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なんとなくを選ぶ豊かさ

実はわたしはいままでずっと、
「着なくなった服=パジャマ」
だと思って生きてきました。

クッタクタになったTシャツに、
いつから着てるかわからない、
ヨッレヨレのスエット…

そう、
パジャマを買ったことがなかったのです。

それを最近、
「パジャマとして売られているものを買う」
に変えてみたのですが…

これがめっちゃ快適!
(第一発見者かのように)

肌触りといい、吸水性といい、
寝起きの心地よさといい、
なんで今まで着てこなかったのか…

それからはすっかり、
「パジャマ買う族」になりました。

元々あまり服に執着がないので、
服を選ぶ基準は…

なんとなく着心地がよくて、
なんとなく干してもシワになりにくくて、
なんとなく飽きなさそうなヤツがいいな。

という、
「なんとなくファッション」…

わたしがおじさんに生まれていたら、
(彼らも生まれつきおじさんではないが)
「常にゴルフウエア族」だったかもしれません…

ただ、
この「なんとなく心地いい」
って結構あなどれないと思うのです。

頭で良し悪しを理解して買うよりも
圧倒的に「なんとなく」の方が
取り入れやすいし、習慣になりやすい。

だって、
わざわざ買わなくても寝られるのに、
「なんとなく」心地よくて、
パジャマにお金を出すのです。

そして、
買わなくても寝られることを知ってるけど、
今後パジャマを買い続けると思います。

安くてそれなりのもの、
高くてもいいもの、
どっちも知ってて選ぶ「なんとなく」は、
かなり「豊か」だと思うのです。

これは、
衝動買いや買い回り品とも違くて、
QOLとか外から示された価値観とも違くて、

「そういう暮らしが自分に合ってる」と
自分の内側から無意識的に
チューニングするような感じだと思うのです。

高いものを買えるから豊かじゃなくて、
いいと思えるから豊かとも言えるかも。

そしてこの「なんとなく」に
いかにたくさん出会えるか。

楽さ快適さだけじゃなく、
手間はかかるけど「なんとなく」好き。
そんなものに出会えたらきっと、
もっと豊かに暮らしを楽しめると思うのです。

ものを買う側にとっても売る側にとっても、
そんな感覚って大事なんじゃないかな?
と思っています。

あなたにとっての、
なんとなく心地いいって何でしょう?

自分のカトラリーブランドを持つ&日替わり古民家bar運営の夢を持つ、駆け出しのフリーランスにご加護を!