、出汁と魚本体を一緒に炊く系のご飯としては、ビワマス飯も作りました。
ビワマスは以前釣ったものを真空パックにして冷凍してあり、アラで出汁を取ったスープも冷凍しておいたので合わせて炊いてみました。
出汁で作ったお味噌汁もすごく美味しかったなぁ。
他にも色々作った気がするけど覚えていない。


さて、Yさん、今度はロックフィッシュに誘ってくださいました。
こちらも初体験。
スイミングテンヤにパワーシャッドでアカハタを狙います。

ロックフィッシュ=根魚=海底の根周りに生息する魚=カサゴやアカハタなど。
スイミングテンヤはジグヘッド型テンヤ。
テンヤはハリとオモリが一体になったもの。
主にエサ釣り用。
ジグヘッドもハリとオモリが一体になったものですが、ルアーフィッシング用。
ルアーは疑似餌。
ワームと呼ばれるグミみたいな質感のルアー(ソフトルアー)をジグヘッドに装着してリール操作で水中を泳がせます。
スイミングテンヤはテンヤなのにルアー用。
ジグヘッドとの違いはよくわかりません。
パワーシャッドはワームの一種。
専門用語がいっぱい…。

これも釣り場の写真無し。

その日は谷間の日だったらしくあまりアタリがなく、僕は小さ目のアカハタを2尾。
釣りが終わってご飯を食べた後、コンビニのイートインでアイスを食べながら釣り談義。
Yさんと同乗したもう1人のYさんのダブルYさんから「コレ買ったら高いよ〜」と大きなアカハタとカサゴを譲り受けました。
すいません、最高かよ。

帰り道はそれぞれの車を運転し列をなして帰るわけですが、その内、赤信号で1台はぐれ、間に1台割って入り…、いつしかバラバラになります。
サヨナラを言う間もなく、気がついたら独り。
この寂しさ…、何て名前をつければいいんですかね?


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アカハタのお刺身。
5日間熟成させましたが、まだまだ身がプリップリです。


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アカハタ紹興酒蒸し。
魚が大き過ぎて蒸し器に入らなかったので、オーブンで蒸し焼きにして熱々のごま油をまわしかけました。
ビジュアルが殺伐としていますが、味は最高。


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カサゴはお刺身に。
皮目を炙ってみました。
魚のアラは大抵出汁を取って、スープにしたり、いろいろな料理に使います。
この時も潮汁を作りましたかね?
他にも作った気がするけど(以下略)。


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お鮨も作りました。
魚が美味しいので、適当に作っても美味しい。
回転寿司よりは美味しいけど、美味しいお鮨屋さんで食べるお鮨のほうが美味しい。
そりゃそうか。


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晩夏のベランダで七輪など。
タコとカマス。
カマスは干物にして冷凍保存しておいたもの。
七輪焼きは2~3回やった気がします。


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鯖の竜田揚げ。

「釣りってしてみたかったんだよなぁ〜」というご近所さんが増え、今度は4人で鯖釣りに。

僕が案内できる釣りは、シーバスかメバリングかサビキか鯖ジギング。
シーバスとメバリングはキャスト(ルアーや仕掛けを目標点目掛けて投げ込むこと)が必要なので、多少、練習が必要。
サビキと鯖は下に糸を垂らせばいいので初心者でもトラブル少なめ。
引き出しが少ないのでYさんのようにはいきませんが、僕が用意した道具で釣ってもらえるととても嬉しい。
この日は鯖が100匹以上と大漁。
僕は小型の鯖を十数匹貰い、後は3人で分けてもらいました。

味噌煮も作ったような?
塩焼きは毎回食べています。

8月はこの他にも2度ほどそれぞれ別の友人を鯖釣りに案内しました。
2日連続で鯖を釣りに行った日もあり、「鯖先生」と呼ばれ始めております…。
シイラやカマスも釣りました。


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そして、タコもまだまだ冷凍庫に居座っています。
ついには燻製にチャレンジ。
この味わいはクセになりますね。


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タコを刻んでラグーパスタ。
満足。


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と、今度はご近所さんに鯖とソウダ鰹、アジをいただきました。
いつも釣っているのに、もらうとやっぱり嬉しい。
アジはフライに。
鯖とソウダはコンフィに。
塩味を強めに作りお酒のおつまみにしたり、パスタの具材などにしました。

そう言えば、近所の小学生とサビキをしていたら(僕が釣っていると隣にやってきて「釣る?」「うん」と一緒に釣ることになる。釣った魚をあげると後で手紙をくれたりする)、隣の釣り人からシタビラメをもらったな。
シタビラメはムニエルにしてからタコ、トマト、オリーブ、パクチーと合わせ炒めて食べました。

タコや鯖も随分とご近所に配りました。
魚がコミュニケーションツールになっています。


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鰆。
ようやく魚の写真を撮りました。

この日は十数年来の友人のUさん(親切番長Yさんを紹介してくれたのがUさん)と、そのお友達のSさん、 Hさんと4人で東京湾に。
鰆を釣るのは初めてです。
シラスを捕食している鰆を、メダルジグで狙います。
鰆は水面表層を泳いでいるシラスを下から突き上げるように飲み込んでは、そのまま海面にジャンプを繰り返しています。
シラスになりきりジグを操作。
が、僕の釣果は70センチ台2匹とイマイチでした。

帰りにUさんの行きつけのお店で試食会。

お刺身、フライ、塩焼きでいただきました。
水分の多い魚のようで、フライと塩焼きは味はすごく美味しいけど食感がフワフワ過ぎ。
お刺身はかなり美味しいけど、やはり、もう少し寝かせてから食べたほうが良さげ。
これは水分をちゃんと抜かないといけない魚なんだな、と。

僕は釣った2匹を持ち帰り、エラを切ってそのまま氷塩水に漬けて一晩冷やし、翌日、改めて血抜き。
マニアックな話になりますが、最近、釣り人の間では「津本式」という血抜きの方法が流行っています。
魚の動脈にノズルを差し込み、水圧をかけて血を抜く方法。
血が完全に抜けるので腐敗や臭いの発生を抑えられて、長期保存が可能です。

この方法は賛否があるようで、血が抜ける代わりに身に水が入ってしまい、その水を抜くのが難しい。
シーバスなど臭みの強い魚には有効な気がするけど、水が抜けないと魚自体の味がボヤけるので、どんな魚にでもやるべきではないのかなぁ、と。
いえ、先日お邪魔したお鮨屋さんの親方にそう伺っただけで、自分で思い至った訳ではありません。

鰆は丸のまま氷塩水で1~2日寝かせてから処理したほうが良いとも聞きまして。
釣り場で内臓を取るとそこから熟成がスタートしてしまい、サクになった頃には熟成が進みすぎてしまったり、コントロールが難しくなるのだとか。

で、今回は1日丸で寝かせてから津本式。
血抜き後、まずは30分ほど魚を壁に立てかけて水を抜きます。
3枚に下ろした後、砂糖を振って1時間水抜き。
その後、塩で1時間水抜き。
塩をペーパーできれいに拭ってから、改めて新しいペーパーで包んでジップロックに入れ冷蔵庫で熟成。


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骨の間に残った身肉は、もったいないのでスプーンで削いでなめろうに。
熟成前の残り身で作ったわけですが…、ん?何だか美味いぞ。


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西京漬は漬け込んで1.5日。
七輪で炙ってみました。
あ…、コレ、美味いやつだ。


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昆布締めと炙り。
釣りたてとは別物です。
しっとりしていて美味い。
下処理は上手くいったみたいです。
冷蔵庫には現在、酢締めも待機中です。

この辺りは最近の出来事なのでよく覚えていますね。

鰆はこれから冬にかけてどんどん脂が乗っていくそう。
そして、シーバスはそろそろビッグベイトの季節。
釣りを始めた時の最初の目標はシーバスでした。
ビッグベイトと呼ばれる18センチくらいあるデカいルアーで、80センチ以上のデカいシーバスを釣る季節です。

今週は「ビッグベイトシーバスの合間に鰆が跳ねていたら鰆も狙おう」という船に乗る予定です。

釣りを始めて2年9カ月が経ちました。

写真もちゃんと撮るようにしなければ。
でも、釣り場の写真や料理の写真を全部撮っていたら、ブログが今の5倍くらいの長さになってしまいそうな気もするんですよね。
悩み所です。

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