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決勝Tがかかるポーランド戦。残り時間は攻めか守りか?朝日新聞「アジアで熱くなれ」AFCアジアカップサッカー応援イベント

こんにちは!コダカです。

今日(2018年12月6日木曜日)は汐留に朝日新聞「アジアで熱くなれ」AFCアジアカップサッカー応援イベントに参加してきました!

第一部はプレーバック2018

第一部は朝日新聞デジタルさんの記事を見ながら今年1年(ほとんどがW杯関連)を振り返るという座談会でした。

登壇者、槙野智章選手(サッカー日本代表/浦和レッズ)
金子達仁さん(スポーツジャーナリスト)、潮智史記者(朝日新聞スポーツ部記者)、林幹益記者(朝日新聞デジタル編集部記者)、日々野真理さん
(スポーツキャスター)

まぁ、凄かった。世界的に批判を浴びた、あの「ボール回し」の真相を当時ピッチにいた槇野選手が赤裸々に語った第一部。

あの「ボール回し」とは? 2018年ロシアW杯、グループリーグ第3戦日本VSポーランド戦にて、0−1と日本が1点リードされている状況で、残り10分から日本がディフェンスラインでボールを回し始めた。 グループリーグ4チーム中2チームが決勝トーナメントに進めるのだが、同時刻に他会場で行われているセネガルVSコロンビアにて2位争いをしているセネガルが0−1で負けているため、セネガルと最終勝ち点、得失点、総得点、直接対決でも引き分け、で並ぶが警告ポイントで優位な日本の決勝トーナメント進出が決まるというレギュレーションだった。この現状維持での試合終了を狙うためボール回しで警告を受けないようにして試合時間を消費し、セネガルVSコロンビアのスコアが動かないまま終わるというプランの賭けに出た。尚、対戦相手のポーランドは既にグループリーグ敗退を決めており無理なチェイスをしてこなかった。結果、日本は警告を貰わずセネガル戦のスコアも動かず、日本の決勝トーナメント進出が決まった。試合終了後、日本のみならず全世界的に賛否が分かれるプレーとなった。

記者 「あのポーランド戦ですが他会場の状況によっての戦い方について事前準備はあったんですか?」
槇野選手 「なかったです。(西野監督は)選手間で決めてくれというスタンスだったので。」
槙野選手「長谷部選手の投入で状況がわかったし、吉田麻也選手が偶然大型ビジョンに映った『このまま行けば日本2位』という観客のスマホ画面に気がついていました。」
登壇者複数「プレー中にすごい。」
会場もどよめきます。

記者「フェアプレイポイント(セネガルより優位)のことは知っていた?」
槙野選手「知らなかったです。長谷部選手が『このままでいい!イエローはもらうな』と言っていたが理由がわからなかったです。」
会場全体の視線が槙野選手に集中。さらに続けます。
槙野選手「守備陣は戦い方がわかったが11人全員が共有できていなかった。探り探りでボールをディフェンスラインで回し始めました。そして、確認のためにボクが直接西野さんに『これでいいんですよね?』と聞きにいったんです。そしたら、、、」

槙野選手「(大声で)あーー!」って言ったんですよ」

会場・登壇者全員「!?」
記者「それは…」
槙野選手「他の試合の状況と目の前の試合への指示とでテンパっていたのかな。」
金子さん「あぶねーーーー!笑」

※以上、発言は大意です。

 事前にターンオーバーがマスコミにバラされたり、負傷交代のアクシデント、後半ポーランドの圧力が大きくなる中、なんとか薄氷を踏みながらたどり着いた試合終了10分前。後半槇野選手がイエローをもらい、セネガルと2点差に縮まったフェアプレーポイントの優位維持と他会場のコロンビアの勝ちを願うという、いよいよ追い詰められ究極の選択に賭けた日本。準備期間も少なく代表監督が交代した綻びか、ボール回しの裏で起きていたピッチとベンチの意志伝達の混乱。W杯の現場での極限の緊張感が伝わってくる槙野選手の話でした。

 その夜、西野さんが選手たちに向かって守りに入った采配を謝罪し、キャプテン長谷部選手を中心に、決勝トーナメントで活躍して離れていったファンを取り戻そうと、チームがより一層団結したそうです。
 色々ありましたが、この代表選手たちと西野監督だからこそ達成できたベスト8が見えた殊勲のベスト16だったのかなと思います。

第二部はアジアカップかく戦う

 この第二部も現役のサッカー日本代表森保一監督がアジアカップ直前に話すという大変レアな機会でした。

登壇者、森保一監督(サッカー日本代表監督)、藤木健記者(朝日新聞スポーツ部記者)、中西哲生さん(スポーツジャーナリスト)
 
 これまでの4試合を振り返りながら森保監督に試合への臨み方や選手の招集についての話が聞くことができました。

 その中でもっとも印象に残っているのがウルグアイ戦での戦う意識についての話でした。
森保監督「目線を同じにして戦おうとした。(実際に多くの日本選手が日常的に欧州リーグで相手と同じチームだったり対戦をしている)目線が同じだったからW杯でベルギーともほぼ互角の戦いができた。リスペクトと分析は必要だが自分たちの持っているものをぶつけるのが前提。」
森保監督「(その結果として)日本サッカーの自信がウルグアイ戦(4−3で勝利)に出ていた」とも。

 事前募集の質問で「人材育成で心がけていることはなんですか?」を受けて丁寧に回答。
森保監督「その選手のいいところ、ストロングポイントを見つけてあげて、失敗して成長できる環境を作ってあげたい」と。
その話が終わったところで、中西さんが続けざまに聞きます。
中西さん「監督のストロングポイントはなんですか?」
森保監督「(うーんと少々考えた後)自分だけの考えを押し付けない、選手の感覚を大事にするところ」
中西さん「森保監督は、透明性のある競争をさせてあげられるところだと思います」と言っていました。

 最後、中西さんが〆の挨拶で「2050年までに自国開催のW杯で日本代表が優勝することが夢です。その夢を諦める方法より、叶える方法をみんなで考えていきましょう。」と晴れやかな表情でおっしゃっていて、とてもいい言葉すぎて鳥肌が立ちました。

 今日はW杯や代表監督の考え等いろいろな話が聞けたこと、代表スポンサーのファミリーマートさんからお土産を頂戴したりで大満足でした。

 来年一月からのアジアカップも楽しみです。
 みんなで日本代表を応援しましょう!

↑報道写真の展示やアジアカップ公式使用球の展示もありました。
このイベントの詳細は朝日新聞等で特集されるそうです。

最後までおつきあいありがとうございました。

つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。 もっと上手に書けるよう精進します。