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3歳児と行く、三浦半島最高峰・大楠山の登り方

先日娘と奥さんの3人で山登りに行ってきたのでそのことを書こうと思う。

https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4450/kankoumap/oogusuyama.html

大楠山。標高242m。神奈川県三浦半島における最高峰である。3歳9か月の娘が今回アタックするのは前田橋ルート。大人の足で70分、娘の足だとまあ90分はかかるだろう。かなりの難コースだ。

あらかじめ断っておくけれど、登山は危険だ。これを読んで安易に「楽しそう、3歳でも登れるのならうちの子でも…」と思ったのなら、やめた方がいい。こう見えてうちの娘にはかなり慎重に登山の経験を積ませている。一口に三歳児といってもその成長は様々なので、当然のことではあるけれど、子どもの技量に応じた低山から少しずつステップアップしていく必要がある。

2歳5か月の娘がマンションの12階まで階段で登る動画である。なんで?って思うかもしれない。理由はよく分からないが、娘は昔から階段や坂道を登るのが好きなのだ。

娘は登山が好きなのでは、と直感的に感じたので小さい頃から一緒に山登りをしている。これは23区最高峰、愛宕山に登ったときの写真である。標高は26m。愛宕山の数ある登山道の中でも最高難易度を誇る出世の階段ルートである。ご存知ない方に念のため説明しておくと、出世の階段は大人でもびびるほどの急勾配であり、同じ愛宕山の登頂でも、裏側の参道を歩くのと、表の出世の階段を登るのとでは難易度がまるで違う。例えるならマッターホルンにおけるアイガー北壁のような異次元の高難度である。

当時の娘は若干2歳11か月。登頂後、山頂の愛宕神社の社務所で「愛宕山の最年少登頂記録ってありますか?」と聞いてみたら、そういう記録はありません、とのことだった。ぐぐっても最年少記録のことなど出てこないので、当面はうちの娘の2歳11か月こそが愛宕山・出世の階段ルートの最年少登頂記録、ということになる。言ったもん勝ちである。

そこから登る山の標高を徐々に高くしていき、今回の大楠山242mに至る。これはそんな娘の成長の軌跡である。

最寄り駅はJRの逗子もしくは京急の新逗子。

でもJRの方には大船軒があるのでこちらで弁当を買っていくのをお勧めしたい。

知らない方のために説明すると、横浜の崎陽軒・シウマイ弁当に相当するのが湘南の大船軒・押し寿司弁当である。せっかく湘南に来て弁当を買うのなら大船軒の押し寿司がおすすめだ。

逗子駅のロータリー2番乗り場からバスが出てる。新逗子から行く場合も同じバスだ。降りる停留所は前田橋。駅からだいたい20分ちょっとである。

バスを降りるとすぐ大楠山ハイキングコースへの案内がある。

100mも歩くと前田川という川にである。川沿いの舗装路か前田川遊歩道のどちらを通っても大楠山に行けるが、せっかく来たなら前田川遊歩道がおすすめである。

こんな感じの遊歩道が延々続く。最高だ。

もちろん娘は大喜びである。

滝もある。

水は澄んでかなりきれい。

川のせせらぎが心地いい。

舗装路を選んだ場合でもここで遊歩道と合流する。ここから大楠山だ。

こんな感じの階段を延々と登っていく。

あっ、これはチャートではないだろうか。ブラタモリで見た。分かんないけど。

ハチの巣が落ちてた。

なめこでは?

いろいろ探しながら山登りすると楽しいね。

お昼ご飯。

登ったり、降ったり。

うんせ、うんせ。

深呼吸。

またキノコ発見。

測候所だ。

山桜が咲いてる。

山頂はもう少し。

着いたぞーッ!大楠山の三角点、まごうことなき山頂である。大楠山・前田橋ルート、ノーおんぶ、ノーだっこ、完全自力登頂である。よく頑張った!

記念写真。

うちの娘、写真に撮られるのが好きで、何通りもポーズをとってくれるのだ。モデルみたい。せっかくなので全部載せる。

良かったね。

来た道を引き返す。

このまま大楠山をつっきって反対側の衣笠まで抜けるルートが面白そうなんだけど、今の娘の体力では無理である。もうちょっと大きくなったらまたこようね。

帰りのバスで泥のように眠る娘。車窓から見た葉山の海の夕日がとても奇麗だった。お疲れさまでした。

東京の下町在住。 趣味は写真。酒は人生。最近は娘の成長をブログに綴ってます。 今までの寄稿記事→ http://www.mizuhebi.com/work ブログ→ http://www.mizuhebi.com/