2週間の約束で車を修理に出したら2ヶ月戻ってこなかった話

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車検と併せて修理に出していた車が車屋さんの不備で2ヶ月以上戻って来ず、ようやく戻ってきたと思ったら6日目に故障。

キーを回しても何もかもが無反応、油量警告灯が点灯するのみ。
車屋さんに電話すると、「多分、バッテリーが上がっているんじゃないか」と。

車は1年前にそのお店で中古で買った物。
担当者によると、バッテリーは前所有者の物そのままだそうで、故障の原因としては寿命の可能性が高いけど、使用期間を調べていないし、交換時期のお知らせもしていないそう。

車検で問題がない場合、大げさに言えば、納車後1日で壊れても自分たちに責任はなく、車の部品は全て消耗品なので責任は取れないとのこと。
自分でロードサービスを手配して修理してください、とのことでした。

田舎に住んでいるので、車がないと通勤も買い物も不便。
おまけに翌日は釣りの約束が。

バッテリーが上がった車を何とか今日中に直さなきゃ…ということで、ロードサービスに電話したところ、お盆で混雑しているため今日中の対応が難しいとのこと。

近所のガソリンスタンドは、車を持っていけばバッテリー交換可能だけど出張は無理。
カー用品店でブースターケーブルを購入して知人に車を用意していただき、いざエンジンルームを確認するとバッテリーが何だか膨張しているような。
いつ積んだものか、型番などを示すシールもなく、素人目にもヤバイオーラです…。

不慣れながらも充電しガソリンスタンドへ。
無事にバッテリー交換を終えました。

スタンドの方に訊くと、やはり型番も積んだ時期も不明だけど、相当古いものであることは間違いなく、膨張もあり限界の状態。
「工場で2ヶ月も放置されていたなら、それが決定打でしょうね」とのことでした。

「だよなぁ」と思いつつ、車屋さんにメールし、バッテリー交換を依頼したスタンドから上記の説明を受けたことを伝えました。

工場に2ヶ月置きっぱなしにしていたことがが決定打かどうかはさておいても、車を預けてから2週間で修理、納車すると約束したのに、納車に2ヶ月かかったとはなかなかの問題です。
その点、会社としてどのような見解なのかを伺いました。

今後もお世話になるかもしれないから事を荒立てたくないし、最後のほうは走行距離15万キロのボロボロのコンパクトカーを代車に出していただいたこともあり、これまで見解を正すことはしていませんでした。
予定通り2週間で納車されていればバッテリーが故障しても100%自己責任と思えたはずです。
お金が欲しいわけでもバッテリー交換費用を負担して欲しいわけでもなく、納得したい性分なのです。


さて、ここで修理の経緯をもう少し詳しく説明。

最初に修理を依頼したのは今年2/10、納車は8/3でした。
約半年。
まず車を預ける日にちが当初の予定より3ヶ月以上遅れ、預けてからは2週間の約束が2ヶ月以上に伸びました。
修理箇所は、車体のヘコミ1箇所(擦っちゃいました)と後部バンパーの交換です。
当初は車体のヘコミ1箇所の予定でしたが、預けるのを待っている間に後続車に追突されました。
僕は信号停車中で事故の責任は100:0で相手側に。
相手の保険で修理することになりました。
それと、乗り心地改善のための足回りの部品交換と車検を併せてお願いしました。
これも当初からの依頼。
修理開始が遅れた理由は、部品が在庫切れで入荷待ちであったり、工場設備が壊れたなどのことでした。

部品入荷待ちは仕方ないとして、工場設備が故障した時は事前に連絡がなく、約束の期日(4/27)に車を持っていったところ、そこで事実を知らされました。
「車を置いていきたかったら置いていってもいい。ただし、工場がいつ直るかわからないし、いつ修理できるかはわからない」と言われ、「それで車を預ける人いる?工場が壊れたのは今わかったことじゃないですよね?ここまで来る前に言えましたよね」と思いましたが、ひとまずそこは問題にしません。
選択肢を示し、あたかも僕が車を持ち帰ることを選択したかのように振る舞う様子には疑問を感じましたが、納期が遅れることには特に同意しませんでした。
納車予定日は5/11です。

が、結局、車を預かってもらえたのは5/25。
すでに納期は過ぎています。
ようやく預かってもらったと思ったら、預けた1時間後に担当者から電話がかかってきました。
挨拶を交わして一言目。

「いつまで待てますか?」

「書類申請などの関係で2週間で納車できないかもしれない」などと言っています。
僕からは「2週間で直すと約束したのだから、2週間で直してください。”いつまで待てますか?”はないでしょう」と。

その後、こちらから何度も進捗を確認しましたが、「遅くても7月頭にはすべて完了してご納車が出来る」「来週中には仕上がる」と言っては、その度に約束が破られます。
結局、納車は2週間どころか、2ヶ月以上たった8/3でした。
5/11納車の約束から数えると、3ヶ月近い遅れです。

そして、車検を行なった日にちは6/14となっています。
車検通過から1ヶ月半以上工場に放置されていたことになります。
「車検で問題がない場合、大げさに言えば、納車後1日で壊れても自分たちに責任はなく、車の部品は全て消耗品なので責任は取れない」などと言っていましたが、それは車検後、速やかに納車された場合の話。

修理期間が2週間→2ヶ月に伸びた理由は、「担当者が必要工程を理解しておらず、工場と連携を取っていなかった」ことに尽きます。
具体的に書くと「工場のスケジュールを押さえておらず、スケジュールが確保できなかった」「ようやくスケジュールを確保したものの、事前に工場で車の状態の確認を取っておらず、(担当者の主観では)修理できると思っていた部品が工場では交換が必要との判断になった」「が、在庫がない」「部品入荷待ち」「その間に他の修理が入りリスケ待ち」「必要書類を理解しておらず書類申請待ち」など。

それらを非と認め、今後の改善策をご提案いただければ良いなぁ、と見解をお伺いした次第。
お詫びをいただければなおさら良し。

すると、担当者から返信。

「ご納車日の取り決めに関してはお約束をした記憶は御座いません」との答え。

なるほど。
いつ納車するかなど約束していないとの主張です。
忘れっぽい方のようです。

以下のメールのやり取りを貼り付け、「いえいえ、約束していますよ」と再度連絡。

担当者:修理期間はお預かりしてから2週間程と読んでおります。

佐藤:「そうしましたら、4/27にお預けして、5/11頃に受け取る感じでいかがでしょうか」

担当者:「畏まりました。記述頂いた日程で調整致します」

実際は4/27に車を預けることはできませんでした。
すでに書いた通り、約束の時間に車を持っていったところ、工場設備が故障したと言われ、車を預かってもらうことすらできませんでした。

僕としては「メールをご確認ください。あなたは2週間で納車すると約束していましたよ。その前提で改めて御社の見解を伺わせてください」と言ったつもりでした。

すると、また担当者からの返信。

「今回のお話は、何に対しての損害で解釈すれば宜しいのでしょうか?」
「誠に勝手では御座いますが、明日は休みを頂いておりますので
明日ご連絡頂いた場合は、明後日のご連絡となります」

逆ギレです。

見解は不明。
「じゃあ、どうしろって言うんだ?オレは明日は休みだ」と素敵な回答をいただきました。

どうするつもりもありませんでしたが、どうしろと言われれば、損賠賠償請求権を行使するしかないのかなぁ、と思ったり。
また、「御社としての見解を伺いたい」と伝えたにも関わらず、社内で共有もしていない様子。

現在は社内で共有の上、会社としての見解を示すよう促していますので、明日以降、連絡が来るのでしょう。
いや、来ないかもな…。
さらに人間の嫌な面を見ることになるんでしょうかね?


ちなみに釣りは大漁でした。

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:追記

社内で共有の上、会社としての見解を示すよう促したその後、担当者の上司から連絡がありました。
平謝りです。
「この件を社内に周知し、再発防止に努める」とのことでした。

僕からは「今回の件を時系列に沿って報告書にまとめて提出してほしい」と要求しました。

約束の提出期限を超えること数日、報告書が届きました。
報告書というレベルではなく、担当者が時系列を断片的に文章でまとめただけの未熟なものでした。
その中には「当初の予定を超えて作業の追加依頼があったため、止むを得ず納期が延びた」との記述がありました。

当初の予定から追加になった作業はすでに書いた通り、後部バンパーの交換だけです。
部品交換に伴う構造変更手続きが必要なことは最初からわかっていたことですし、構造変更手続きをすれば、その時点で車検を取り直す必要があることも分かりきっています。
つまり、この車屋さんはパンパー交換に1.5ヶ月かかる会社だということになります。

そんな報告書を部下がまとめても、上司はそれを疑問に思わない会社なのだとすれば、「再発防止に努める」は期待できそうにありません。
人生の時間をムダにしたくありません。

僕はそれ以上、車屋さんに連絡を取ることをやめました。

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